チート級能力は学園では封印します。
1
都内の私立高校。
ごく普通の高校生達がごく普通に通う、どこにでもある平凡な学校だ。
日々若々しくエネルギーに満ちあふれた学生たちが、門をくぐり、教養を身につけるため勉学に励んでいる。
放課後には数え切れないほどの部活が活動し、運動部の大きな掛け声がグラウンドに響き青い春を感じさせる。
ただ、一点だけ違う点を挙げるとすれば、それは『成績や実績によって、学内での待遇が大きく変化する』という点だ。
教室は成績ごとに分けられ、部活は個人の実績ごとにレベル分けさられている。
テストの成績が良ければ成績の優秀なものが集められたクラスに割り振られやすく、部活で実績を積めば、それまで以上の活動ができる環境が与えられる。
生徒たちを能力によって振り分け、それぞれのレベルに合わせた教育を与えるシステムが学園最大の色だと言える。
生徒たちひとりひとりに価値をつけ、互いに競わせ向上させる。
学園の名は、市立帝桜学園。
***
「えっと、確か……」
この春、無事に帝桜学園に入学し、晴れてその制服に見を包むこととなった少年『四葉蒼』。
期待と不安を抱え、新しい教室へと続く廊下を歩いていた。
この学園に来るのは入試のとき以来二度目になるが、ここに来た者がまず始めに驚くのは、学園の敷地内の広さだ。
大学キャンパス以上の広い敷地に、いくつもの大きな校舎や施設がそびえ立つ。
その内の一つが一年生校舎らしく、一年生の教室はその校舎内に集中している。
今日はまず、新入生は指定された教室で待機。
そして、クラスごとに入学式会場へ向かうようだ。
校舎内は自分の教室を探し回る新入生たちでごった返している。
「流石にここまでくれば人も少ないな……」
蒼の教室は一年G組。校舎一階、一番奥の教室。
一番奥なだけあって、G組の教室の前には人混みはなくなっていた。
G組前はとても静かだったが、人混みが苦手な蒼からしてみれば、この教室に振り分けられたのは運がいいと言える。
教室の前のドアから入ると、すぐに教室内の視線は蒼に集まった。
――そんなに見なくても……。
そう思いながらもしかし、今の蒼は目が隠れるほどの前髪、その間から覗く黒縁メガネに背は低くないとはいえ小さく縮こまったような猫背ときた。
見るからに根暗な人間は冷たい視線に打たれるのが昨今の若者の間では当たり前のようになっている。
蒼のような人種には行きにくい世の中だろう。
早速教室内ではあいつには関わってはいけない、という雰囲気が漂い始めている。
といっても、蒼にとってはこの立ち位置、自分でもなかなかに気に入っているのだ。
人が誰も寄ってこない。
それはつまり、すべての時間が自分のものであるということ。
すなわち自由なのである。
邪魔なのはたまに湧いてくる不良(蛆虫)くらいである。
蒼のようなか弱い生物を見て、自分が強くなったように錯覚して偉そうになる不良ども。
蒼にとっては、自分をこき使い、自由空間に土足で踏み込む連中は便所に湧き出た蛆虫なのだ。
――いや、それだと僕が便所になってしまうか。って今はそれよりも……。
蒼は黒板に貼られた紙に視線を向けた。
書かれていたのは座席表。
「僕の席は……窓側の一番後ろ」
――うん、悪くない席だ。
後ろのロッカーは近く、教師との距離が遠いことで精神的にも落ち着く。
さらに窓からは心地よい風、外の景色が心を穏やかにする。
なにより後ろに人がいない=人の視線を浴びない=目立たない。
という方程式が成り立つのだ。
こういうときは出席番号順に並べられ、それは名前順であることが多い。
蒼は四葉という名字と両親に感謝した。
席に着き、カバンを机の横のフックに掛け着席する。
教室にはすでに数人が着席していて、運良く同じクラスに知り合いがいた者たちは、教室の後ろや一人の席を中心に話し込んでいた。
蒼は、自分にはそんな人間はいないことはわかっているので、椅子に座るやいなやすぐに机に突っ伏した。
そしてそのまま横目で教室の中を見回し、どんな人間が同じクラスにいるのかを観察。
机に座ってじっと読書する生徒もいれば、ギャーギャーと馬鹿騒ぎする生徒もいる。
数人の男女グループを作るイケイケなグループ、派手な身なりをしたヤンキーグループも。
――関わると面倒そうなグループとは関わらないようにしよう……。
ヤンキーグループから目を離し、突っ伏したまま教室後方で話していた男子二人の会話に耳を傾ける。
「お、おい……あれ……」
「うお!! ……まじかよ!!」
――どうしたんだろう?
その些細なこせつきはやがて教室全体へと広まり、蒼は何事かと顔を上げ教室を見渡した。
するとクラス中の人間が教室前方、黒板の前で座敷表を見つめる女子生徒に注目していた。
その女生徒は、自分の席を把握したのか、黒板から目を離し後方に振り向いた。
そしてようやく、蒼はクラスのざわつきの理由を理解した。
その女生徒はとてつもない美少女だったのだ。
長く蒼い髪をなびかせ、エメラルド色の碧眼を合わせ持っている。
そんな彼女に、教室の男子はもちろん、女子さえも目を奪われていた。
出るとこは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。
スタイルの方も申し分ない。
いつの間にか蒼もまじまじと彼女を見ていた。
それに気づき、焦りつつもさり気なく視線を外す。
――どんなにきれいでも、僕のような人間には縁のない人だな。
――期待するだけ無駄なのは知ってるよ。いや期待なんてしてないけどね。
男女問わず、皆の視線は彼女に集まりひそひそと話す声が教室に響く。
彼女を見た女子たちの賞賛をつぶやく声、思春期真っ盛りの男子高校生らしい話し声も聞こえてくる。
女子に聞かれたら、入学早々変態のレッテルを貼られるかもしれないというのに。
すると、その教室中の視線を集めた美少女は、蒼の元へと歩み寄ってくる。
彼女が歩くと同時にクラス中の視線も蒼へと近づいてくる。
誤魔化すように再び机に伏せ、伸びた前髪の間から近づく彼女を覗き見る。
目の前まで歩いてくると、彼女は蒼の前の誰もいない席に腰を掛けた。
どうやら蒼の一つ前の席が彼女の席らしい。
席に座ると彼女は、カバンから一冊の本を取り出し静かに読書を始めた。
先程まで教室前方に集中砲火されていた熱い視線は、蒼のすぐ目の前に向けられている。
自分が見られているわけではないとわかってはいるが、途端に居心地が悪くなったように感じた。
それから教室に入ってくる人は皆、その少女に視線を向け、担任の教師が教室に入って来た頃には蒼は、その視線によるプレッシャーで精神的に疲弊困憊だった。
――よりにもよってなんでこんなに人の視線を集める人が目の前の席なんだろう。運が悪い……。
蒼は自分の名字と両親を恨んだ。
チャイムと同時に教壇に立った教師は、皆を席につかせると黒板に名前を書き始めた。
「ええ、このクラスの担任をすることになった『松風恭吾』だ。担当科目は理科。まだ入学したばかりで皆わからないことも多いだろうから、何かあればなんでも聞いてくれ。一年間よろしく」
自分の自己紹介を終えると松風は、教室前方の廊下側の席から順に自己紹介をするように言った。
座席は出席番号順、一番最後が蒼。
教室には四十人ほどの生徒がおり、ひとりずつ自己紹介をしているわけなので、それなりの時間はかかった。
しかし、油断しているといつの間にか自分の列まで順番は回ってきており、あっという間に目の前の美少女の順番が回っていた。
他の生徒の自己紹介には全く関心を示さなかった生徒たちも、彼女の番が回ってくると途端に目の色を変えて、彼女に熱い視線を送り始める。
その視線の送り先の美少女は、静かに席を立つとゆっくり口を開いた。
「えっと……『夜空瑞穂』っていいます。知ってる人もいなくて不安だらけだけど、みんなと仲良く学園生活を送っていけたらいいなって思います。よろしくお願いします」
緊張した様子で自己紹介を終え瑞穂が席に座ると、再び教室はざわつき始めた。
クラスの者たちは近くの席同士で話し合ったり、それぞれ彼女の情報を頭に入れるようにつぶやいたりしている。
彼女の美しく澄んだ声色にうっとりとするものも少なくない。
まるで神秘の森の奥深くにある泉の畔で、精霊が奏でるハープの音色のようだ。
なんて思ってる暇もなく、蒼の順番は回ってきた。
すでに瑞穂のときの熱い視線はなくなっている。
自己紹介がやりやすくなって助かったと内心ホッとしながら立ち上がる。
「……四葉蒼です。よろしくお願いします……」
無難でなんの飾り気もない自己紹介。
誰も興味を示さない。
これでいいのだと蒼は一人頷く。
自己紹介が無事に終わると、松風が再び説明を始める。
「ちょうどいい時間だな。廊下に番号順に並べ。入学式のある体育館まで案内する」
ごく普通の高校生達がごく普通に通う、どこにでもある平凡な学校だ。
日々若々しくエネルギーに満ちあふれた学生たちが、門をくぐり、教養を身につけるため勉学に励んでいる。
放課後には数え切れないほどの部活が活動し、運動部の大きな掛け声がグラウンドに響き青い春を感じさせる。
ただ、一点だけ違う点を挙げるとすれば、それは『成績や実績によって、学内での待遇が大きく変化する』という点だ。
教室は成績ごとに分けられ、部活は個人の実績ごとにレベル分けさられている。
テストの成績が良ければ成績の優秀なものが集められたクラスに割り振られやすく、部活で実績を積めば、それまで以上の活動ができる環境が与えられる。
生徒たちを能力によって振り分け、それぞれのレベルに合わせた教育を与えるシステムが学園最大の色だと言える。
生徒たちひとりひとりに価値をつけ、互いに競わせ向上させる。
学園の名は、市立帝桜学園。
***
「えっと、確か……」
この春、無事に帝桜学園に入学し、晴れてその制服に見を包むこととなった少年『四葉蒼』。
期待と不安を抱え、新しい教室へと続く廊下を歩いていた。
この学園に来るのは入試のとき以来二度目になるが、ここに来た者がまず始めに驚くのは、学園の敷地内の広さだ。
大学キャンパス以上の広い敷地に、いくつもの大きな校舎や施設がそびえ立つ。
その内の一つが一年生校舎らしく、一年生の教室はその校舎内に集中している。
今日はまず、新入生は指定された教室で待機。
そして、クラスごとに入学式会場へ向かうようだ。
校舎内は自分の教室を探し回る新入生たちでごった返している。
「流石にここまでくれば人も少ないな……」
蒼の教室は一年G組。校舎一階、一番奥の教室。
一番奥なだけあって、G組の教室の前には人混みはなくなっていた。
G組前はとても静かだったが、人混みが苦手な蒼からしてみれば、この教室に振り分けられたのは運がいいと言える。
教室の前のドアから入ると、すぐに教室内の視線は蒼に集まった。
――そんなに見なくても……。
そう思いながらもしかし、今の蒼は目が隠れるほどの前髪、その間から覗く黒縁メガネに背は低くないとはいえ小さく縮こまったような猫背ときた。
見るからに根暗な人間は冷たい視線に打たれるのが昨今の若者の間では当たり前のようになっている。
蒼のような人種には行きにくい世の中だろう。
早速教室内ではあいつには関わってはいけない、という雰囲気が漂い始めている。
といっても、蒼にとってはこの立ち位置、自分でもなかなかに気に入っているのだ。
人が誰も寄ってこない。
それはつまり、すべての時間が自分のものであるということ。
すなわち自由なのである。
邪魔なのはたまに湧いてくる不良(蛆虫)くらいである。
蒼のようなか弱い生物を見て、自分が強くなったように錯覚して偉そうになる不良ども。
蒼にとっては、自分をこき使い、自由空間に土足で踏み込む連中は便所に湧き出た蛆虫なのだ。
――いや、それだと僕が便所になってしまうか。って今はそれよりも……。
蒼は黒板に貼られた紙に視線を向けた。
書かれていたのは座席表。
「僕の席は……窓側の一番後ろ」
――うん、悪くない席だ。
後ろのロッカーは近く、教師との距離が遠いことで精神的にも落ち着く。
さらに窓からは心地よい風、外の景色が心を穏やかにする。
なにより後ろに人がいない=人の視線を浴びない=目立たない。
という方程式が成り立つのだ。
こういうときは出席番号順に並べられ、それは名前順であることが多い。
蒼は四葉という名字と両親に感謝した。
席に着き、カバンを机の横のフックに掛け着席する。
教室にはすでに数人が着席していて、運良く同じクラスに知り合いがいた者たちは、教室の後ろや一人の席を中心に話し込んでいた。
蒼は、自分にはそんな人間はいないことはわかっているので、椅子に座るやいなやすぐに机に突っ伏した。
そしてそのまま横目で教室の中を見回し、どんな人間が同じクラスにいるのかを観察。
机に座ってじっと読書する生徒もいれば、ギャーギャーと馬鹿騒ぎする生徒もいる。
数人の男女グループを作るイケイケなグループ、派手な身なりをしたヤンキーグループも。
――関わると面倒そうなグループとは関わらないようにしよう……。
ヤンキーグループから目を離し、突っ伏したまま教室後方で話していた男子二人の会話に耳を傾ける。
「お、おい……あれ……」
「うお!! ……まじかよ!!」
――どうしたんだろう?
その些細なこせつきはやがて教室全体へと広まり、蒼は何事かと顔を上げ教室を見渡した。
するとクラス中の人間が教室前方、黒板の前で座敷表を見つめる女子生徒に注目していた。
その女生徒は、自分の席を把握したのか、黒板から目を離し後方に振り向いた。
そしてようやく、蒼はクラスのざわつきの理由を理解した。
その女生徒はとてつもない美少女だったのだ。
長く蒼い髪をなびかせ、エメラルド色の碧眼を合わせ持っている。
そんな彼女に、教室の男子はもちろん、女子さえも目を奪われていた。
出るとこは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。
スタイルの方も申し分ない。
いつの間にか蒼もまじまじと彼女を見ていた。
それに気づき、焦りつつもさり気なく視線を外す。
――どんなにきれいでも、僕のような人間には縁のない人だな。
――期待するだけ無駄なのは知ってるよ。いや期待なんてしてないけどね。
男女問わず、皆の視線は彼女に集まりひそひそと話す声が教室に響く。
彼女を見た女子たちの賞賛をつぶやく声、思春期真っ盛りの男子高校生らしい話し声も聞こえてくる。
女子に聞かれたら、入学早々変態のレッテルを貼られるかもしれないというのに。
すると、その教室中の視線を集めた美少女は、蒼の元へと歩み寄ってくる。
彼女が歩くと同時にクラス中の視線も蒼へと近づいてくる。
誤魔化すように再び机に伏せ、伸びた前髪の間から近づく彼女を覗き見る。
目の前まで歩いてくると、彼女は蒼の前の誰もいない席に腰を掛けた。
どうやら蒼の一つ前の席が彼女の席らしい。
席に座ると彼女は、カバンから一冊の本を取り出し静かに読書を始めた。
先程まで教室前方に集中砲火されていた熱い視線は、蒼のすぐ目の前に向けられている。
自分が見られているわけではないとわかってはいるが、途端に居心地が悪くなったように感じた。
それから教室に入ってくる人は皆、その少女に視線を向け、担任の教師が教室に入って来た頃には蒼は、その視線によるプレッシャーで精神的に疲弊困憊だった。
――よりにもよってなんでこんなに人の視線を集める人が目の前の席なんだろう。運が悪い……。
蒼は自分の名字と両親を恨んだ。
チャイムと同時に教壇に立った教師は、皆を席につかせると黒板に名前を書き始めた。
「ええ、このクラスの担任をすることになった『松風恭吾』だ。担当科目は理科。まだ入学したばかりで皆わからないことも多いだろうから、何かあればなんでも聞いてくれ。一年間よろしく」
自分の自己紹介を終えると松風は、教室前方の廊下側の席から順に自己紹介をするように言った。
座席は出席番号順、一番最後が蒼。
教室には四十人ほどの生徒がおり、ひとりずつ自己紹介をしているわけなので、それなりの時間はかかった。
しかし、油断しているといつの間にか自分の列まで順番は回ってきており、あっという間に目の前の美少女の順番が回っていた。
他の生徒の自己紹介には全く関心を示さなかった生徒たちも、彼女の番が回ってくると途端に目の色を変えて、彼女に熱い視線を送り始める。
その視線の送り先の美少女は、静かに席を立つとゆっくり口を開いた。
「えっと……『夜空瑞穂』っていいます。知ってる人もいなくて不安だらけだけど、みんなと仲良く学園生活を送っていけたらいいなって思います。よろしくお願いします」
緊張した様子で自己紹介を終え瑞穂が席に座ると、再び教室はざわつき始めた。
クラスの者たちは近くの席同士で話し合ったり、それぞれ彼女の情報を頭に入れるようにつぶやいたりしている。
彼女の美しく澄んだ声色にうっとりとするものも少なくない。
まるで神秘の森の奥深くにある泉の畔で、精霊が奏でるハープの音色のようだ。
なんて思ってる暇もなく、蒼の順番は回ってきた。
すでに瑞穂のときの熱い視線はなくなっている。
自己紹介がやりやすくなって助かったと内心ホッとしながら立ち上がる。
「……四葉蒼です。よろしくお願いします……」
無難でなんの飾り気もない自己紹介。
誰も興味を示さない。
これでいいのだと蒼は一人頷く。
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