無感情の勇者

壊幽

7話 怪人仮面マスク

「お前何歳?」
「15」
「18かー」

「耳狂ってんのかお前」

「じょ、冗談だってー」

「宿屋に行こ……」
「どこいった?」
「ナンパでもしていったのか?」


「おーいカイーン」
「お前どこ行ってたんだ?」

「行こうぜ!クエスト!」
「……」
ギリアスが手にもっていたのは
怪人仮面マスクとか言うわけのわからない名前の討伐クエストの紙だった

俺はそれを見て

「ブゴベ!!」

思いっきり顔面を殴った

無感情で、いやちょっとキレ気味で

「痛ってー!なにすんだよ!」
「こっちがなにすんだよ、宿屋に行ってゆっくり休みたいのに」

「ご、ごめん、でも!これだけ!お願いします」
「お前武器は?」
「え、お前ギルド受け付けの所に武器とかおけんの知らないの?」
「そうなのか」
「ああ、そうだよ」
「あれ?置いてなかったのか?」
「ああ」 
「じゃー、何で丸腰なんだ?」
俺の、腰を見て
「腰に短剣なんて、あてにならないだろ」
「その辺は、いつかわかる」
「そうかよ」
「で、お願い!」

「はー、行くぞ」
「やったー!!」
「ちょ!ちょっと待ってくれ!」
ギリアスは、ギルド受け付けに走っていった

鉄の槍を持って出てきた
「さぁ、行こうぜ!」
「ああ」

「クラスは、どれくらいなんだ?」
「黒」
「そうか」
「場所は?」
「洞窟にいるんだって」
 「そうか」



鳥の鳴き声がチュンチュンと聞こえてくる

「ついたな!」
「そうか」
「さっきからそうかしかいってなくね」
「そうか」
「聞き忘れたけど」
「ん?なんだ?」
「お前何歳なの?」
鳥の鳴き声が一瞬にして聞こえなくなり、風が吹いた

俺、変なこといったか?

「いざ、戦うぞ!って時に、年齢聞くか、普通」
「ああ、聞く」
「うっ……17だよ」
年上なのか……
「よし、行こうぜ!」
「ああ」


 
ポタ、ポタ……
洞窟の中では、水滴が落ちてくる
この洞窟は狭い……ギリアスの槍を振れないだろうな
俺のエクスカリバーも振れないと思う
俺は、腰に付けている短剣をとろうとしたその時

「やぁやぁ!」
「「!?」」

シルクハットの帽子に目に仮面をつけており
目と鼻が見えない、見えるのは、口だけ
そして、モンスターとは思えない服装どっちかと言うと研究者みたいな白衣の格好をしている
人型の魔獣?
いや、どう見ても人間にしか見えない……

「な、なんだ!?」
「お、お前が怪人仮面マスクなのか!?」
「ご名答……」
「よし、達成方法は、こいつの仮面だから早く倒して、取ろうぜ」
「いや、待て」
「な、なんだよ」
「こいつは、人間だ」
「は?」

「はは!私が、人間だと言うことに気づいたのは、あなたで一人目ですよ」
「頭が、輝いてるお方」

「!」 
「お、おい」 
「俺も、傷つくだろうな、と思ったから我慢して言わなかったのに!」
ギリアスの言葉にちょっとピクッときたので
ギリアスの方を向き
「ど、どうした?」
「死ね」
「へ?」


「がー!!!ちょ!まっ!!やめ!!!!!
ぎゃーーーーー!!!」

「カ…イン……さん、も、もう…辞めて…くだしゃい」
「ああ、そうだよ」
「な、にが」
「俺は、ハゲてるよ」 




「10歳の頃は、毛が生えてたよ、それは、もうフッサフサにね」
「その頃は、笑った事はなかったが
それなりに感情は、あったさ」
「だけど11歳の誕生日を終えて、朝に起きたら毛が全部抜け落ちて俺は、ハゲてたんだよ」
「その時から11歳の事を魔の歳と読んでいる」

カインの顔は、怒りと殺気に満ち溢れている


「そ、それはー申し訳ありません」
「もういい」
「俺、殴られ損じゃね」
「は?」
俺は、ギリアスを睨んだ
「ひっ!」

「で、話を戻すが何で普通の人間なのに怪人と言われているんだ?」

元の顔に戻った

「え、まぁ」
仮面男は、少し動揺しながらも昔の事を、話してくれた
「私は、物心ついたときからご両親を亡くしています」
「叔母に育てられました」
「ですが、叔母は歳を取っていましたから」
「8歳の頃に亡くなりました」
「そこから私は、一人になりました」
「まだ8歳でしたからね、仕事もできません」
「まぁ、20歳になっても仕事は多分できないと思いますがね」
「だからどう生きたいくか?」 
「私は、そう考えました」
「私は、魔法使いの素質がありました」
「だから、小一時間で魔法をマスターしたんです」
「だから私は決めました」
「冒険者になり魔獣などを焼いて、食べて、暮らそうと」
「ですが、その道中にこの仮面とシルクハットが落ちていました」
「後、この白衣」
「服は、ボロボロでしたし。ちょうどいいや、と思い着ました」
「仮面を着けたその時でした」

「ま、まさか仮面が外れなくなった……のか?」
「いえ、普通に外れます」

仮面男は、仮面を外した
その目は青い瞳でとても綺麗だった
女の人なら瞳だけで惚れてしまいそうな
そんな瞳をしていた

「な!!」
「おい、どうした」
「え、お前驚かないのか?」
「なにが?」
「こいつの目は、青いんだぞ!?」 
「だからなんだよ、そんなのいっぱいいるんじゃないのか?」
「な!!知らないなら教えてやる」
「魔王って知ってるか?」
「魔王ってあの?」
「そうだ」
「その魔王の幹部は全員青い目をしてんだよ!」
「!」
俺は、急いで首を仮面男の方に向けた

「はい、そうです」
「ですが、私は魔王の幹部……ではありません」
「産まれた時から私の目は青……だったのです」
「そ、そうなのか」
「なんか、悪い事を言ったな、すまん」
「いえ、構いません」

「まぁ、話を戻しますが」
「仮面を付けたその時でした」
「な、なんと!」

「この仮面っ!スッゴいいいんです!」
「「は?」」
「このフィット感……半端なくいいんです!」

「え、何!?」
「いやだから……」
「もう、言うな!」
「なんか、深刻そうな、話だなーって思った俺を殴りてぇよ!」
「同感だ」
「いや、本当に仮面付けると気持ちいいですよ」 
「気持ち悪いこと言ってんじゃねぇ!!」 




「え、私があなたの仲間に……ですか」
「嫌か」
「嫌じゃないですけど」
「だったらなぜ」
「先程も言いましたが私は、青い目ですから
あなたたちにも迷惑が……」
「お前が悪い奴じゃないってことは、分かってる」 
「ただ、変人なだけ」
「うんうん」
ギリアスが大振りで首を上下に動かす
「ですが……達成報酬は、この仮面なのでしょう」

この、仮面はこいつの生活に欠かせないもの
フィット感は、置いといて
この青い目を隠すため

「お前は、魔王の幹部じゃないんだろ」
「はい」
「だったらいいじゃねぇかよ」
「え」
「違うんだったら自分の本当の姿をさらけだせ」
「ああ、そうだぜ!」
「お前は、黙ってろ」 
「え、えぇ~」

「で、俺たちと冒険しにいくかずっとここで魔獣の肉を食べ続けんのかどうなんだ?」
「………はい」
「はい!行きます」
仮面男は、仮面を俺達に渡した

「名前は?」
「私の名前は、ジク・バリング・モンローです」
「ああ、ジクよろしく」
「はい、こちらこそ」

「あ、後いい忘れてましたが」
「このシルクハット、見た人に変装できるんです」
シルクハットを外した
髪は、青い
どんだけ青がすきなんだよ
「は?」
「え、それ……今言うところ?」
「はい、今言わないと一生言えない気がしまして」
「で?」
「変装して、町にいくのか?」
「いえ、さらけだせって言われましたからね」
「ただの報告ですよ」
「そうか」
「よし、行くかギルド受け付け」




ジク・バリング・モンローのステータス公開! 

ジク・バリング・モンロー
称号  青い瞳    仮面男
                                        Lv 45
体力5600                       最小
攻撃2500
魔法6850
防力3100

スキル
変装Lv10
瞬間移動Lv 3
千里眼Lv 6

魔法
魔法upLv 5
青炎の砲火炎Lv 2
青炎の雨Lv 4
青炎の覇気Lv 1

です!
後、カインは、ギリアスやジクのステータスを超鑑定で見てるって言う設定です
そう言う描写がなく本当にすいません
年齢は、18歳

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