作品情報

Lv1でも魔王倒せる説

鏡夜ユノ

プロローグ Lv1000の英雄

数百年前〜

薄気味悪い黒炎が辺り、一帯を覆い尽くし、物凄い爆発音が鳴り響く

その中に見える一人の影

見た目は銀髪の男で、黒の服を着ている

後ろ側からは、フードがでていて、左手には、静かに白く輝く剣を持っている

銀髪の男の前に数人の禍々しいオーラを放つ者がいる

「くッ！…我ら相手にここまでやるとは…」

男を睨みながら言った

彼らは、魔族にして最悪を齎もたらす存在だ

魔族には、「王」が存在し、それも7人の王(魔王)がいる

その魔王を倒すため、各国からLv300〜600の騎士団を、数百人という人数をまとめ、それを指揮しているのが、この銀髪の男である

だが、魔王の力は想像を遥かに超え、Lvの差も大きかった騎士団は全滅し、銀髪の男は、最後の一人となってしまった

その男は、この世界で誰も到達出来るはずのないLvだった故に、魔王7人を相手に仲間が死んでも、なお一人で立ち向かう

「俺は、お前らを絶対に倒す！！その為に、今、ここにいる！！」

銀髪の男は魔王に白く輝く剣を突き向け叫んだ

……いずれこの戦いは歴史に刻まれ、銀髪の男は「英雄」と呼ばれるようになる

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