おっさん〜異世界を歩く〜

治部郎

11

冒険者のギルドが賑わっている。いや、いつもより騒がしい。

「だーかーら、俺は下位悪魔を倒してきたんだぞ。ランクを上げろよ。」

「それはできません。如何なる理由があろうと、規則は規則なので。」

「大体、数回制度がおかしいんだ。」

「ルールを守っていただかないなら、冒険者剥奪しますよ。それでもいいのですが。」

「くっ、クソが。」

「おうおうどうした。」

「この人がなんの証拠も無いくせに、下位悪魔を倒したっていうんですよ。」

「倒したのが本当なら凄いじゃあないか。まぁでも、証拠が無いなら意味は無いが、なら手合わせしてやる。お前の強さがどの程度なのかを。」



「おおお、ギルドマスターが戦うって。」
「おおお、珍しい。」
「あの、世界に10人もいない程有名な、Sランクだった人が。」
「しかも、その中で最も有名なパーティの1人。」
「どんな、戦いを。」
「って、相手は、この前Cランクになったばかりの兄ちゃんじゃあねぇか。相手にならんな。」
「戦いじゃあねえよ。」
「これはランク昇格試験だよ。なんだってこの兄ちゃん、下位悪魔を倒したらしいよ。」
「こりゃあ、たまげた。それが本当ならBランク昇格間違えなしだな。」
「で証拠が無いから、その実力があるか、確かめる試験らしい。」
「そりゃあ、若い兄ちゃんを応援しなきゃだね。」
「そもそも、戦うんだったらあの兄ちゃん10秒ももたねぇよ。」
「そりゃそうだ。」
「「「ガハハ」」」




「なんか、賑わっていますね。」

「これから昇格試験らしい。」

「へぇー」

「そういえば、お前さんも冒険者じゃあねえか。昇格試験に興味もたねぇのか。」

「ああ、私は通行証としてなったので、別にランクにはこだわりません。それに」

「まあいいか。この際、見ておくか。」

「そうですね。」

こうして、Bランク昇格試験が始まる。


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