おっさん〜異世界を歩く〜

治部郎

5

冒険者ギルドに来てみた。騒がしかった。ギルド内には酒場があり、こんな真昼間から飲んでる人がたくさんいた。はなしを聞いてみた。

「すみません。ここは何をしているところですか?」

「おまえさん、ここを知らないのかい。ここはな、冒険者ギルドって言って、冒険者になる人が来る場所なんだ。冒険者の仕組みは、ランクFから始まり最高ランクSまであるのが一般。さらに上では、ランクEXがある。このランクEXは各国の国の王から認められてなるランクの事のこと。中では王様より、強い権限持ちになれるとか噂になったこともあった。ついでになってみるといい。あんまり、興味なさげに見えるけど、これ、通行証の代わりにもなるから便利なんだよ。なってみな。そこの受付の人に聞けば分かると思うよ。」

「わかりました。通行証の代わりになるのが嬉しいのでなってきます。」

「すみません。通行証の代わりになれると聞いて、冒険者になりたいんですが。」

「まず、冒険者プレートを作るため、銅貨5枚いただきます。ないのであれば、換金しますので、なにかありませんか。」

「お願いします。」

知らない間に獲得していたスキル『虚無空間』で中にある魔物を取り出した。軍人の時の武術で倒した魔物だらけ。といっても下級魔物だが。

「ゴブリン、コボルト、オーク5体ずつ合わせて、5+10+25=40 銅貨40枚です。介入料を引いて、銀貨3枚と銅貨5枚。それとオーク討伐したため、ランクEに昇格です。」

ランクが上がった事はいいけど、特に通行以外使わないので、どうでもよかった。



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