世界と少女と

ノベルバユーザー309750

少女

簡単には変えられない。
自分が犯した罪も、生きていることも、季節も、年も、世界も。
世界は変えられない。
ある悪党がいて、あるヒーローがいる。
私達は、悪党にもヒーローにもなれるわけがない。
主人公じゃない。めいなんかが主人公じゃない。
これは、ある少女が最後に言った言葉。
伝説の種族“ソレジャー族”、どんな手を使ってでも標的を仕留める“特別暗殺部隊”。これらは、非政府組織でありながら、人間社会に必要不可欠なものである。では、自分が“ソレジャー族”とは知らず、ただ二次元だけを追い求め夢を見続ける少女の話をしよう。
 ︎ ︎中学二年、身長140㎝、体重37㎏、血液型AB型、好きな食べ物コーヒー牛乳、趣味アニメ·漫画·ゲーム、典型的な運動不足、肥満、低身長、オタク、プレイヤーネームは主にあしめ。これが今から世界を変えていく少女、嵐山 めいである。そしてめいを特別暗殺部隊に連れて来ようとしている人物がいた。
雷神 叶世である。叶世は、約7800人余りで構成されている、特別暗殺部隊の隊長である。特別暗殺部隊は全て“ソレジャー族”で構成されていて、そのソレジャー族は一人一人違う能力を持っている。もちろん叶世もその一人である。隊長自らの手でスカウトしようとしているのだからめいは相当な力を持っているのだろう。


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