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学生時代

Me-ya

泣かないで、マイ・ラブ 3

-彼に近付きたければ、まずは彼の事を知らないと駄目だ。

そう思った私は、その日からストーカーよろしく彼の後をついて回った。

…もちろん、彼に気付かれないように。

朝は日が昇る前に起きて、寮の玄関を見張る。

そして、彼の大学へ行く後ろ姿を眺めながら私も大学へ。

-彼と一緒に大学へ行けるなんて…幸せ-

学部が違うので授業は一緒に受ける事ができないけど、昼は学食へ。

彼が注文した料理を、私も注文する。

-彼と同じ空間で、彼が食べている料理を私も一緒に食べているなんて…幸せ-

そして、午後の授業が終了すると、彼は真っ直ぐ寮に帰りそのまま、出て来る事はなかった。

どこかの店に寄り道をするでもなく、遊びに出かけるでもない。

だったら休みの日に出かけているのかと思い、朝、早くから寮の前で彼が出てくるのを待っていたが、日が落ちてからも彼が出て来る様子はなく。

本当、寮と大学の往復だけ。

そうなると気になるのは、彼の寮での生活。

だけど、女性の私が男子寮に入れるわけもなく。

悔しい~…。

………でも、めげない。

彼と同じ男子寮に入っている人物に話を聞こう。

としたけど………。

友人が少なく、人見知りな私には男子寮に住んでいる人物に知り合いもいなければ、心当たりもない。

途方に暮れそうになったけど。

いた!!

1人。

噂好きな友人が。

彼女なら顔も広いし、寮に住んでいる男性の1人や2人や3人や4人や5人くらい知り合いにいるだろう。

中には彼と親しい人物もいるかもしれない。

そう思うと、いてもたってもいられない。

思い立ったが吉日。

さっそく会いに行かなくちゃ。

持つべきものは顔の広い友人ね~。

私は鼻歌を歌いながらスキップをしつつ、友人の元へ急いだ。

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