愚か者のフリーダム帝国神話

ノベルバユーザー246831

とある夏の日に―プロローグ―

ここは『布里田学園』つい5年前から試験的に「学生による学生のための学生の学校」ということで運営が始まった学園である。基本運営は今は生徒会が行い、金は国からある程度の補助がでる。大人の目を通すのは本当に最低限で自由を凝縮した様な学校である。
そんな学園の夏の日。
ミーンミンミン…ミーーーーンミ…
「暑い暑い暑い暑い暑っついんだよクソがァッ!!何がどうしてこうなったか1から説明しろ!」
    今日…夏休み期間の数少ない美術部活動日な訳だが、最悪を凝縮した様な暑さに部員は今にも潰されそうになっていた。
    え?美術室のエアコン?運動部はもっとキツイって?後者に関してだがな。今日は42度とかいうサウナもビックリな蒸し風呂状態の気温なもんだから運動部何て活動は緊急停止。美術部は文化部だからへーきへーきということらしい。前者に関してだがな…
「あーうるせぇっ!!セミも夕瑠もうるせぇっ!!エアコンならぶっ壊れたっつってんだろ!」
「意味わかんねぇよ!!クソ暑いのにエアコンぶっ壊れるとか!!業者あくしろよ!てかまた壊れるってなんだよ!!買い換えるか何かしろよ!!」
「いやもうこれは生徒会室に避難しよーぜ。」

「で、また来たんですか…」
「そーですけど?なんかあるんですか?」
生徒会は基本活動しているので居候可能。しかも常に最新の機械が揃っているので羨ましい限りである。早く滅びればいいのに。
「生徒会の命令だ。さっさと立ち去れ。」
「ふざけんな。貴様らが金落とさないからエアコン壊れるんだよ。早く買い換えろ。」
「そんな事言うならお前が生徒会やればいいだろ。あ、やりたくても出来ませんよねプークスクスwwww」
    生徒会の奴らは本当にキャラが濃い。俺を異常に嫌うマトモキャラが2名。わけわかめなおふざけ野郎3名の意味わかんない事になっている。
    てかコイツらサラッと俺の事を馬鹿にしてるな。  
   いいこと思いついた。
「ほーん。生徒会ねー。いつから支配が生徒会のみだと錯覚していた?」
「はぁ?馬鹿なの?この学園のトップは生徒会だけど?」
「生徒会には俺氏はなれないけど、別の組織が出来たら?てか生徒会とかいうマトモグループとかおもんないわ。2つあった方が良くね?おふざけ組。」
    ポカンとする生徒会尻目に他の美術部とアイコンタクト。どうやら面白そうだと賛成ぽい。
    学園の実質最高権威の生徒会長が面白いと言わんばかりの表情で口を開く。
「はえー生徒会以外の組織ねー。面白そうだしやってみる?マトモ軍勢とアホ軍勢でw」
    やったぜ。生徒会長がこういうということはほぼ実行されるということだ。
    やはりポカンとしている生徒会の奴にドヤ顔をかましつつ、
「乗ったな?やってくれるんだよな会長。こういうこと1回でもいいからやってみたかったんやで。てことでルールとかその辺はよろしくぅ。」
「雑魚がwすぐに潰すからな。ある程度決まったら2学期初め辺りプリント配布するわ。出来なかったらメンゴwww」
    最後まで舐め腐ってたなあのクソ会長が。

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