転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

259話 元大罪とテレス達の力の差を見る②

テレス「わかったわ、じゃあ……せーの!」

そしてテレスは全力で手を机に向かって振り下ろした

バチン!

テレス「いったーい!」

ベル「手の平で叩くからだよ」

ベルは珍しく大笑いしていた

テレス「…これ私に何の得もなくない?ただ痛い思いしただけじゃん!」

ベル「今頃気づいたの?」

ベルは微笑みながらそう言った

テレス「みんな気づいてたの?」

ミーファ「ベル君は何かをくれるなんて一言も言ってなかったよ?」
レミア「ベル君は私達に得のあることは言ってなかったからね」

テレス「もしかして私だけ騙されたの?」

ベル「騙されたと言うより勝手に勘違いをしたに近いね」

テレス「そうなのね、でもこれでなんの意味があるの?」

ベル「まぁこれからだから、みんな元大罪メンバーの中で誰でもいいからブレスレット外して机叩いてくれないかな?」

キラ「どうして私を見て言ってるの?」

ベルは聞いている時キラのことをじっと見ていた

ベル「そんなことは無いよ?」

キラ「絶対そうだよ、ずっと目合ってたもん」

ベル「まぁいいや、やりたい人!」

誰も手を挙げなかった

ベル「誰もやらないの?じゃあキラちゃんお願い」ニコ

キラ「だからなんで私なのよ!」

キラは半分笑いながら言った

ベル「キラちゃんはここで1番年上だし、他のみんながやって怪我するかもしれないじゃん?」

キラ「私なら怪我してもいいって?」

ベル「違うよ、他のみんなだと泣いちゃうかもしれないじゃん?」

キラ「はぁ…この感じは諦めてくれなそうね。わかったよ、やればいいんでしょ?」

ベル「お願いします」

キラ「じゃあ危ないからみんな机から離れてね」

キラの言う通りみんな机から離れた

ベル「軽くでいいからね」
『無限結界 みんなを囲うように』

キラ「軽くってどのくらい?」

ベル「自分の部屋の机を壊した時より気持ち強めくらいで」

キラ「私言ってないのにバレてるよ」

ベル「残念ながら壊れたものは全て俺の下へ来ますからね、じゃあいつでもいいよ」
 
キラ「そうなのね、じゃあこれ外して……っと、床は壊れないよね?」

ベル「城本体が1番硬いから大丈夫だよ」

城の壁や床などの素材は無限超越結晶石で、扉などは元々無限神霊樹にしていたが緊急時などで突き破ったりができないため普通の木の扉に総取っ替えをした。そして内装の物も何があるか分からないため普通の木などで作り、強度をある程度倒しても壊れない程度上げてある

キラ「じゃあ遠慮なくやるわね……えいっ!」

バコーン!

キラ「ちょっと力入れすぎたかな?」

キラは軽く机をトンっくらいの力で叩いたように見えたが、結果は大惨事だ

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