転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

233話 軽い商売をする ⑤

サトカ「2つ質問があるのですが」

ベル「はいなんでしょ?」

サトカ「私達が納品して孤児院にはいつ持っていくのですか?」

ベル「持っていくのは闇の日の予定です、その日なら毎日勉強をしている子供達も食べれますからね」

孤児院の子供達は学園とほぼ同じ流れで勉強をしている、7歳になった子から本格的に勉強を初めて行き、7歳以下の子は文字の読み書きや簡単な計算を教えて貰っている

サトカ「わかりました、次は納品の日時などはどうしたらいいですか?」

ベル「納品の日時は闇の日までに納品していただければいつでも構いません、例えば5日間毎日80個でも構いません」

サトカ「最終的に400個になればなんでもいいと?」

ベル「はい、毎日バラバラの数でも最終的に400個になればなんでも構いません、もちろん一日に100個以上持ってきてもらっても」

サトカ「わかりました」

ベル「他に何かありますか?」

サトカ「ありません」

ベル「では金額はどうしますか?今は1つ銀貨3枚ですが」

サトカ「1つ銀貨3枚で400個だとえ〜……」

ベル「白金貨1枚と大金貨4枚ですね」

サトカ「白金貨1枚に大金貨4枚!?高すぎるかなぁ?」

ベル「問題ありません、こちらはいくらでも構いませんよ?」

サトカ「さ、さすがに」

ベル「こちらも困っていたんですよね、孤児院に提供するお菓子をどうしようか、そんな時に巡り会えたのでいくら払ってでもつなぎ止めますよ」

サトカ「どうしましょうか」

ベル「このままでも全然構いませんよ」

サトカ「…こちらとしては高すぎる気がしますが、このままだとなかなか決めれないのでそれで構いません」

ベル「わかりました、では最終確認です。私と契約しますか?しませんか?」

サトカ「ここまで来てしないと思いますか?もちろん契約させてもらいます」

ベル「ありがとうございます、もし必要でしたら場所と人員を提供するのでいつでも言ってください」

サトカ「わかりました、もし子供達が増えてしまってここでは作れなくなった場合はお願いします」

ベル「わかりました、では納品はいつ頃から可能ですか?」

サトカ「私は基本的に家事しかやることがないので、材料さえあれば次の火の日から可能です」

ベル「でしたら明日、代理の人にお願いして材料をお届けするのでお願いします」

サトカ「材料をですか?材料費ではなく?」

ベル「はい、材料費だと材料の入手ができなかった場合作れないので材料を届けようかと、やめた方が?」

サトカ「いえ問題ありません、材料を買いに行く手間が省けるので構いません」

ベル「では材料をお届けします、最後に火の日にうちの料理人代表に作り方などを教えて貰えないでしょうか」

サトカ「構いませんがどうしてですか?」

ベル「もしサトカさんが風邪などで寝込んでしまった場合、子供達が悲しむと思うので代理としてうちで補うためです、決して悪いことには使いませんよ」

サトカ「わかりました、教える際は作り方のメモと工程を見せるだけで大丈夫ですか?」

ベル「はい、サトカさんは分量などの細かい部分を言って貰えればメモはうちの料理人代表に書かせますので、工程を見せてください」

サトカ「わかりました」

ベル「ではよろしくお願いします」ペコ

ベルは立ち上がり頭を下げた

サトカ「あ、頭を上げてください!お願いするのはこちらなので」

ベル「もしこの契約以外にも何かありましたらいつでもお城へ来てくださいね」

サトカ「わかりました、ありがとうございます」

ベル「……あ、納品の際の移動手段を忘れてた」

サトカ「確かに、どうしましょう?」

ベル「んー……あ、じゃあこれに入れて持ってきてください」

ベルは無限収納からトワちゃんが持っていたバスケットと同じものを取り出した

トワ「あれ?私が使ってたやつ?」

ベル(形はそうだよ)
「似てるけど違うよ、この上の蓋を開けると中はアイテムボックスになっているのでこの中に入れて持ってきてください」

サトカ「こんないいものを!」

ベル「あと蓋の裏に中に何個お菓子が入っているか確認できるようになってますよ」

サトカ「ほんとにいいんですか?さすがにこんな高価なものは」

ベル「商売道具として使ってください、もちろんほかの用途として使ってもらっても構いません」

サトカ「わかりました、ありがたく使わせてもらいます」

ベル「はい、では私はこれでおいとましますね」

サトカ「わかりました、ありがとうございました」

ベルはこれで帰るかと思われたが

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