転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

176話 テレスの誕生会(プレゼントを渡す②)

千斗達がテレスの下へ来た

千斗「お初にお目にかかりますテレス様」

テレス「初めまして、ところで後ろが騒がしいようですがなんの騒ぎです?」

千斗「それに関しては俺達が原因ですね」

テレス「あなた達が?」

千斗「俺は如月千斗と言います、そして初代勇者とこの国の初代国王でもありますよ」

テレス「初代国王様ですか、すごい方なんですね」

千斗「ありゃ?驚かないの?」

テレス「だってベル君関係でしょ?それなら驚かないわよ」

千斗「どうする?拓美 実里 話す内容が消えた」

拓美「俺らは知らんわ、自分で何とかしろ」
実里「私達に言われても困るわよ」

千斗「はぁ頼りにならんなお前ら」

拓美「お前には言われたくないわ!」
実里「あなたには言われたくないわね」

千斗「話す内容もないしプレゼント渡すか」

テレス「話し合いは終わりですか?」

千斗「あぁ、話す内容が消えたから早速プレゼント渡すな」

テレス「そうですか」

千斗「じゃあ俺からはこれだな」

千斗の少し右横あたりの空間が歪み、手を入れてプレゼントを取りだした

テレス「これは?」

千斗「これはスノードームって言って、これをひっくり返して机とかに置くと綺麗なおもちゃだね」

テレス「この中にいる人達は?」

千斗「それはもちろん真ん中の白い髪の子がベル君でその横に並んでいるのはテレスさんレミアさんミーファさん達だよ、そして後ろのお城はベル君のお城でベル君達の両脇にある木が桜っていう木だよ」

テレス「やっぱり私達なんだ、ひっくり返して戻したらいいの?」

千斗「そう」

テレスはスノードームをひっくり返して元に戻して机に置くと

テレス「わぁ!綺麗!こんなの初めて見た!」

このスノードームは桜の花びらがヒラヒラするものだった

千斗「この世界って桜生えてないの?」

テレス「私は見たことないです」

千斗「ベル君どうなの?」

ベル「この大陸にはないね、あと2つある大陸の片方になら生えてるよ」

千斗「そうなのか、なんであんな綺麗なもんをここに持ってこないんだろうな」

ベル「いや、普通の人はあれ運べないから。千斗さんはちょっと見てきな」
『千斗を桜の場所へ 転移』

千斗「ちょ!ちょっとまt」

転移して行った

拓美「どこやったんだ?」
実里「どこに送ったの?」

ベル「この世界に唯一生えてる桜のもとにね」

拓美「そうか」
実里「そうなのね」

テレス「あの人帰って来れるの?」

ベル「帰って来れるでしょ、ここに来たのもあの人の力だからね」

テレス「そうなんだ、てっきりベル君が連れて来たのかと思ってた」

ベル(わざわざ別世界に行ってまで連れてくるわけないじゃん?)
「手紙の最後の行を呼んだら来たらか俺じゃないよ」

テレス「そうなんだね」

拓美「じゃああいつがいない間に俺たちからのプレゼント渡しとくな、俺からはこのミサンガだよ」

ミサンガの色は白 黄緑 水色を組み合わせた色だった

テレス「これは見たことある、手首とか足首につけるんですよね?」

拓美「そうだな、まぁ好きなとこにつけときな。それには付与効果として 幸運 魔法威力向上 魔法耐性向上 魔力の操作性向上 即死回避 が付いてるからな」

テレス「効果の詳細を教えてくれますか?」

拓美「分かった。幸運はそのミサンガが千切れたときに発動して約1週間いいことが起こる、魔法威力向上は名前の通り魔法の威力が上がる、魔法耐性も同じで魔法でのダメージが抑えられるぞ、魔力の操作性向上は魔力の操作がしやすくなるな、即死回避は装着者の生命力HPが0になった時にミサンガが切れる代わりに生命力を全回復して生き残る、その時に幸運の効果も乗るぞ。効果はこんな感じだ」

テレス「多分凄いのかな?」

拓美「どう考えてもすごいやつだぞ?」

テレス「拓美さんは鑑定ってできます?」

拓美「もちろんできるが?」

テレス「じゃあこれ見てください」

友情の神魔の杖を見せた

{ちなみにこれね?

名前 友情の神魔の杖
ランク∞級
効果
破壊不能 持ち主登録 ステータス100倍 友情強化 魔法威力100倍 魔力貯蔵∞ 召喚}


拓美「なんだこれは!こんなやばいもん見た事ねぇぞ!これ誰が作ったんだ?!」

テレスは無言でベルを指さした

拓美「しん……ベルか?」

ベル(間違えそうになってるの笑える)
「それは間違いなく俺が作ったやつだね」

拓美「よくこんなもん作れるな、どうやってるんだ?」

ベル「素材を適当に決めて形を作って魔力行路を繋げて、付与はイメージをそのまま魔力に乗せて定着させるだけだけど?」

拓美「簡単に言ってくれるなぁ」

テレス「そうなの?」

拓美「そうだぞ?本来付与は数時間や何日もかけて付与するもんなんだよ。まぁ俺は大抵一日で終わる、それは一日じゃ終わらんかったがな」

テレス「じゃあベル君がやってることはすごいんだ」

拓美「そうだな、それをもしやろうとしても絶対に無理だろうな」

ベル「まぁアンナちゃんにそのやり方教えちゃったんだけどね」

拓美「絶対無理なこと教えてやるなよ」苦笑い

ベル「っと、噂をすれば?」

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