転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

159話 再びエルフ長の元へ

勇者2人を転移したあと、ハルも転移してエルフ長の下へやってきた、転移先は案内された部屋のはずだが既に来るのがわかってたかのように準備されていた

ハル「準備されてる」

フリードエルフ長「転移して行きましたので、転移で帰ってくることを想定して準備しておりました」

ハル「そう、じゃあ早速報告ね。敵軍は全滅で勇者2人は私の国で保護することになったよ」

フリード「私は2人ずば抜けて強いのが2人いるとは思ってましたが、まさか勇者だったとは」

ハル「フリードでも気づかなかったの?」

フリード「はい、いつもなら余波を感じ取れるんですが、今回は全く感じませんでした」

ハル「やっぱりね。じゃあやることも終わったし帰っていい?」

フリード「報酬はよろしいのですか?」

ハル「何くれるの?」

フリード「私達が用意できるものならなんでも」

ハル《何がいいと思う?》

ピクシー《でしたら、腕の立つ鍛冶師を要求してみてはいかがでしょう》

ハル《鍛冶師って言ったらドワーフだけどエルフにいい人いるの?》

ピクシー《エルフとドワーフは仲がよく、さらにエルフ長とドワーフ長の2人はいつでも会えるように転移陣を用意しているため、鍛冶師を要求しても問題ないかと》

{エルフ長はエルフの王様のような存在で、ドワーフ長も同様にドワーフの王様です。王ではなく長の理由は、昔に沢山あった里が滅んで、国と言うより村っぽくなったため長になったようです}

ハル《なるほどね》
「じゃあ腕の立つ鍛冶師をお願いできますか?」

フリード「鍛冶師と言うとドワーフですね、ですがなぜ鍛冶師なのですか?」

ハル「2年ほど前に面白い奴隷を買ったんで育ててる最中なんだけど、その子達の武器が売ってるものだとすぐ悪くなって使えないの、だからいい人材を探してるのよ」

フリード「貴方様が作ってはいけないのですか?」

ハル「作ってもいいんだけど、まだ訓練段階だし強すぎる武器もダメだと思ってね」

フリード「なるほど、その方達のためによく考えられてるのですね」

ハル「そう?強いていえば親の気持ちっていえばいいのかもね」

フリード「ところでその鍛冶師の件はいつ頃までに用意しましょうか?」

ハル「いつでもいいよ、ただ沢山働いてもらうためにうちの国に移住っていうのかな?できる人なら完璧」

フリード「分かりました、出来るだけ早く条件にあった最高の人材を探しておきます」

ハル「分かったわ、じゃあ見つかったらボルトに連絡してくれれば来るからね」

フリード「分かりました、その際は転移でこの場に来てもらっても構いませんので」

ハル「結界とか無視しちゃっていいの?」

フリード「はい問題ありません、ただここ以外に転移しますと少し騒ぎになりかねませんのでそこだけは注意してくださいね」

ハル「そう、じゃあここに誰もいなければここに転移するね、バイバイ」
『マーベルド王城へ 転移』

そして転移して勇者2人とボルトとケカルダがいる部屋にやってきた

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