転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

152話 準備

あれから約2週間が経過し今日は10月15日だ

そして今はボルトの部屋に居る{ボルトは仕事中}

ベル「ボルト準備は順調?」

ボルト「今のところはな」

ベル「そう、もし何かあればあれで呼んでくれたらいいからね」

エルノさんぬいぐるみを指さして言った

ボルト「ところで今日は何の用だ?」

ベル「誕生会の準備はどうかな?って思ってね」

この誕生会はテレスのためのものだ、日付は10月23日で、ミーファは10月27日でレミアは11月3日のため、ベル以外はみんな誕生日が近い

ボルト「警備とか色々まだまだだな、料理人も最高の物お出しします!って言ってこもってるし」

ベル「警備に関しては俺のとこの兵貸そうか?」

ボルト「その場合依頼金を渡さないといけないからな」

ベル「そうなんだ、でも別にいらないよ?」

ボルト「なぜだ?」

ベル「俺がお金を貰った感じで渡せばバレないし、それにここで誕生会があって警備してくれたらその分の報酬を渡すからっていえばみんな食いつくでしょ」

ボルト「ほんとに金はいいのか?」

ベル「くれるなら貰うよ?」

ボルト「なんかウザイからやらん、それに渡したところでそんなに意味無いだろ、ベルの方が持ってるんだし」

ベル「まぁね」

ピクシー《相当仲良くないとそんなこと出来ませんけどね》

ベル《確かにね》
「じゃあまた来るよ」

ボルト「あぁ分かった」

ベル(あっ…)

ベルが帰ろうとした時、ベルは何かを感知した

ベル「ちょっとだけ待っとこ」

ボルト「どうかしたのか?」

ベル「ただここにケカルダが走ってきてるから?」

ボルト「何かあったか?」

ベル「知ってるけど言わない、ここまで来るケカルダが可哀想だし」

ボルト「分かった」

そして数秒後

コンコン

ケカルダ「国王様、今よろしいでしょうか?」

ボルト「あぁ入ってこい」

ケカルダ「分かりました」

そして入ってきた

ケカルダ「あ、ベル君いたんですか」

ベル「うんいたよ、帰ろうとしたけどケカルダが走ってきてたから待ってた」

ケカルダ「そうですか。では本題です、先程エルフの里からの緊急要請が届きました」

ボルト「なに!何があったか分かるか!」

ボルトはベルが最高神であることを聞いた時の次くらいに驚いていた、理由はエルフの里とは基本的に森の中だが高度な隠密魔法がかけられているため知っている者や入れるのは1部のものだけ、なので今まで緊急要請など来たことがなかった。マーベルド王国はエルフの里とは同盟を結んでいたりする、同盟内容はお互いの国に危機が迫った際に助け合うという簡単なものだ

ケカルダ「森の前に軍らしき人が集まっているとしか書かれていませんでした」

ボルト「相当急いでいたのかもな、だが軍くらいならフリードエルフ長のとこのやつでもいけるだろ」

ケカルダ「そこまでは分かりません、ほんとにこれだけしか書かれてないので」

書かれたものを渡した

ボルト「ふむ……仕方ない、ベルわかるか?」

{ボルトはベルに頼るのは最終手段として考えている、理由は「身内にそんなに働かせるのはどうなんだ?」とか言ってます、なのでこういう時のみらしい}

ベル「そのフリードって人はいい勘してるね、2人やばいのがいる」

ボルト「どんなやつだ!」

ベル「普通の軍に合わせてエルフ軍の近接班を1人で相手できるようなやつと魔法班を1人で相手できるような奴が1人ずついるよ」

ボルト「どこにそんな奴がいた?そんな情報どこにも」

ケカルダ「確かにそんな情報はありません」

ベル「秘密裏に召喚されて訓練されてたからね、簡単に言うとその2人勇者だよ」

ボルト「いつの間に!」

ケカルダ「うちの暗部もそんな情報は」

ベル「この世界では俺以外は気づけてないよ」

ボルト「だが勇者召喚特有のあれもなかったぞ?」

ケカルダ「長命の勇者召喚がされた時に生きてた者からもその余波があったことの報告はありませんでした」

ベル「今までは10人以上だったから感じたんだろうけど今回は2人だからその余波がほぼなくて感じれなかったんだろうね、まぁ俺は無視してたけど」

ボルト「人数によっても変わるのか?」

ベル「もちろん、だけどそれはまた今度ね、急がないといけないんでしょ?」

ボルト「そうだな、分かりきっているが勇者を相手にできる人材はこの国にはいないからベル行ってくれるか?」

ベル「じゃあハルとして行ってくるね」

ボルト「なぜ?」

ベル「理由は1つ、俺が助けに行ってるのは言えないでしょ?だから分身を置いてくから本体の俺がハルとして行くの」

ボルト「また女装するのな」

ベル「女装言うな、しっかり性別変えてるんだから」

ボルト「冗談だ、そのくらいわかるだろ?」

{家族やテレス達やテレス達の親だけは男と認識させる魔法は使っていない、そもそも使うまでもなく家族は当たり前だがテレス達やテレス達の親に初めて会った時はまだ髪も短く男っぽかったため最初は分かってたみたいだが伸びて今の長さになった時に「男だったよな?」などとみんなから聞かれている、そのため他の人には魔法を使っていた。あとベルとハルの違いは服装だけになってしまった}

ベル「じゃあ何かあったら分身の方に言ってね」
『分身』
「じゃあよろしく」

分身「じゃあどうなるか予想はしてるけど頑張ってきてね」

ベル「じゃあ」
『性別反転』パチン

そして性別を反転すると服装が和服に、そしてインフィリネーハが刀になり腰に下げられた

ボルト「服と刀は自分でやってるのか?」

ハル「これは私が性別を変えたら服とこれも一緒に変わるようにしてるからね」

{インフィリネーハが刀の理由は1番目立たないためだ、刀だと刀身以外は普通だ、刀身は透き通ったピンク色だが光の当たり方によって虹色に見えたりする事もある、一定の事をすると適正魔法を見ることも出来る}

ボルト「そうか、じゃあ何とかしてきてくれ」

ハル「生かしとく?それとも殺す?」

ボルト「その軍の国はどこだ?」

ハル「これはイクラスといえばわかるでしょ?」

ボルト「あそこか、また余計なことを」

やれやれという感じで言っていた

イクラスとはこの大陸にある5つのうちの5番目人気順の国はアホな王が治めてるため戦争もよくやり負けてはまた挑むなどが頻繁にある、そして今回の件はこのアホな王がたまたまエルフの里があることを知り「俺の国の中に入れてやるから俺に従え」と言ったところもちろんのこと断られ、それにキレた結果隠していた勇者まで導入してエルフの里を潰しにかかっているというわけだ

ハル「どうする?」

ボルト「軍は辞めたいと思ってる奴だけ残してあとは殺せ、勇者はとりあえず保護だ」

ハル「了解、じゃあとりあえず先にエルフ長のとこに行くね」

ボルト「分かった」

そして転移して軍からは離れた森の前へ転移した

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