転生して進化したら最強になって無双します

エルナ・アストル

53話 隣国にて

移動しながら世間話的な事をしていた

ベル「ムラクさんそう言えばなんで戦争に負けた相手になんでこんなに優しいんですか?」

ムラク「そうだな、俺は個人的に負けは負けだし文句言っても仕方ないって思ってるからな」

ベル「ざっくりですね」

ムラク「そうか?……まぁそうだな、あるとしたら国王がそんなに好かれてないのが原因かな」

ベル「どうしてですか?」

ムラク「国に渡す税金が高くなると必然的に商品が高くなり買えなくなったりするだろ?まぁ他にも色々あるがな」

ベル「そうなんですね、そんなに高いんですか?」

ムラク「なんだまだ買い物してないのか?」

ベル「はい、この国に来てすぐに来たので」

ムラク「そうなのか、他の国では銀貨1枚だとしたらこの国では銀貨15枚くらいになってるんだよ」

ベル「そうなんですか?じゃあできるだけ安くしますよ」

ムラク「そうしてくれるとこっちも助かるよ、軍は軍で給料が安くてきついんだよ、上げてくれねーか?」

ベル「そのくらいならいいですよ?しっかり仕事してくれたらね」

ムラク「それはありがたい……ここだ」

コンコン

ムラク「パレスさんいますか?」

パレス「はい、なんですか?」

扉を開けて赤い髪の女の人が出てきた

パレス「今日はどうかしたの?」

ムラク「実は戦争に負けたみたいでな、それで戦争した領地の領主の人が来たので案内しに来たんですよ」

パレス「おら負けちゃったんですか、じゃあこの人が領主の人?」

ムラク「はい」

パレス「こんにちは、私はこの国の宰相をしてるパレス・フォン・スレンクスです」

ベル「僕はベルド・メクリ・ドルナードです、ドルナード領の領主やってます」

ムラク「俺は戻りますね」

パレス「分かったわ、頑張ってねー」

ムラク「分かりました」

ベル「お2人はどういう関係で?」

ムラク「ただの幼馴染だよな?」

パレス「そうね、でもいつもこんな感じだよ?」

ムラク「そうだな、パレスは誰にでも軽い感じだがな」

パレス「いい人にだけ、だけどね」

ベル「そうなんですね、パレスさんも負けたのに何も無いんですか?」

パレス「そうですね、特には何も無いです。私も早く負けろって思ってたしね」

ベル(仮にも国王の横で色々やる宰相でしょうに、それにピクシーがさっき言ってた行って見たらわかるってこれかな)
「じゃあムラクさんもですか?」

ムラク「そうだな、さっきの話の流れでわからんか?」

ベルド「ま、何となく分かってましたが」

ムラク「じゃあ聞くなよ、じゃあまたな」

そしてムラクは戻って行った

パレス「さて、話し合いしようか」

ベルド「分かりました」

そして部屋に入って話し合いをすることになった


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