5話〜半隷人形計画〜

『半隷人形計画オペレーションヒューマンプロジェクトに関して』
と言うタイトルで始まるこのファイルに書いてある事をまとめるとこうだ。
1.半隷人形オペレーションヒューマンについて
　人間に記憶操作、人体改造などの強制的な干渉を与え、人間を完全、又は部分的に操作する。この個体を半隷人形オペレーションヒューマンと呼ぶ。半隷人形は完全に遠隔操作したり、命令に忠実に従わせたりできる、ということだ。
　そして、それらは外国との戦争の兵士になるか、魔法や超能力の実験に使う、或いは労働させることに使う。
2.保存機構キープマシンについて
　魔力を吸収した対象の人間を記憶を消したり操作し、その後脳を完全に停止し、そのままの状態で保存が可能になる機械である。
　特に有用な個体はα部屋の保存機構に移される。

　戦争のため、或いは奴隷となるため、記憶を操作されている。生徒は知らずに授業を受ける。
その事実を受け止められず2人は生徒会室で唖然とした。
しかし2人が衝撃を受けたのは他の所である。
『全魔法部生徒、超能力部生徒がプロジェクトの対象である。』
『不要な生徒はβ部屋の容器に入れ分解、再利用の可能な部分以外は削除する。』
「──つまり、全ての生徒はこの学校では殺されるという事ですか...」
「ええ...という事は、これまでの卒業生は死んでいるか半隷人形にされていて、」
「僕等も例外ではない...？」
だったら、どうすればいい。生徒より教師の方が強い。計画を止める事なんて無理だろう。
戦争に使っているのだ。国にどうこう言ってもあてにならない。
しかし、
「協力者を探します」
水瀬はこの計画に反抗する協力者を探す。

コメントを書く

5話〜半隷人形計画〜

コメント

「現代アクション」の人気作品

書籍化作品