異世界冒険と時間旅行を並行するのは無理ゲー

猫目

第4話 エクスプロージョン!!




ショウ・イチノセ

Lv 1
種族 人間
HP 1830/1830
MP 960/960
攻撃力 1280
防御力 1070
魔法攻撃力 1120
魔法防御力 1010
素早さ 870

<スキル>
・言語翻訳・鑑定Lv5・気配察知Lv5・絶気配Lv4・身体強化Lv4・神剣術Lv3・火魔法Lv4・光魔法Lv3・体術Lv3


<称号>
・勇者・イケメン・剣士


ほら見ろ、言わんこっちゃない。めちゃくちゃつえーじゃねぇか。あ、でも固有スキルはないんだな。
「泰知はどうだった?」
と、一ノ瀬が声をかけてくる。
「あ、あぁ…俺のは大した事なかったよ。」
ん?まてよ。俺って一ノ瀬ですら持ってない固有スキルとか、変な称号とかあるけど大丈夫か?まぁ見せなければいいだけか。
「少し見せてくれない?」
まじかよ…
「で、でも俺のステータス本当に弱いから見る間でもないよ。」
「そうだぜ、翔。こんな奴はステータスなんか見なくてもクソ雑魚ってわかるぜ。」
ナイス、脳筋!
「でも、みんなの能力を把握しておいた方が戦いやすいと思うんだ。」
やめろぉ…
「私からも頼む。ステータスを少し見せてくれるだけでいいんだ。」
王様まで来たよ…仕方ない…
「わ、わかりました。」
ステータスを見せる。
「ははっ!やっぱお前クソ雑魚じゃねえか!」
「ん?固有スキル…!?ま、まさか固有スキルを持っているとは…」
「やっぱり固有スキルってそんなに珍しいんですか?」
「固有スキルとは、通常のスキルよりもとてつもなく強力で、一万人に一人持ってるか持ってないかくらいのとても珍しいものと言われている…私もこの目で見るのは初めだ…」
ありがとう…ロリ神様…!
「しかもこの神のお気に入り、という称号に関しては聞いた事も見た事もないですな…」
「泰知、すごいな!」
「あぁ?でもコイツステータスクソ雑魚じゃねぇか!やっぱただのざこ…」
「佐藤、言い過ぎだ…」
「う…わり」
前から思ってたが、佐藤と一ノ瀬ってどういう関係なんだ?まぁ今はどうでもいいか。

「皆さんにはこれから強くなるために訓練をしてもらいます。そこで皆さんを指導してくれる方を紹介します。」
と言った王妃リリス背後から一人の男が歩いてきた。
「俺は今日から君達を指導するドラガンだ。いくら異世界からの勇者だからと言っても今の君達では魔王を倒すどころか魔王に辿り着く事すら困難だ。だから、君達が魔王を倒せれるようになるまで俺が戦いを教える。」
「ドラガンは我が国が誇る騎士団団長だ。指導して貰えれば今とは比べ物にならない程強くなるはずだ。」

ちょうどその時、王、そして王妃リリスが顔色を真っ青にして何かを話しているのを俺は見逃さなかった。

——その日から訓練は始まった。まずは魔法の基礎訓練から。まぁ魔法が使えなきゃ話にならないしな。俺のステータスには申し訳程度の「火魔法Lv1」があったから、ろうそくに火を灯せる程度の小さい火なら出せるようになった。まぁ一ノ瀬とかはサッカーボールくらいのデカイ火の玉くらいは出せるようになってたが…まぁそんなこんなで魔法の特訓が毎日続いた。


そんなある日の事。 
ドゴーン!
「おぉーー!!」
爆発音と歓声が鳴り響いた。おいおい、何が起こったんだ?とは言っても大体予想はつく。大方、一ノ瀬が爆裂魔法でもぶっ放したんだろう…俺は音がした方を見てみる。
 
 予想は半分当たり、半分外れた。
「やるなぁ。シラトリ。この短時間で、火魔法の派生、”爆裂魔法”を使えるようになるなんてなぁ。」
と、凄く説明くさいセリフを言うドラガン。
いやいやいや待て。自分で言っといてあれだが、本当に爆裂魔法とかあんのかよ。そして、その爆裂魔法とやらをぶっ放した人物は、一ノ瀬
——ではなく、白鳥しらとりりんという女子だ。頭脳明晰で、静かで大人しい人だ。あ、ちなみに赤い眼をした厨二病の少女とかじゃないので、そこんとこはよろしく。
「今の所、ここではお前が一番強いかもしれないなぁ。少し、ステータスを見せてくれるか?」
白鳥はこくりと頷く。



リン・シラトリ

Lv 1
種族 人間
HP 1450/1450
MP 1380/1380
攻撃力 420
防御力 340
魔法攻撃力 1340
魔法防御力 1250
素早さ 640

<スキル>
・言語翻訳・鑑定Lv2・火魔法Lv5・爆裂魔法Lv3・結界魔法Lv3

<称号>
・異世界人・頭脳明晰 ・魔法使い



うん。強い。俺女子より弱いとか泣けてくるわ。攻撃・防御力は低いが、魔法に関しては一ノ瀬を超えている。やっぱ上には上がいるんだな。
「よし、白鳥の爆裂魔法でここら辺ぶっ飛ばしちまったし、今日は早いがこれくらいにしておこう。解散!!」

転移してきた日に各自与えられた部屋にみんな戻っていく。
「はぁ〜〜〜」
あまりの疲労から、ベッドに沈みながら思わず声を出してしまった。
いやだって毎日毎日、訓練に励んでるってのに全く強くならないし、そのせいで佐藤とかにいじられるし…挙げ句の果てに女子にまで実力差見せつけられたし。もう肉体的にも精神的にもつらいんだよぉ!
ていうか、今まで散々テンプレ展開だったんだから、そろそろヒロインが登場してきてもいい頃なんじゃないんでぇすかぁ?でも今の所そんなフラグが立ってないのはなんで!?


「やっぱ俺不幸だわ…」
そのまま俺は深い眠りにつく——

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