異世界冒険と時間旅行を並行するのは無理ゲー

猫目

第2話 ロリの神様

 目が覚めると、見知らぬ場所にいた。
「あれ?俺って何を…」
「目が覚めたようね」
声がした方に振り返る。そこには、少女が立っていた。しかし、それだけではない。周りを見渡すとそこはただの真っ白な• • • •空間だったのだ。
「確か俺…教室にいて……あ、そうだ!急に教室が光って…それで他の奴がいなくて…」
あれ?もしかしてここって異世界的な?なんてそんな訳…
「まぁ単当直中に言うとあなたを異世界に転移させました。」
え…それまじで!?
「はい。マジです。」
まじかよ…てかあれ?おかしいな。俺は一言も喋ってないはずなのに。
「だって私神様だし。人の心を読むくらい簡単よ。」
こんなロリが神様?じゃなくて、これって夢…とかじゃないよな?
「そんなわけないでしょ。あと、言うけど私アンタより何百倍も年上よ」」
自分の頰をつねってみる…うん、痛い。これ夢じゃねぇわ。
「え〜とじゃあ…なんで俺を転移させたんですか?あ…そういえば俺以外に転移させた人っていますか?10人くらい…」
「あ〜そんな奴らもいるわね。でも私そいつらには興味ないし、どうでもいいわ。…んで、あなたたちを転移させた理由はーー」

と言って、長々と説明をし始めた。要約すると、この世界はRPGとかでよくある魔王がいるらしい。俺たちが転移された理由はその魔王を倒すこと…まぁここら辺はテンプレだな。だが、まだわからないことは沢山ある。
「あの〜いくつか質問いいですか?」
「いいわよ。」
「じゃあ、まずここはどこなんですか?それと、俺以外の人が見当たらないんですが…」
「ここは神界。私のような神様がいるところね。あなたのお仲間さんは…今王城で召喚されたところかしら?」
「ここが神界だってことはわかりましたけど…その〜俺はなんで他の奴らと一緒じゃないんですか?転移させられる時俺だけ置き去りだったし…」
「あぁそれはね…まぁこっちにも事情があるからね。」
なんだそれ。全然状況が理解できないぞ。
「アナタ気に入ったし、なんかボーナスしてあげるわね。」
え…それってまさか、チート能力的な?異世界でチート無双ってか?やっふぅ!人生バラ色だぜ!
「まぁ私のオススメで、時間跳躍タイムリープでもあげとくわ。あとは…そうねぇ。それだけじゃ物足りないだろうからいくつかボーナスしとくわね。」
タイムリープ?なんだそれ。時をかける少年ってか?
「じゃあ今からアナタを王城に飛ばすから。ちょっと目を瞑って。」
すると、後ろから誰かに目を隠された。え?誰もいなかったはずなのに。すると、肩に手を置かれた。
「じゃあ。後は頼んだわよ。」
え?待って展開早くない?俺この先どうなんの?


俺は気が着くと魔法陣の上にいた。
「え?」

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