バトン‼︎

菊 椿

プロローグ

 僕の目の前には、とても広い陸上競技場が一面に、広がっている。 
 今日のコンディションはかなり良い、チームのみんなも調子が優れている。
(あとは、競技が始まるのを待つだけだ)
 さすがに緊張してきたのか、僕の心臓の鼓動が激しくなる。
「鈴也、もうそろそろ競技が始まるよ」
 皐月が僕に話しをしてきた。                             皐月の手が震えている、どうやら皐月も緊張しているらしい。
「そうだ、競技が始まる前にストレッチしよう」
「そうだね」
 僕と皐月は競技が始まる前にストレッチをした。
「おい、そろそろ競技場にあつまれ」
 1個上の先輩が僕達に声をかけてきた。
「わかりました。」
 僕達は急いで競技場にいき、チームの所に集まった。
「競技が始まる、自分のベストの走りを私にみせろよ」
 コーチが僕達に向かっていった。
「はい!」
 チームみんなが声を合わせてコーチにいった。
 今、始まる、僕達のリレーが、、、。


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