signal of dead
第3章 6話 ウェスキンスの施設INアメリカ
墓地での戦いを終えて敷地を通り抜け、歩く事10分。少し大きめの工場のような施設が現れた。ピーピッピッピー、とまた通信機が声を上げたので、通信を受け取ると………
デッドプリンセス「みんな、施設の前に着いたみたいね」
魁人「うん、着いたぞ」
斗哉「着いたけど…」
乃亜「ホントに、ここ?」
果萌「デッドプリンセス、場所間違えて案内してないよね?」
湊音「完全な廃墟って感じなんだけど…」
デッドプリンセス「間違いないわ。その施設の最深部から、ウェスキンスの生命反応を感知してる。けど、ウェスキンスが単独で待ってる可能性は極めて低いわ。くれぐれも、気をつけてね」
斗哉「おう」
乃亜「わかった」
そこでデッドプリンセスとの通信は切れた
湊音「よし、入ろう」
施設の扉を開けて、俺を先頭に侵入した
施設内に入り、彷徨う事5分。矢印と共に英語表記を発見した。英語を読める斗哉が
斗哉「『this way』…『こっち』、だと?」
乃亜「とりあえず、表示通りに進んでみよ」
そんなやり取りを繰り返す事、6回。さっきと比べて少し灯りが減り、重そうな扉と『Boss's Yard』という表示が現れた
斗哉「『Boss's Yard』…『ボスの倉庫』、か………」
果萌「倉庫………?」
湊音「この中に、ウェスキンスが?」
魁人「とりあえず、入ろう」
中に入ると、薄暗い倉庫に出た。しかし、『倉庫』とは名ばかりのようで、ガラーン…としている。その中央に、パイプイスに1つ。俺らより1回り大きいであろう影が、腰掛けていた
乃亜「え………まさか、生存者?」
斗哉「まさか?ここは奴の…ウェスキンスの施設だぞ?」
小声で話していると、クルッとその影が振り返った。顔は青白く、目は血走っている。髪は真っ赤で鼻も取ってつけたようにまん丸の赤鼻。ピエロだ。ピエロのゾンビ
果萌「ピ、ピエロ…?」
ピエロゾンビ「ヴヴヴヴゥゥゥ………」
ピエロゾンビは喉から声を出してるつもりなのか、掠れた唸り声が響いてきた。と、次の瞬間
ピエロゾンビ「アアアアアアアアァァァーーーーー!」
悲鳴にも似た、甲高い雄叫びをあげた。あまりの高音の雄叫びに、5人で耳を塞ぐ。と、気付くとピエロゾンビは巧みに大玉に乗りながら、何かをジャグリングしていた。普通ならばボーリングピンのような物なのだろうけど、奴がジャグリングしていたのは………
魁人「だ、ダイナマイトだ………」
そう。魁人が言った通り、ピエロゾンビがボーリングピンの代わりにジャグリングしていたのは、あの細長いフォルムで有名な爆弾、ダイナマイトだった
ピエロゾンビ「キャーキャッキャッキャ!」
ピエロゾンビは愉快そうに笑いながら、こちらに向かってきた
デッドプリンセス「みんな、施設の前に着いたみたいね」
魁人「うん、着いたぞ」
斗哉「着いたけど…」
乃亜「ホントに、ここ?」
果萌「デッドプリンセス、場所間違えて案内してないよね?」
湊音「完全な廃墟って感じなんだけど…」
デッドプリンセス「間違いないわ。その施設の最深部から、ウェスキンスの生命反応を感知してる。けど、ウェスキンスが単独で待ってる可能性は極めて低いわ。くれぐれも、気をつけてね」
斗哉「おう」
乃亜「わかった」
そこでデッドプリンセスとの通信は切れた
湊音「よし、入ろう」
施設の扉を開けて、俺を先頭に侵入した
施設内に入り、彷徨う事5分。矢印と共に英語表記を発見した。英語を読める斗哉が
斗哉「『this way』…『こっち』、だと?」
乃亜「とりあえず、表示通りに進んでみよ」
そんなやり取りを繰り返す事、6回。さっきと比べて少し灯りが減り、重そうな扉と『Boss's Yard』という表示が現れた
斗哉「『Boss's Yard』…『ボスの倉庫』、か………」
果萌「倉庫………?」
湊音「この中に、ウェスキンスが?」
魁人「とりあえず、入ろう」
中に入ると、薄暗い倉庫に出た。しかし、『倉庫』とは名ばかりのようで、ガラーン…としている。その中央に、パイプイスに1つ。俺らより1回り大きいであろう影が、腰掛けていた
乃亜「え………まさか、生存者?」
斗哉「まさか?ここは奴の…ウェスキンスの施設だぞ?」
小声で話していると、クルッとその影が振り返った。顔は青白く、目は血走っている。髪は真っ赤で鼻も取ってつけたようにまん丸の赤鼻。ピエロだ。ピエロのゾンビ
果萌「ピ、ピエロ…?」
ピエロゾンビ「ヴヴヴヴゥゥゥ………」
ピエロゾンビは喉から声を出してるつもりなのか、掠れた唸り声が響いてきた。と、次の瞬間
ピエロゾンビ「アアアアアアアアァァァーーーーー!」
悲鳴にも似た、甲高い雄叫びをあげた。あまりの高音の雄叫びに、5人で耳を塞ぐ。と、気付くとピエロゾンビは巧みに大玉に乗りながら、何かをジャグリングしていた。普通ならばボーリングピンのような物なのだろうけど、奴がジャグリングしていたのは………
魁人「だ、ダイナマイトだ………」
そう。魁人が言った通り、ピエロゾンビがボーリングピンの代わりにジャグリングしていたのは、あの細長いフォルムで有名な爆弾、ダイナマイトだった
ピエロゾンビ「キャーキャッキャッキャ!」
ピエロゾンビは愉快そうに笑いながら、こちらに向かってきた
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