エラーコード 転生に失敗しました

みらいお

EC:6 ゴブリン撃退

「お前たちが束になってもオイラには勝てないさ」


ゴブリンは持っているこん棒でピグを攻撃する


ベシッ


「うっ」


ピグはスイングしたこん棒に当たり飛ばされたが
駆けつけた篠崎が両手で優しく受け止める


「ピグだっけ?
大丈夫かい?」


目立った外傷はないものの打撲のダメージで起き上がれないピグ
声を絞り出して


「ピーチを…」


状況から察するに捕まってるライトピクシーがピーチって子だろうな、よし


「わかった、追い払ってみるよ」


ピグをほかのライトピクシーたちのそばに置き、ゴブリンへと歩みを進める


ゴブリンは篠崎を警戒こそすれど、怖がる様子は見せていない


あれ?
あいつは俺を怖がらないのかな?
などと疑問を抱いた


「ヒューマンの者か?
ライトピクシー供とつるむなんて、弱者同士お似合いだぜ」


そう言って殴りかかってくるゴブリン
こん棒スイングを横腹に受け、スイングの勢いで倒れてしまう


ドスっ


「やっぱりヒューマンも大したことな…」


「いきなり攻撃してくることないだろ?
いやー死んだかと思ったけど何ともないや!
まぁもう俺は死んだんだけどさ」


「訳のわからない事を言うな」


「お前の攻撃は俺には効かないみたいだぜ?
どうするよ、お前」


「くそっ覚えてろ
仲間を連れてこの村を襲いにきてやる」


そう言い残し、ピーチを解放してゴブリンは逃げて行った


「ひとまず一件落着…でいいのかな?」


そう俺がライトピクシー達に問いかけると
篠崎の魔煌のせいで恐る恐るではあるが
黄色い歓声とも取れるような声を上げ
一斉に集まってくるライトピクシー達


「ヒューマンの者、本当にありがとう」


「ありがとうヒューマン
かっこよかったよ」


「僕、ゴブリンが逃げ帰る姿なんて初めてみたよ!」


少し老いぼれたいかにも村長の様なライトピクシーがその歓声を遮った


「皆よ静まりなさい
ヒューマンのお方が困っておろうに

ヒューマンのお方よ
村の危機を救っていただいて感謝しております
私はこの村のおさでピリムと申します


よければ皆であなた様をおもてなししたいのですが、いかがですかな?」


何も分からない篠崎はライトピクシー達から色々と教えてもらうために
村長のピリムからの申し出を受けることにする


「おもてなしを受けたい訳ではないんだけど、色々と聞きたい事があるんだ
林の中で出会ったピグには言ったんだけど、俺ここがなんとなくアナザーだって事はわかるんだけど、何がどうなってるのか分からないんだ
ライトピクシーとか魔煌とか言われたけどわからなくて…だから教えてもらえないかな?」

ピリムは首を傾げる
見えはしないがハッキリと頭の上にクエスチョンマークが出ているのがわかった


ピリムは1秒ほど考え、問いかけた


「記憶がないという事ですかな?」


「そうじゃないんだ」


俺はピリム達に起きた事を説明した。

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