ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女だった!?
〜第二章〜 ギルド《大鴉の尻尾》【三】
冒険者登録が終わり、僕らは一旦受付口まで戻る……。
「あのさ…、みんなが良かったらなんだけど……」
守がなんだかもじもじしながら皆に問いかける。
「どうしたのかね?カヴァルくん」
「みんなでギルド作るんですよね?俺も入れてくれませんか?」
たしかに、守だけ…ゲームではギルドに入っていた。なので、自分だけ仲間はずれみたいな気持ちだったのだろうか。
「当たり前だろ!何、気にしてんだよ」
と大輔。
「そうですよ、皆同じ学校じゃないですか!」
とレイン。
「レインくん!なるほど。なかなかいいぞ」
なんか思いついたような顔のマーチンさん。
「あぁ、カヴァルくんの件は心配する事はないさ。もちろんギルドに誘うつもりだったからね」
「あ、ありがとうございます」
「礼なんかいらないだろ」
僕は守の肩に手を置いた。
マーチンさんは皆疲れただろう!少しゆっくり休んでいたまえ。と皆を残し一人でギルド申請窓口に向かって行った。
僕らは待合室みたいなとこでソファーに座り休む。
大輔が空に手を動かしながら、
「なぁ、ところでステータス更新したらスキルも使えるようになったな」
大輔に言われて僕達も手を動かす。
「スキルは大体はEIのものだな。ただ使い方はどうしたらいいのか分からないな?」
「それはさぁー、たぶん声出して行動したら使えるんじゃない?」
「サクラちゃん、そんなにスズ、スキルの名前が覚えられないよぉー」
「まぁ、とりあえずはスキルがあって良かったって事でいいんじゃないの?」
レインが何となく纏めた。
皆がスキルについて、話し合っていた時…僕は一つだけ、ある問題に悩んでいた。
僕らは冒険者になった…ステータスもチートステータスになった……ギルドも作れるだろう……でも、何を隠そう根本的に………所持金がゼロなのだ。
所持金がゼロならば今日の寝る宿屋も払えないし、食事も出来ない………異世界初日からクエストを受ければ多少のお金は入るだろうが………いきなり初日からモンスターと顔を合わせたくない。
リアルで見るモンスターとか絶対に怖いだろうし…ステータスがチートでも、いきなりはたぶん無理だ…………と思う。
(……マーチンさんに相談だなぁー)
暫くするとマーチンさんが戻ってきた。
「うーん。どうしたものか…」
「マーチンさんギルド作れなかったの?」
「リョウマくん、いやね…それが作るには初期投資が必要らしくてね…我々皆無一文ではないか。だからどうしたものかとね…最悪今からクエストを受けるか悩みどころなのだよ…」
「さすがに、転移初日にクエストはなかなかハードですよね…」
「だよね。まだ、この世界よく分からないだらけだし…」
と、レイン。
すると、職員の人がこちらに向かって歩いてくる。
「あのー、一つ話忘れた事がありまして……」
「あちらの受付口は鑑定口なんですが…あ!鑑定について、まずお話しないとですね」
「鑑定とは冒険者様の網膜を鑑定士が鑑定しまして、レベルアップや、受けたクエストをちゃんと完遂したかを調べて、その査定を行う機関でして、報酬や特典も鑑定口から受け取れます。なので、皆様ステータスは物凄いので、もしかしたら報酬、特典が受け取れたりするのではないかと思いまして……」
「うむ。ありがとう。早速鑑定口に行ってみよう」
「これで、無報酬なら腹くくってクエスト受けましょ」
マーチンさんとレインを先頭に僕達は鑑定口に向かうのだった。
「あのさ…、みんなが良かったらなんだけど……」
守がなんだかもじもじしながら皆に問いかける。
「どうしたのかね?カヴァルくん」
「みんなでギルド作るんですよね?俺も入れてくれませんか?」
たしかに、守だけ…ゲームではギルドに入っていた。なので、自分だけ仲間はずれみたいな気持ちだったのだろうか。
「当たり前だろ!何、気にしてんだよ」
と大輔。
「そうですよ、皆同じ学校じゃないですか!」
とレイン。
「レインくん!なるほど。なかなかいいぞ」
なんか思いついたような顔のマーチンさん。
「あぁ、カヴァルくんの件は心配する事はないさ。もちろんギルドに誘うつもりだったからね」
「あ、ありがとうございます」
「礼なんかいらないだろ」
僕は守の肩に手を置いた。
マーチンさんは皆疲れただろう!少しゆっくり休んでいたまえ。と皆を残し一人でギルド申請窓口に向かって行った。
僕らは待合室みたいなとこでソファーに座り休む。
大輔が空に手を動かしながら、
「なぁ、ところでステータス更新したらスキルも使えるようになったな」
大輔に言われて僕達も手を動かす。
「スキルは大体はEIのものだな。ただ使い方はどうしたらいいのか分からないな?」
「それはさぁー、たぶん声出して行動したら使えるんじゃない?」
「サクラちゃん、そんなにスズ、スキルの名前が覚えられないよぉー」
「まぁ、とりあえずはスキルがあって良かったって事でいいんじゃないの?」
レインが何となく纏めた。
皆がスキルについて、話し合っていた時…僕は一つだけ、ある問題に悩んでいた。
僕らは冒険者になった…ステータスもチートステータスになった……ギルドも作れるだろう……でも、何を隠そう根本的に………所持金がゼロなのだ。
所持金がゼロならば今日の寝る宿屋も払えないし、食事も出来ない………異世界初日からクエストを受ければ多少のお金は入るだろうが………いきなり初日からモンスターと顔を合わせたくない。
リアルで見るモンスターとか絶対に怖いだろうし…ステータスがチートでも、いきなりはたぶん無理だ…………と思う。
(……マーチンさんに相談だなぁー)
暫くするとマーチンさんが戻ってきた。
「うーん。どうしたものか…」
「マーチンさんギルド作れなかったの?」
「リョウマくん、いやね…それが作るには初期投資が必要らしくてね…我々皆無一文ではないか。だからどうしたものかとね…最悪今からクエストを受けるか悩みどころなのだよ…」
「さすがに、転移初日にクエストはなかなかハードですよね…」
「だよね。まだ、この世界よく分からないだらけだし…」
と、レイン。
すると、職員の人がこちらに向かって歩いてくる。
「あのー、一つ話忘れた事がありまして……」
「あちらの受付口は鑑定口なんですが…あ!鑑定について、まずお話しないとですね」
「鑑定とは冒険者様の網膜を鑑定士が鑑定しまして、レベルアップや、受けたクエストをちゃんと完遂したかを調べて、その査定を行う機関でして、報酬や特典も鑑定口から受け取れます。なので、皆様ステータスは物凄いので、もしかしたら報酬、特典が受け取れたりするのではないかと思いまして……」
「うむ。ありがとう。早速鑑定口に行ってみよう」
「これで、無報酬なら腹くくってクエスト受けましょ」
マーチンさんとレインを先頭に僕達は鑑定口に向かうのだった。
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