ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女だった!?
〜第二章〜 王都グラン·カルロリム【二】
「やぁやぁ!リョウマくん。君も異世界転移したかい?私だよマーチンだ」
電話の主はマーチンさんだった。
「なんだか、嬉しそうですね?」
「そりゃ、そうだろ?ここはEternal I“sの世界なのだからね。とうとう私も異世界転移出来たのだよ!まぁ、多少EIとは仕様は違うようだがね」
「ステータス画面見ましたか…」
「まぁ、それでも紛うことなき、ここは首都グラン・カルロリムだよ」
「ですね。僕もまだパッと見ですけど、この街並みはグラン・カルロリムの街並みですね」
「しかし、異世界に飛ばされた私のフレンドは君とレインくんしか居ないんだよ…あの時間にインしてた全員が飛ばされたって訳でも無いわけだ」
「レインもですか!」
「あぁ、フレンド欄でチェックしたからな」
マーチンさんに言われて初めて気が付いた。僕のフレンド達はどうしてるのだろう?
とりあえず桜、すずめは隣に居るが、守や大輔は…。僕は今すぐに確認したくなった。
「マーチンさん、すみません。僕もフレンドチェックします!また!」
と、慌てて電話を切ろうとすると、
「ま、待て!私は今いつもの酒場にいる。ぜひ合流しよう!レインくんにも連絡はしておくから」
「わかりました。お願いします!では後ほど」
僕は今の電話の内容とこれからの行動を桜とすずめに簡単に説明し、急いでフレンド欄をチェックする。
確かにマーチンさんの言う通り、ほぼ全員がオフラインになっている。
………が。僕のフレンド欄には守と大輔がオンラインになっていた。
「守!いまどこ!」
「おー!涼!今か?今は自分の部屋にいるぞ?って冗談を言ってる場合じゃないな。今は《金の子豚》のギルドホールにいるぞ?一人だがな…」
「今インしてるフレンドって、僕と大輔か?」
「あぁ、二人だけだ…。でも二人が居てくれて良かったよ」
「僕もだよ。とりあえず酒場に来てくれ。そこで合流しよう!」
「あぁ、了解した。じゃあ、またな」
立て続けに大輔に連絡をいれる。
「大輔ー!今どこにいる?」
「お!涼か?今か?今は広場にいるぞ?」
「そっか、なら酒場で合流しよう?守も向かってるはずだから」
「わかった」
「それと、言い難いけど…」
「ん?愛凛の事か?それなら俺は大丈夫だ。逆に元の世界に居てくれて良かったと思ってるし。涼が気に病む事じゃないからな?」
「あぁ…わかった。じゃあ、酒場で」
正直、大輔の事は少し心配だった……。
元の世界にいた方が良かったのか、一緒にこっちの世界に飛ばされた方が良かったのか……それは僕にも分からない。
でも、大輔が元の世界に居てくれて良かったって言ってるんだ。今はその言葉を信じよう。
きっと元の世界に戻れることもあるだろうし…。
兎にも角にも、今は酒場に合流しないと。
僕らは街の雰囲気を楽しむ余裕もなく、足早に酒場に向かった。
電話の主はマーチンさんだった。
「なんだか、嬉しそうですね?」
「そりゃ、そうだろ?ここはEternal I“sの世界なのだからね。とうとう私も異世界転移出来たのだよ!まぁ、多少EIとは仕様は違うようだがね」
「ステータス画面見ましたか…」
「まぁ、それでも紛うことなき、ここは首都グラン・カルロリムだよ」
「ですね。僕もまだパッと見ですけど、この街並みはグラン・カルロリムの街並みですね」
「しかし、異世界に飛ばされた私のフレンドは君とレインくんしか居ないんだよ…あの時間にインしてた全員が飛ばされたって訳でも無いわけだ」
「レインもですか!」
「あぁ、フレンド欄でチェックしたからな」
マーチンさんに言われて初めて気が付いた。僕のフレンド達はどうしてるのだろう?
とりあえず桜、すずめは隣に居るが、守や大輔は…。僕は今すぐに確認したくなった。
「マーチンさん、すみません。僕もフレンドチェックします!また!」
と、慌てて電話を切ろうとすると、
「ま、待て!私は今いつもの酒場にいる。ぜひ合流しよう!レインくんにも連絡はしておくから」
「わかりました。お願いします!では後ほど」
僕は今の電話の内容とこれからの行動を桜とすずめに簡単に説明し、急いでフレンド欄をチェックする。
確かにマーチンさんの言う通り、ほぼ全員がオフラインになっている。
………が。僕のフレンド欄には守と大輔がオンラインになっていた。
「守!いまどこ!」
「おー!涼!今か?今は自分の部屋にいるぞ?って冗談を言ってる場合じゃないな。今は《金の子豚》のギルドホールにいるぞ?一人だがな…」
「今インしてるフレンドって、僕と大輔か?」
「あぁ、二人だけだ…。でも二人が居てくれて良かったよ」
「僕もだよ。とりあえず酒場に来てくれ。そこで合流しよう!」
「あぁ、了解した。じゃあ、またな」
立て続けに大輔に連絡をいれる。
「大輔ー!今どこにいる?」
「お!涼か?今か?今は広場にいるぞ?」
「そっか、なら酒場で合流しよう?守も向かってるはずだから」
「わかった」
「それと、言い難いけど…」
「ん?愛凛の事か?それなら俺は大丈夫だ。逆に元の世界に居てくれて良かったと思ってるし。涼が気に病む事じゃないからな?」
「あぁ…わかった。じゃあ、酒場で」
正直、大輔の事は少し心配だった……。
元の世界にいた方が良かったのか、一緒にこっちの世界に飛ばされた方が良かったのか……それは僕にも分からない。
でも、大輔が元の世界に居てくれて良かったって言ってるんだ。今はその言葉を信じよう。
きっと元の世界に戻れることもあるだろうし…。
兎にも角にも、今は酒場に合流しないと。
僕らは街の雰囲気を楽しむ余裕もなく、足早に酒場に向かった。
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