ソシャゲの相棒(♂)は異世界転移したら美少女だった!?
~第一章~ ソシャゲを始めませんか?【三】
三人目は幼馴染の楢本 すずめだ。
すずめは何を隠そう、実は家の隣に住んでいるので、本当に生まれた頃から、ずっと一緒にいる、正真正銘の幼馴染だ。
僕は守と別れた後、昇降口に向かう。
すずめは僕と同じく帰宅部なので、多分もう家にいるはずだ。
昇降口を抜けて自転車置き場に寄り自転車に乗り急いで帰宅する。
十五分くらいで自宅についた僕は、
「ただいまー」
と、玄関からリビングに向けて声を掛ける。
「お兄ちゃん、おかえり」
リビングでソファーに寝転んだ妹の桜を尻目に僕は足早に二階にある自分の部屋に駆け込む。
部屋に着いた僕は鞄をベッドに放り投げるのと同時に部屋の窓を開け、二十センチほど先の向かいの家の窓を軽く叩く。
「すずめいるー?」
声を掛けると向かいの窓が開き、胸の谷間が少し覗くようなパジャマを着た、すずめがとろ~んとした目で、
「涼ちゃんどうしたの?」
「………ん、とさ、前に話してたソシャゲの話なんだけど…寝てた?今大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ、ぼ~っとしてただけだから」
「あ……そうなんだ、じゃあ部屋行ってもいい?」
「うん、いらっしゃい」
僕はすずめの胸を見ないように、窓から窓へと慣れた感じで、すずめの部屋に渡る。
いつ来ても女の子のいい匂いがする。
まぁ、女の子の部屋なんて、すずめの部屋か、妹の桜の部屋しか入った事ないのだけれも。
「スマホ貸して?」
「はい」
そう言うとすずめは躊躇なく僕にスマホを渡す。
すずめは基本的にぽわ~んとしてる性格なので、すずめに任せるより自分でした方が早いのだ。
「今インストしてるから、もうちょい待ってて」
「うん。わかった~」
「キャラクターの名前どうする?なんか好きなのある?」
僕はじっと自分のスマホのインストール画面を見ている、すずめに声を掛けた。
「んー、涼ちゃんのキャラクターの名前は?どんな感じなの?」
「え?僕の?」
時々出るすずめの無意識なSっ気。
こうゆうのって意外と自分から言うのは恥ずかしい。
「んーと、リョウマ……かな?」
「リョウマ?」
「うん、自分の名前と、あと坂本龍馬好きだからさ。そんな感じかな」
「なるほど、なるほど。一字足しましたか!」
すずめが腕組みをして変なモードに入った所でインストールは完了した。
「すずめ、インスト終わったぞ、名前どーする?」
「よし!わたしは一字取る!」
「はい?」
「だから!一字取るんだよ~、スズにするの!」
「あー、さいですか…」
僕はキャラクター作成画面にスズと入れる。
「あとさ、職業を決めないとなんだけど……」
「職業?」
「あ、職業ね」
「職業ね!わたし、基本的にのんびり屋さんだから簡単そうで、皆を癒す方がいいな?攻撃的じゃないでしょ?涼ちゃんから見ても」
時々攻撃的ですよ!と心の中でツッコミつつも、
「まぁ、確かに。ならクレリックにしようか?防御力もあるし回復が主な仕事だし」
「うん、それで」
最後に僕の招待コードを打ち込んだ後、すずめにスマホを返す。
「すずめ、ありがとさん。アバターとか、かわいい装備も沢山あるから自分のペースで育ててな?レベル30まではよろしく」
「うん、任された!」
「じゃあ、僕はもうひと仕事残ってるから今日は帰るわ、また明日な」
「はーい、またね涼ちゃん」
僕は来た道、窓から窓へと帰る。
自分の部屋に戻って、すずめに手を振り、窓を閉めリビングに向かう。
すずめは何を隠そう、実は家の隣に住んでいるので、本当に生まれた頃から、ずっと一緒にいる、正真正銘の幼馴染だ。
僕は守と別れた後、昇降口に向かう。
すずめは僕と同じく帰宅部なので、多分もう家にいるはずだ。
昇降口を抜けて自転車置き場に寄り自転車に乗り急いで帰宅する。
十五分くらいで自宅についた僕は、
「ただいまー」
と、玄関からリビングに向けて声を掛ける。
「お兄ちゃん、おかえり」
リビングでソファーに寝転んだ妹の桜を尻目に僕は足早に二階にある自分の部屋に駆け込む。
部屋に着いた僕は鞄をベッドに放り投げるのと同時に部屋の窓を開け、二十センチほど先の向かいの家の窓を軽く叩く。
「すずめいるー?」
声を掛けると向かいの窓が開き、胸の谷間が少し覗くようなパジャマを着た、すずめがとろ~んとした目で、
「涼ちゃんどうしたの?」
「………ん、とさ、前に話してたソシャゲの話なんだけど…寝てた?今大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ、ぼ~っとしてただけだから」
「あ……そうなんだ、じゃあ部屋行ってもいい?」
「うん、いらっしゃい」
僕はすずめの胸を見ないように、窓から窓へと慣れた感じで、すずめの部屋に渡る。
いつ来ても女の子のいい匂いがする。
まぁ、女の子の部屋なんて、すずめの部屋か、妹の桜の部屋しか入った事ないのだけれも。
「スマホ貸して?」
「はい」
そう言うとすずめは躊躇なく僕にスマホを渡す。
すずめは基本的にぽわ~んとしてる性格なので、すずめに任せるより自分でした方が早いのだ。
「今インストしてるから、もうちょい待ってて」
「うん。わかった~」
「キャラクターの名前どうする?なんか好きなのある?」
僕はじっと自分のスマホのインストール画面を見ている、すずめに声を掛けた。
「んー、涼ちゃんのキャラクターの名前は?どんな感じなの?」
「え?僕の?」
時々出るすずめの無意識なSっ気。
こうゆうのって意外と自分から言うのは恥ずかしい。
「んーと、リョウマ……かな?」
「リョウマ?」
「うん、自分の名前と、あと坂本龍馬好きだからさ。そんな感じかな」
「なるほど、なるほど。一字足しましたか!」
すずめが腕組みをして変なモードに入った所でインストールは完了した。
「すずめ、インスト終わったぞ、名前どーする?」
「よし!わたしは一字取る!」
「はい?」
「だから!一字取るんだよ~、スズにするの!」
「あー、さいですか…」
僕はキャラクター作成画面にスズと入れる。
「あとさ、職業を決めないとなんだけど……」
「職業?」
「あ、職業ね」
「職業ね!わたし、基本的にのんびり屋さんだから簡単そうで、皆を癒す方がいいな?攻撃的じゃないでしょ?涼ちゃんから見ても」
時々攻撃的ですよ!と心の中でツッコミつつも、
「まぁ、確かに。ならクレリックにしようか?防御力もあるし回復が主な仕事だし」
「うん、それで」
最後に僕の招待コードを打ち込んだ後、すずめにスマホを返す。
「すずめ、ありがとさん。アバターとか、かわいい装備も沢山あるから自分のペースで育ててな?レベル30まではよろしく」
「うん、任された!」
「じゃあ、僕はもうひと仕事残ってるから今日は帰るわ、また明日な」
「はーい、またね涼ちゃん」
僕は来た道、窓から窓へと帰る。
自分の部屋に戻って、すずめに手を振り、窓を閉めリビングに向かう。
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