君の瞳の中で~We still live~
味
朝、和仁が目覚めると、大参は書置きもせず出かけて行っていた。眠ってしまったため分からないが、昨日の夜、大参は帰ってきていない。それを、和仁は察した。
さて、それにしても何をしようとしていたのだろう。うまく思い出せない……確か……
うまく思い出せない記憶を絞り出す。その時だけ、何かに繋がるように、その記憶を思い出す。
「似非……怜花……彼女に会わなくちゃいけない」
どこに行き、何をすればいいのかわからない。どうすれば彼女に会えるかもわからない。だが、動かなければ何も始まらないような気がした。
目指すは隣町、二上町。彼女に会う。それ以外は、何もない。
服装はあまりこだわらず行こう。和仁は出かける準備を始めた。いつも着て歩いている、パーカーでいいと思い、鍵を入れようとポケットに手を突っ込むと、なぜかカッターナイフが入っていた。
見覚えがない、護身用だろうか。持っていなくても変わらない気がするが、入っていたものだし、入れておくことにした。
外に早速出てみると、日はまだあまり登っていないというのに、かなり暑い。天気はとてもいい。だが、その暑さと天気が、みるみるうちに体から水分を奪っていった。駅に着いた頃には、額から汗が流れ落ち、服も汗で濡れていた。
電車を待つ間に、スポーツドリンクを買い、水分を補給する。しかし、このスポーツドリンク、かなりまずい。
「俺はおいしいと思ってんだけどなぁ……お前にとってはまずいの、これ」
ふと、脳内に誰かの声が響いた。自分ではなく、記憶から話しかけてきたような感覚。その言葉に、無意識のうちに口が動いていた。
「あぁ、まずい。それにな、おにぎりにはお茶しか合わない」
自分自身の言葉に、呆然としていた。無意識に出たその言葉は、いつの言葉なのだろう。思考は寸断され、脳内が混乱する。
電車の扉が空いた時、流れ込んできた冷気で、はっと我に帰った。
電車の中で、さっきの言葉の意味を考えていた。ずっとそればかり考えていた。無意識に出た言葉、それはおそらく自分の習慣であると。
二上町の駅に着いたとき、真っ先に、近くのコンビニに入った。なにか、自分の記憶につながりそうなものを探す。きっと、眺めていれば思い出すだろう、いや、思い出してくれ、なにか……
もう一度、先ほどのスポーツドリンクを飲んだ。やっぱりまずい。甘ったるくて、フレーバーが良くない。……フレーバー?
「まぁ、いいよ、俺はこの味が好きなんだよ。お前は鮭ドリンクでも飲んでろ」
意味不明な会話、でも、その発言に、少し笑っていたんだ。
そうだ、思い出した。和仁は、鮭の入ったおにぎりが大好きだったんだと、自分自身の好物を思い出した。そして、スポーツドリンクを見る。そこにははっきり「イチゴフレーバー」と書かれていた。
その会話の相手は、やけにいちごが好きだったんだ。何を食べるにしても、いちご味ばかり。
涙が、ボロボロとこぼれて止まらなかった。彼がいちご味が好きなのは思い出せたのに、彼の名前も顔も思い出せない。
でも、これだけはわかる。彼はは、和仁の唯一の友人だった。
コンビニで鮭おにぎりと緑茶を買って、駅のホームの日陰で、涼みながらそれを食べた。ひどく懐かしい味がして、また涙がこぼれた。でもどこか違うような、そんな違和感も一緒に抱えていた。
「手作りかどうか……か?」
ひょっとしたら、誰かと作ったいたのか、一人で作っていたのかもしれない。おにぎりを食べ終え、歩き始める。学校に来る以外で来たことのないこの街は、随分と広い。とりあえず学校周辺の駅で降りたのはいいものの、ここからどうするべきか……
今日は暑い日だというのに、人通りが多い。避けながら前に進む。特に信号なんてひどいもので、多くの人が並んで、反対車線にも同じ程の人がいる。
それが、信号が変わる瞬間、交差する。押されながら揉まれながら、和仁は必死にその流れについていった。和仁は人ごみは嫌いだった。早く通り抜けたいと自分の深層意識が叫んでいる気がした。
その時、すれ違いざま、フード姿の少年が、声を発した。その声を、和仁は聞き漏らさなかった。
「屋上だよ、和仁」
後ろを振り返ろうとしたが、人ごみで振り返ることもできず、なんとか振り返った頃には、その少年は姿を消していた。
「……何だったんだ、今の」
確かにそれは自分の名前だった。しかし、和仁なんていくらでもいるだろう。なぜそれが、自分自身に向けて発せられたと感じたのか。今まで、どんな会話も、どんな行動も、自分のためには存在しなかったはずなのに。それだけは、どうして。
屋上、と聞いて、思い浮かぶのは学校の屋上だった。それ以外に上がれる屋上を知らない。今は、その言葉を信じるしかないようだった。
和仁の通う学校、志田高校は、二上町の中でも発展区域の中にある。二上町は大半が発展しておらず、この駅の周辺が一番発展していた。その中に、10年ほど前にできた新校舎……であると聞いているが、それ以外は知らない。
学校の門は開いていて、いくらでも入ってよさそうだった。しかし、この中に私服姿は入って大丈夫だろうか、少々目立つ気もする。和仁はそう考えながらも、今はその言葉に従うことにした。
恐る恐る入り、階段を上がっていく。誰にも会わないように、屋上までは。
屋上の扉を開けると、涼しかった校舎の中から一変、灼熱のコンクリートが待っていた。陽炎すら揺らめくその屋上。唯一ある、空調設備の影に、彼女はいた。
「本当に、いた……」
ゆっくりと、彼女のもとに歩み寄る。こちらに気づいたのか、微笑みながら、待ってくれた。
「似非……怜花……さん……?」
「はい、お久しぶりです。覚元先輩」
綺麗に編まれた三つ編み、薄紅色の髪留め、穏やかで清楚な立ち振る舞い。そして制服姿。昨日の彼女と全く変わらない姿で、彼女はそこにいた。
「暑くないです?」
「暑いですよ。でも、先輩なら思い出してくれるって信じてましたから」
「あぁ……その……すまない。俺はまだ、何も思い出してないんだ」
いつもと比べて、会話の歯切れが悪い。昨日までなかったはずの胸の高鳴りがそこにあった。
「そうなんですか?では、どうしてここが?」
「通りすがりの人が、屋上って言った気がして……」
すると、彼女は和仁のパーカーの袖をつかみ、詰め寄った。
「その人は、どんな姿をしていたんです?教えてください、先輩!」
「えぇ……えぇっと……」
必死に思い出す。しかし距離が近い。袖を持たないでくれ、詰め寄らないでくれ、なおさら会話の歯切れが悪くなる。和仁の弱点は……
「黒のパーカー……フードをかぶってて……夏には珍しい長袖長ズボンだった」
今長袖長ズボン、灰色パーカーの俺が言っても、説得力のない言い方だが、とにかく必死に答える。だが、彼女は顔を近づけて、さらに質問してきた。和仁のメンタルはもう限界だ。
「髪の毛の色、見えました?」
「そこまでは……」
「目の色は?」
「いや、それも……」
そう言うと、ようやく彼女は裾から手を離し「困りましたね……」と呟いた。こっちも、かなり困っていたんだが。
「本当に、ここの場所も、私のことも、何も思い出してないんですよね?」
「すまないが、さっぱりだ……」
だが、その次の言葉に、和仁の体は固まった。
「兄のことも、ですか?」
兄……それは……誰だ……?
「お前、いっつも鮭のおにぎりばっか食ってるな」
「お前こそ、いつもいちごサンドじゃないか」
「うまいんだぞ、お前も食えよ」
「残念だが、デザートは昼食にならない」
「あぁん!?こいつをデザートといったな!俺の主食を!」
「バカバカしい、それくらいで逆上するなんて、ガキのすることだ」
いつも、和仁の隣で。いつも、屋上で。雨の日以外は、どんな時でも、一緒に昼食をとっていた彼がいた。
彼は、いちごが大好きで、昼食はいつも、いちごサンドにいちごミルクと決まっていた。
切れやすくて、わがままで、馬鹿で、気に食わないやつだけど、それでも、たった一人の友達だった。
その分、優しくて、さっぱりしていて、空気の和む。そんなやつだったんだ。
たった一人の友人だから、そいつの頼みごとは、絶対に聞いてやるって決めていた。
「そうだ、約束したじゃないか」
なのに……なのに……
目の前に、その光景がよぎる。寸前で止められなかったそれを。腕の中で息絶えた彼を。
「あ……あぁ……」
「先輩?思い出したんですか?」
思い出した、思い出したとも。絶対に忘れてはいけないその現実を。すぐさまポケットからカッターナイフを取り出し、首を思いっきり切った。
そうだ、その現実があるからこそ……
「俺は生きていてはいけない」
例え、どれだけ大事な約束をしようと、それが生きる理由には到底ならないからだ。俺は、殺してしまったんだ。
口の中が血の味で満たされた頃、和仁の意識は深い深い水底へと沈んでいった。
「死ぬのか、ここで終わりってわけじゃねぇよな?」
水面から誰かの声がする。誰だろう、だんだん聞こえなくなっていく。
「お前に……に……で……」
ごめん、もう、聞こえない。本当に……
心は、まるで何かに懺悔するかのようだった。だが次の瞬間、耳元ではっきりと「彼」の声が聞こえた。
「お前に託したのに。ここで終わりじゃねぇよな?」
「えっ?」
「待ってるからよ、俺はずっと、ここで」
意識は、どんどん沈んでいく。待って、待ってくれ。お前は、何故待ってくれるんだ。
さて、それにしても何をしようとしていたのだろう。うまく思い出せない……確か……
うまく思い出せない記憶を絞り出す。その時だけ、何かに繋がるように、その記憶を思い出す。
「似非……怜花……彼女に会わなくちゃいけない」
どこに行き、何をすればいいのかわからない。どうすれば彼女に会えるかもわからない。だが、動かなければ何も始まらないような気がした。
目指すは隣町、二上町。彼女に会う。それ以外は、何もない。
服装はあまりこだわらず行こう。和仁は出かける準備を始めた。いつも着て歩いている、パーカーでいいと思い、鍵を入れようとポケットに手を突っ込むと、なぜかカッターナイフが入っていた。
見覚えがない、護身用だろうか。持っていなくても変わらない気がするが、入っていたものだし、入れておくことにした。
外に早速出てみると、日はまだあまり登っていないというのに、かなり暑い。天気はとてもいい。だが、その暑さと天気が、みるみるうちに体から水分を奪っていった。駅に着いた頃には、額から汗が流れ落ち、服も汗で濡れていた。
電車を待つ間に、スポーツドリンクを買い、水分を補給する。しかし、このスポーツドリンク、かなりまずい。
「俺はおいしいと思ってんだけどなぁ……お前にとってはまずいの、これ」
ふと、脳内に誰かの声が響いた。自分ではなく、記憶から話しかけてきたような感覚。その言葉に、無意識のうちに口が動いていた。
「あぁ、まずい。それにな、おにぎりにはお茶しか合わない」
自分自身の言葉に、呆然としていた。無意識に出たその言葉は、いつの言葉なのだろう。思考は寸断され、脳内が混乱する。
電車の扉が空いた時、流れ込んできた冷気で、はっと我に帰った。
電車の中で、さっきの言葉の意味を考えていた。ずっとそればかり考えていた。無意識に出た言葉、それはおそらく自分の習慣であると。
二上町の駅に着いたとき、真っ先に、近くのコンビニに入った。なにか、自分の記憶につながりそうなものを探す。きっと、眺めていれば思い出すだろう、いや、思い出してくれ、なにか……
もう一度、先ほどのスポーツドリンクを飲んだ。やっぱりまずい。甘ったるくて、フレーバーが良くない。……フレーバー?
「まぁ、いいよ、俺はこの味が好きなんだよ。お前は鮭ドリンクでも飲んでろ」
意味不明な会話、でも、その発言に、少し笑っていたんだ。
そうだ、思い出した。和仁は、鮭の入ったおにぎりが大好きだったんだと、自分自身の好物を思い出した。そして、スポーツドリンクを見る。そこにははっきり「イチゴフレーバー」と書かれていた。
その会話の相手は、やけにいちごが好きだったんだ。何を食べるにしても、いちご味ばかり。
涙が、ボロボロとこぼれて止まらなかった。彼がいちご味が好きなのは思い出せたのに、彼の名前も顔も思い出せない。
でも、これだけはわかる。彼はは、和仁の唯一の友人だった。
コンビニで鮭おにぎりと緑茶を買って、駅のホームの日陰で、涼みながらそれを食べた。ひどく懐かしい味がして、また涙がこぼれた。でもどこか違うような、そんな違和感も一緒に抱えていた。
「手作りかどうか……か?」
ひょっとしたら、誰かと作ったいたのか、一人で作っていたのかもしれない。おにぎりを食べ終え、歩き始める。学校に来る以外で来たことのないこの街は、随分と広い。とりあえず学校周辺の駅で降りたのはいいものの、ここからどうするべきか……
今日は暑い日だというのに、人通りが多い。避けながら前に進む。特に信号なんてひどいもので、多くの人が並んで、反対車線にも同じ程の人がいる。
それが、信号が変わる瞬間、交差する。押されながら揉まれながら、和仁は必死にその流れについていった。和仁は人ごみは嫌いだった。早く通り抜けたいと自分の深層意識が叫んでいる気がした。
その時、すれ違いざま、フード姿の少年が、声を発した。その声を、和仁は聞き漏らさなかった。
「屋上だよ、和仁」
後ろを振り返ろうとしたが、人ごみで振り返ることもできず、なんとか振り返った頃には、その少年は姿を消していた。
「……何だったんだ、今の」
確かにそれは自分の名前だった。しかし、和仁なんていくらでもいるだろう。なぜそれが、自分自身に向けて発せられたと感じたのか。今まで、どんな会話も、どんな行動も、自分のためには存在しなかったはずなのに。それだけは、どうして。
屋上、と聞いて、思い浮かぶのは学校の屋上だった。それ以外に上がれる屋上を知らない。今は、その言葉を信じるしかないようだった。
和仁の通う学校、志田高校は、二上町の中でも発展区域の中にある。二上町は大半が発展しておらず、この駅の周辺が一番発展していた。その中に、10年ほど前にできた新校舎……であると聞いているが、それ以外は知らない。
学校の門は開いていて、いくらでも入ってよさそうだった。しかし、この中に私服姿は入って大丈夫だろうか、少々目立つ気もする。和仁はそう考えながらも、今はその言葉に従うことにした。
恐る恐る入り、階段を上がっていく。誰にも会わないように、屋上までは。
屋上の扉を開けると、涼しかった校舎の中から一変、灼熱のコンクリートが待っていた。陽炎すら揺らめくその屋上。唯一ある、空調設備の影に、彼女はいた。
「本当に、いた……」
ゆっくりと、彼女のもとに歩み寄る。こちらに気づいたのか、微笑みながら、待ってくれた。
「似非……怜花……さん……?」
「はい、お久しぶりです。覚元先輩」
綺麗に編まれた三つ編み、薄紅色の髪留め、穏やかで清楚な立ち振る舞い。そして制服姿。昨日の彼女と全く変わらない姿で、彼女はそこにいた。
「暑くないです?」
「暑いですよ。でも、先輩なら思い出してくれるって信じてましたから」
「あぁ……その……すまない。俺はまだ、何も思い出してないんだ」
いつもと比べて、会話の歯切れが悪い。昨日までなかったはずの胸の高鳴りがそこにあった。
「そうなんですか?では、どうしてここが?」
「通りすがりの人が、屋上って言った気がして……」
すると、彼女は和仁のパーカーの袖をつかみ、詰め寄った。
「その人は、どんな姿をしていたんです?教えてください、先輩!」
「えぇ……えぇっと……」
必死に思い出す。しかし距離が近い。袖を持たないでくれ、詰め寄らないでくれ、なおさら会話の歯切れが悪くなる。和仁の弱点は……
「黒のパーカー……フードをかぶってて……夏には珍しい長袖長ズボンだった」
今長袖長ズボン、灰色パーカーの俺が言っても、説得力のない言い方だが、とにかく必死に答える。だが、彼女は顔を近づけて、さらに質問してきた。和仁のメンタルはもう限界だ。
「髪の毛の色、見えました?」
「そこまでは……」
「目の色は?」
「いや、それも……」
そう言うと、ようやく彼女は裾から手を離し「困りましたね……」と呟いた。こっちも、かなり困っていたんだが。
「本当に、ここの場所も、私のことも、何も思い出してないんですよね?」
「すまないが、さっぱりだ……」
だが、その次の言葉に、和仁の体は固まった。
「兄のことも、ですか?」
兄……それは……誰だ……?
「お前、いっつも鮭のおにぎりばっか食ってるな」
「お前こそ、いつもいちごサンドじゃないか」
「うまいんだぞ、お前も食えよ」
「残念だが、デザートは昼食にならない」
「あぁん!?こいつをデザートといったな!俺の主食を!」
「バカバカしい、それくらいで逆上するなんて、ガキのすることだ」
いつも、和仁の隣で。いつも、屋上で。雨の日以外は、どんな時でも、一緒に昼食をとっていた彼がいた。
彼は、いちごが大好きで、昼食はいつも、いちごサンドにいちごミルクと決まっていた。
切れやすくて、わがままで、馬鹿で、気に食わないやつだけど、それでも、たった一人の友達だった。
その分、優しくて、さっぱりしていて、空気の和む。そんなやつだったんだ。
たった一人の友人だから、そいつの頼みごとは、絶対に聞いてやるって決めていた。
「そうだ、約束したじゃないか」
なのに……なのに……
目の前に、その光景がよぎる。寸前で止められなかったそれを。腕の中で息絶えた彼を。
「あ……あぁ……」
「先輩?思い出したんですか?」
思い出した、思い出したとも。絶対に忘れてはいけないその現実を。すぐさまポケットからカッターナイフを取り出し、首を思いっきり切った。
そうだ、その現実があるからこそ……
「俺は生きていてはいけない」
例え、どれだけ大事な約束をしようと、それが生きる理由には到底ならないからだ。俺は、殺してしまったんだ。
口の中が血の味で満たされた頃、和仁の意識は深い深い水底へと沈んでいった。
「死ぬのか、ここで終わりってわけじゃねぇよな?」
水面から誰かの声がする。誰だろう、だんだん聞こえなくなっていく。
「お前に……に……で……」
ごめん、もう、聞こえない。本当に……
心は、まるで何かに懺悔するかのようだった。だが次の瞬間、耳元ではっきりと「彼」の声が聞こえた。
「お前に託したのに。ここで終わりじゃねぇよな?」
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意識は、どんどん沈んでいく。待って、待ってくれ。お前は、何故待ってくれるんだ。
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