エルフの美少女が俺の家に不法侵入してきた!?

ノベルバユーザー307680

いつもと少し違う朝

その日はみんな転校生の女の子の話でで盛り上がっていた俺は喋る人がいないので、いつもと変わらず窓の外をずっと眺めていた

その日の授業が終わり、みんな帰り支度を始めていた
俺もすぐに教室を出て家へ帰るために急いだ

家に着き制服を脱ぎすてる
部屋着に着替えた後、アニメを見る準備に取り掛かった
別に誰に話す訳でもなく俺は心の中でつぶやいていた

突然だが俺は主人公が嫌いだ
アニメやラノベの主人公は何があってもたいてい上手くいく
周りの女の子はチョロいし、性格も単純だし
何より主人公思いで一途だし
だから俺は主人公が嫌いだ
でも俺はアニメを見る
アニメを見て、できるだけ主人公みたいにならないようにする
反面教師にするのだ

そう思いながらお菓子と飲み物を用意し、トイレを済ませたあとテレビをつけた
ゆっくりとアニメを見るために他の事を最初に済ませるのが俺のやり方だ

アニメを見てるといつの間にか夕飯の時間になっていた
いつの間にか帰ってた一希が部屋にやってきた

『お兄ちゃん!今日の夕飯はなんと!一希の大好きな野菜たっぷりのシチューです!』
『おう!まじか
それは楽しみだなー』

一希がすごく嬉しそうに話すので俺も話しを合わせてあげた
別にシチューが嫌いなわけではないが
2週間前から夕飯が最後の晩餐のように思えてあまり美味しく感じられないのだ

『シチュー!シチュー!私の大好きなシチュー!』
一希がスプーン片手にやっぱり嬉しそうに言っていた

『出来たわよー!』

優しい母の声に我が妹は目を輝かせる
テンションが上がっているせいか一希はいつもはよそってくれないのに、俺の分のシチューをよそってくれた

『はい!お兄ちゃん!わが家特製のシチュー!』
『ありがとう
でもわが家特製つっても、レトルトだからな
味大して変わらないだろ』
『もうー、お兄ちゃんは分かってないな』

俺が言ったことに対して妹がここぞとばかりに調子にのる

『お母さんの愛情がたっぷり!一希のお母さんは唯一無二!だからこのシチューも唯一無二なんだよ!分かったかな?お兄ちゃん!』
『はいはい』

調子に乗ってる一希につっこむ気も失せたので上辺だけ同意する

そんな感じでいつもとほとんど変わらない夕飯を終えて自分の部屋へ戻る
やることもなかったので今日の授業の復習をすることにした
別に俺が勉強をどれだけ頑張ろうともう意味は無いのだができるだけ何も考えずに俺は勉強をしたふ

勉強を終え風呂も入ったので
目覚まし時計を少しいじった後
布団に入ってその日にサヨナラをすることにした

朝日が眩しくて目が覚めた
いつもと同じ部屋
いつもと同じ目覚まし時計の音
いつもと同じ布団の感触?

やばい、布団の感触がいつもと違う!
いや、こんなに柔らかいものはそもそも布団じゃない気がする!
よくそれを確かめてみると女の子だった
ついでに言うとその女の子は昨日転校してきた湖川恵だった

俺はびっくりしてベッドから転げ落ちそうになったが必死に寝たフリをした






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