乙ゲーから転生した悪役令嬢は何気に女子高生を満喫しています。
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「へーえ、四人で遊園地か。高校生らしくていいね。俺もそういう青春したかったな。」
放課後、夕島輝也の家は賑わっていた。
「て、いうかこのタピオカ?すっごい美味しいね。こんなの何から出来てるの?」
海を始めてみた少年のような目のキラキラを誰にも伝えられないのが悔しい。
「お前は呑気だな。めんどくせーやつが一人混じってるんだよ。てかタピオカも飲んだことねーのかよ、都内大学生のくせに。」
私の幼馴染である楓もまた輝也とは面識がある。私が買ってきたタピオカミルクティーをみんなでテレビを見ながら飲んでいた。
「輝也さんこうやって傾けて飲むと最後にタピオカ溜まりにくくていいんですよ。…でもなんで灯もいいって言っちゃうかな。まあ私はあんたが来るのも認めてないけどね。」
「はぁ?チケット持ってたのはあいつだろ。俺は誘われただけだし。」
ストローをガジガジ噛みながら話す。それを言ってしまえば茗荷谷が来るのにも文句は言えなくなってしまうのだけれど…。
「でもいいじゃない。車で送り迎えしてくれるんでしょ?女の子二人もいるんだから、夜道でも安全だよ。」
にこにこ笑顔で言うもんだから、本当にこいつは。前世でも茗荷谷の誘いは度々あったが、行くたびにろくな目にあったことがない。
「そもそも私たちは茗荷谷が嫌いなんです。あいつといるだけで女子からの目線やばいんですから。」
茗荷谷を見ていると無意識だが私を殺した男が脳裏をよぎる。今世で殺されたらたまったもんじゃないわ。
それに、私はまだ最後の言葉を確認するまでは死ねない。
「そんな少女漫画のイケメンみたいな子って本当にいるんだねえ。しかもお金持ちでしょ。ひゃー、もう王子様じゃない。」
なんて、前世の記憶もないこいつらには知ったこっちゃない話なんだよなー。
過去の因果なのだろうか、ここまでキャストが揃ってしまっているといつかまたあの時と同じことが繰り返される気がする。それだけは回避したいところだ。そもそも悪役令嬢ってゲームでは固定されているけど実際、ヒロインにとって邪魔な位置にいるだけのキャラなのよね。ヒロインと絡まなければ今回の死亡フラグは折れるのだけど。
「大学生は余裕だな。お前こそ彼女とかいい加減作れよ。さすがにもう大学も慣れただろ?」
「んー、俺はまだいいかな。儚日ちゃんに変な虫つかないようにする方が今は大事ー。」
そう言いながらほっぺを私にすりすりしてくる。案の定、楓は口をぱくぱくさせている。正直もう慣れたため私はタピオカを飲み続ける。
「…っんな、だったら今回のも反応しろよ!思いっきし変な虫ついてんだろうが!」
楓がテーブルをバーンッと叩く。静かにテレビを見させてくれないものか。
「楓くんがいるから今回は大丈夫でしょ。まあ君が守れなかったら、徹底的に潰すけどさ。」
少しばかり目が怖い気がする。
「お前の言いなりになんてなるかよ。つーか儚日も!明日茗荷谷につられてものるんじゃねえぞ、絶対な!あいつはただの女たらしだ。」
そんなの一生ないわ。
「はいはい、わかってるって。そして輝也さんもやめてくださいねー。」
熱くなっている二人をひっぺがし、私は立ち上がる。
「私たち三人がくっついていれば茗荷谷も諦めるでしょ。てかそもそもなんでついてきたのよあいつ。…まあいいや、とりあえず私は家帰るんで。じゃあ明日ね。」
いよいよ明日、やつはどう出てくるのか。
先が思いやられる。
放課後、夕島輝也の家は賑わっていた。
「て、いうかこのタピオカ?すっごい美味しいね。こんなの何から出来てるの?」
海を始めてみた少年のような目のキラキラを誰にも伝えられないのが悔しい。
「お前は呑気だな。めんどくせーやつが一人混じってるんだよ。てかタピオカも飲んだことねーのかよ、都内大学生のくせに。」
私の幼馴染である楓もまた輝也とは面識がある。私が買ってきたタピオカミルクティーをみんなでテレビを見ながら飲んでいた。
「輝也さんこうやって傾けて飲むと最後にタピオカ溜まりにくくていいんですよ。…でもなんで灯もいいって言っちゃうかな。まあ私はあんたが来るのも認めてないけどね。」
「はぁ?チケット持ってたのはあいつだろ。俺は誘われただけだし。」
ストローをガジガジ噛みながら話す。それを言ってしまえば茗荷谷が来るのにも文句は言えなくなってしまうのだけれど…。
「でもいいじゃない。車で送り迎えしてくれるんでしょ?女の子二人もいるんだから、夜道でも安全だよ。」
にこにこ笑顔で言うもんだから、本当にこいつは。前世でも茗荷谷の誘いは度々あったが、行くたびにろくな目にあったことがない。
「そもそも私たちは茗荷谷が嫌いなんです。あいつといるだけで女子からの目線やばいんですから。」
茗荷谷を見ていると無意識だが私を殺した男が脳裏をよぎる。今世で殺されたらたまったもんじゃないわ。
それに、私はまだ最後の言葉を確認するまでは死ねない。
「そんな少女漫画のイケメンみたいな子って本当にいるんだねえ。しかもお金持ちでしょ。ひゃー、もう王子様じゃない。」
なんて、前世の記憶もないこいつらには知ったこっちゃない話なんだよなー。
過去の因果なのだろうか、ここまでキャストが揃ってしまっているといつかまたあの時と同じことが繰り返される気がする。それだけは回避したいところだ。そもそも悪役令嬢ってゲームでは固定されているけど実際、ヒロインにとって邪魔な位置にいるだけのキャラなのよね。ヒロインと絡まなければ今回の死亡フラグは折れるのだけど。
「大学生は余裕だな。お前こそ彼女とかいい加減作れよ。さすがにもう大学も慣れただろ?」
「んー、俺はまだいいかな。儚日ちゃんに変な虫つかないようにする方が今は大事ー。」
そう言いながらほっぺを私にすりすりしてくる。案の定、楓は口をぱくぱくさせている。正直もう慣れたため私はタピオカを飲み続ける。
「…っんな、だったら今回のも反応しろよ!思いっきし変な虫ついてんだろうが!」
楓がテーブルをバーンッと叩く。静かにテレビを見させてくれないものか。
「楓くんがいるから今回は大丈夫でしょ。まあ君が守れなかったら、徹底的に潰すけどさ。」
少しばかり目が怖い気がする。
「お前の言いなりになんてなるかよ。つーか儚日も!明日茗荷谷につられてものるんじゃねえぞ、絶対な!あいつはただの女たらしだ。」
そんなの一生ないわ。
「はいはい、わかってるって。そして輝也さんもやめてくださいねー。」
熱くなっている二人をひっぺがし、私は立ち上がる。
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