目が覚めたら異世界でした。

ろあ

プロローグ

私は寝ていた。
何をした訳でもないがどこか疲れていてとても眠い夜だった。

『なんで眠いんだろ』
そんな事をぼんやり考えた私は思い出したくもない悲しい出来事を思い出してため息をついた。

『ごめん星(せい)ちゃん俺と別れて欲しい』
あぁ…そうだ私昨日彼氏に振られたんだ…
なんで振られたんだろう。

そんな事を必要以上に考えてどんどん気持ちが沈みいつしか死にたいと思うようになってしまったのだ。
今時の若者は恋愛で上手くいかないと自殺する子が後を絶たないこの世界で私も死んでやると思ったのだ。

『悔いはない…』
ペーパーナイフを喉に向け死を試みた…

そして彼女は旅立ったはずだった…

『あれ、ここどこ!?』
死んだはずなのに暖かくて過ごしやすい気温、鎧をまとい武装してるスキンヘッドのおじさん、なんと言っても見慣れない景色。

『えぇぇぇぇぇー!!!!!』
なんで死んでないの!?ここどこ!?
ものすごく同様する星を見て住民達がガン見をしていた。

ズボンのポケットには謎の紙、靴の中には少量のお金。

ここで星は気づいた。

『目覚めたら異世界だったって事に』


つづく


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