異世界生活○○してみた。

Noar

共闘〜一段落〜

「レントー。戦ってる時に『燃やせ』とか『凍らす』とかって言ってたけど、もしかして異能力を持ってるの??」
(さすがにバレるか…)
「いや、魔法の1種だよ。今までは発生させた魔法を放つイメージでやってたんだけど、相手の体から出るようにイメージしたんだ」
それっぽいごまかしができたか?
「レントほんとに凄いね…私一応先輩なのに不安になってきた…」
「いや、マナも普通の魔法使いよりはるかに強いよ。」
何とか戦闘を終えた俺たちはその後も何十体という魔物を倒し続けた。


「いやー、すっかり夜だなー。」
「そうだねー。そろそろ帰ろっか。」
あの後も俺たちは暗くなるまで戦い続けた。
(さすがに疲れたな…ちょっとステータスでも確認するか…)



 


《プロフィール》
名前 日野蓮斗
職業 冒険者

《ステータス》
Lv40
攻撃力 10000
防御力 10000
知力     15000
魔力     20000
俊敏性 10000

《スキル》
身体能力上昇Lv5 言語理解 無詠唱

《異能力》
使う



「また強くなったな…」
(俺のステータスはどんどん上昇している。もう異能力とか関係なしに強すぎるな…)
「あれ?なにか落ちてる??」
マナが何かを拾った。

ウィンドウルフの牙 ☆☆☆☆☆☆

全長1メートル以上ある、いわゆるサーベルタイガーの牙のような長い牙である。
「こんなのもあるよー。」

ウィンドウルフの毛皮 ☆☆☆☆☆

毛皮という割に薄目で装備とかに使ったら良さそうな素材だ。
「マナー。この素材武器とか防具に作り替えてもらおうぜ??」
「いいねっ。かっこいいの作ってもらお?」
マナにはドレスとかを着てもらいたい気分だが、今は抑えておこう。
「とりあえず今日は疲れたし早く帰ろうぜ。」
俺たちは来た道をひたすら歩き森を出た。
「あれ?なかなかお早いお帰りじゃないか。」
そこには俺たちをこの森まで連れてきてくれた商人のおっちゃんがいた。
「俺も正直びっくりしてるくらい早かったよ。」
「しかも、今回の依頼は調査だったからウィンドウルフのことを報告すれば達成出来ると思うよー」
調査という依頼にしては大変だったな…
「さぁ、帰ろう!」
俺たちは馬車に揺られながらアステロイドへと帰還した。


アステロイドはもうすっかり夜になっていた。
「今日はふたつも依頼をこなしたから、疲れたなぁ…」
「レントが強くてすぐ終わっちゃった気がするけどねぇ」
俺たちは、宿屋で食事をとりながらたわいもない会話をする。
(日本にいた時はこんな生活を送るなんて思ってもみなかったな…)
「なんか…楽しいな…」
「ん?どうした??」
「な、なんでもない…それよりマナ明日は武器屋にいって、武器とか防具作ってもらおう。」
「そうだねっ」
俺はこの世界に来て一つだけ常に思っていることがある…
(マナ可愛すぎ。)
いや、別にやましい気持ちがあるわけじゃないんですよ?ほら、アイドルとか見た時可愛いって思うけど、自分では手の届かないところにいるから、抑えられるというかなんというか…
そんなことを考えているうちに俺たちは食事を終え、寝ることにした。

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