異世界に貴族として転生しました!〜兄が神な男〜
15、魔法の訓練
その後、昼食まで本を読んで過ごしていた。一応言うが、確かに俺は本が大好きだ。だが、この世界に電子機器がないからこんなに本に熱中しているのだ。地球にいれば、流石にこんなに本には熱中しない。
昼食も食べ終わって、食休みもした。そして、魔法の訓練を受けるために屋敷の外のどっかに向かっている。魔法を習うのだ。楽しみじゃないと言ったら、嘘になる。
「先程とは人が変わっ様ですね、シリウス様。」
と、バトラーが横から声をかけてきた。
「ん? そうかな?」
「ええ。剣の訓練に行く際はだるそうにしていましたよ……。しかし、現在は嬉しそうですね。」
「まあ、少しだけ楽しみだからね。」
「そうですか。それは、良いことです。」
「うん、ありがとう。」
そんな事を話している間に訓練場についたらしい。
男女の冒険者がいる。
「こんにちはー!」
「っあ! 本日からお願いします。私は、Cランクの冒険者のピリアです。で、こっちのむさ苦しい男が、ピールです。」
「むさ苦しいとか、言うんじゃない。あっ、俺、私はピールです。冒険者ランクは、Cです。」
別にむさ苦しくは、ないと思うよ。ピールさん。
「別に一人称は、俺でいいですよ。」
「そうですか……。ありがとう御座います、シリウス様。」
「では、早速ですが魔法の練習をしましょう。」
と、ピリアさん。
「あっ! お願いします。私は、屋敷に用がありますから……。」
と、言ってバトラーが屋敷に帰る。
「まず、魔法で一番大切なことは何だと思う? シリウス様。」
うわぁー。面倒臭いタイプの教師だぁ。生徒に聞いてくるタイプの先生かぁ。
「わかりません。」
俺は、即答する。
「も、もう少し考えてみましょう。シリウス様。」
は? 分からないんだから答え教えてくれても良くね?
「うーん。やっぱり、分かりません。答えを教えて下さい。」
「あ、あのー。もう少し、考えてみませんか?」
えー。嫌だ。面倒じゃん。
「わからないものは、わかりませんよ。」
「いや、少しくらい考えてください。お願いですから。まあ、今回は特別に教えましょう。次からは、きちんと考えてくださいね。」
どうやら、教えてくれるらしい。面倒なことをせずに最初から教えろよ、と俺は思う。
「魔法でいちばん大事なことは、魔力の制御です。魔力を暴走させると、死に至る可能性もあります。魔力を制御するために、手始めに魔力を体内で循環させてみてください。」
魔力を体内で循環……! どうやんだ? それ。
体内で、循環?イメージだ。魔力を循環させる。イメージだ、イメージ。
「まあ、いきなりそんなことを言われても難しいと思うので、コツを教え、って。えー!!! って、で、できてる。」
ん? できたのか……! なんか、気持ち悪いなぁ。体内に魔力を循環というのは。
「で、出来てしまいましたね。ちなみにコツはイメージです。まあ、出来ていましたけどね。」
ん? なんか、申し訳ないなぁ。まあ、いっか。
「では、私がやめていいと言うまで、ずっとやっていてください。」
は? ん?
《三十分後》
なんだかんだで、ずっとやっていた。初対面の大人にとやかく言えないからな。
疲れたなぁ。魔力を体内で循環させるのって、神経使うなぁ。
「これを毎日、できるだけ多くやって下さい。そうすれば、自分の魔力をコントロールできるようになる日が来るでしょう。まあ、すぐに。」
これは、同意していいのかな?
「分かりました?」
「それでは、失礼します。シリウス様。」
もう、終わりなの? 魔力循環というのをやっただけなんだけど……。なんかの技は教えてもらえないの?
ピリアさんの相方のピールさん。全然、喋らなかったなぁ。
まあ、いっか……。いや、いいのか? まあ、いいのだろう。うん、いいんだ。
魔力循環は、暇だったらやっておこう。まあ、いつでも暇なんだけどね。
ということで、特に技を習得しないで一日目の魔法の訓練が終わった。
今日も平和だ。
昼食も食べ終わって、食休みもした。そして、魔法の訓練を受けるために屋敷の外のどっかに向かっている。魔法を習うのだ。楽しみじゃないと言ったら、嘘になる。
「先程とは人が変わっ様ですね、シリウス様。」
と、バトラーが横から声をかけてきた。
「ん? そうかな?」
「ええ。剣の訓練に行く際はだるそうにしていましたよ……。しかし、現在は嬉しそうですね。」
「まあ、少しだけ楽しみだからね。」
「そうですか。それは、良いことです。」
「うん、ありがとう。」
そんな事を話している間に訓練場についたらしい。
男女の冒険者がいる。
「こんにちはー!」
「っあ! 本日からお願いします。私は、Cランクの冒険者のピリアです。で、こっちのむさ苦しい男が、ピールです。」
「むさ苦しいとか、言うんじゃない。あっ、俺、私はピールです。冒険者ランクは、Cです。」
別にむさ苦しくは、ないと思うよ。ピールさん。
「別に一人称は、俺でいいですよ。」
「そうですか……。ありがとう御座います、シリウス様。」
「では、早速ですが魔法の練習をしましょう。」
と、ピリアさん。
「あっ! お願いします。私は、屋敷に用がありますから……。」
と、言ってバトラーが屋敷に帰る。
「まず、魔法で一番大切なことは何だと思う? シリウス様。」
うわぁー。面倒臭いタイプの教師だぁ。生徒に聞いてくるタイプの先生かぁ。
「わかりません。」
俺は、即答する。
「も、もう少し考えてみましょう。シリウス様。」
は? 分からないんだから答え教えてくれても良くね?
「うーん。やっぱり、分かりません。答えを教えて下さい。」
「あ、あのー。もう少し、考えてみませんか?」
えー。嫌だ。面倒じゃん。
「わからないものは、わかりませんよ。」
「いや、少しくらい考えてください。お願いですから。まあ、今回は特別に教えましょう。次からは、きちんと考えてくださいね。」
どうやら、教えてくれるらしい。面倒なことをせずに最初から教えろよ、と俺は思う。
「魔法でいちばん大事なことは、魔力の制御です。魔力を暴走させると、死に至る可能性もあります。魔力を制御するために、手始めに魔力を体内で循環させてみてください。」
魔力を体内で循環……! どうやんだ? それ。
体内で、循環?イメージだ。魔力を循環させる。イメージだ、イメージ。
「まあ、いきなりそんなことを言われても難しいと思うので、コツを教え、って。えー!!! って、で、できてる。」
ん? できたのか……! なんか、気持ち悪いなぁ。体内に魔力を循環というのは。
「で、出来てしまいましたね。ちなみにコツはイメージです。まあ、出来ていましたけどね。」
ん? なんか、申し訳ないなぁ。まあ、いっか。
「では、私がやめていいと言うまで、ずっとやっていてください。」
は? ん?
《三十分後》
なんだかんだで、ずっとやっていた。初対面の大人にとやかく言えないからな。
疲れたなぁ。魔力を体内で循環させるのって、神経使うなぁ。
「これを毎日、できるだけ多くやって下さい。そうすれば、自分の魔力をコントロールできるようになる日が来るでしょう。まあ、すぐに。」
これは、同意していいのかな?
「分かりました?」
「それでは、失礼します。シリウス様。」
もう、終わりなの? 魔力循環というのをやっただけなんだけど……。なんかの技は教えてもらえないの?
ピリアさんの相方のピールさん。全然、喋らなかったなぁ。
まあ、いっか……。いや、いいのか? まあ、いいのだろう。うん、いいんだ。
魔力循環は、暇だったらやっておこう。まあ、いつでも暇なんだけどね。
ということで、特に技を習得しないで一日目の魔法の訓練が終わった。
今日も平和だ。
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