転生貴族の異世界生活

shota

冒険者ギルド

俺は冒険者ギルドに冒険者登録をしに来た。

「こんにちは〜。」

そう言って俺は冒険者ギルドのドアを開けた。

「はい。こんにちは。今日はどんなご要件ですか?登録ですか?依頼ですか?」

...うん。やっぱりギルドの受付嬢は美人しかいない。

「今日は登録をしに来ました。」

なんか後ろがザワザワしているな。

「おい小僧!ギルドに登録しにきただって?お前にゃまだはやいぞ?お家でお昼寝してな?」

やっぱり絡んできた。しかもお決まりの体だけ無駄に強そうなオッサンが。

(まあ、ここは無視するに限るな。)

そう思った俺はギルドカードを受け取って
ギルドを出ようとした。

「おい!無視してんじゃねーよ!」

やっぱりあのオッサンが肩を掴んできた。

「離してください。」

俺はオッサンの手をはらった。
すると余計気に障ったらしくオッサンが殴りかかってきた。

「はぁ〜。」

俺はため息をつくと、オッサンの拳を避けて鳩尾に軽く蹴りをいれた。だが、少し力が入りすぎたらしくオッサンはギルドの壁まで吹っ飛んだ。

ギルド内が静まり返る。

「おい!何があった!?」

その静寂を2階から降りてきた男が破った。

「あっ!ギ、ギルドマスター!」

その男は、このギルドのギルマスらしい。
受付嬢がこと細かく事情を説明している。

「おい、そこの小僧ちょっと着いてこい。」

俺はギルマスに奥の部屋へ連れていかれた。

「お前、何者だ?」

今俺は、ギルドマスターに質問されている。

「何者って、ただの5歳児ですよ?」

「それはわかるが、ただの5歳児にあんなことはできんだろう?」

「そんなことはないですよ。僕は物心ついた時から訓練をしていますから。」

「そ、そうなのか?でも、あいつはCランクだぞ?」

ギルドのランク分けは下から
F→E→D→C→B→A→S
となっている。

「Cランクでも油断していれば5歳児だって勝てますよ。」

「そ、そうか。」

なんか納得してくれたようだ。

「じゃあ僕は依頼を受けて行きますね。」

そう言って無理矢理話を終わらせると、
受付に向かった。

「すいません。討伐系の依頼ってありますか?」

「えっ。討伐?危ないわよ?」

「大丈夫です。」

「そう...。じゃあゴブリン討伐なんてどうかしら?」

「ゴブリンですか。わかりました。それを受けます。」

「じゃあ1週間以内にゴブリンを10体倒してきてね。討伐証明部位は右耳です。失敗したら銀貨を1枚もらいます。」

「わかりました。では行ってきます。」

そう言って俺は王都の門を通り、森に出た。






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                                          ――shota――

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