O'clock

桜井ギル

崩壊する夢物語(2)

少女「なんですか、それ。」



聞いたことも無い単語に疑問を覚えた。



悪魔「…………」



悪魔「おいおい、世間知らずにも程があるだろ……」



少女「え、なんかごめんなさい。」



悪魔「いや、別に謝らなくてもいいけどさ。」



悪魔はなんかよく分からないけどめっちゃ困っていることが分かった…ような気がした。



少女「あの、そのいん……?とかいう単語の意味教えてくれませんか?」



少女「一応これでも受験生なので知らない単語がいるとちょっとやばいんで。」



唐突…過ぎたかな?



悪魔「……………………」



あ、なんか悪魔が黙り込んじゃった。これやばいパターンですか?



少女「………………」



とりあえず私は黙って悪魔の様子を見ることにした。



しばらく経つと悪魔はニヤリと微笑む。



悪魔「…いいぜ。お前ののぞみ叶えてやってもいい。」



悪魔「ただし、契約だ。」



悪魔「今まではお前以外から代償を頂いていたが、今回からはお前から代償を頂く。」



少女「えっ……?」



私以外から代償?どういう事なの…?



悪魔「ははっ、その顔じゃあ今までの夢物語の代償の事をよく分かってなかったろ?」



悪魔「つまりなぁ、お前が夢の中で願ったことは夢の中では叶う。だが、それを叶えていたのは昔の俺の姿に変装した俺、悪魔だ。悪魔は人間の魂を食べる。食事のために人間に契約を持ちかけ、人間ののぞみを叶えてやっている。……例えば、快楽とかな。」








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