男女比が異常な異世界で最強になった俺は前世の夢を追い続ける

音感あっきー

2章。変異種の発生。

神ちゃん、今の話で悪魔の力の事分かった?

『恐らくですが、生まれつき悪魔の力を持っていた……という風に考えるのが妥当かと……。連れのワン様とニャン様は強さから察するにコロウ様から悪魔の力を貰い受けたという事も想像出来ます。』

悪魔の力って生まれつき授かったりするの?
それだと何か他にも沢山いそうだけど……。

『これも推測なのですが、コロウ様のご両親のどちらかが悪魔の力を持っていて、それが継承されたという風に考えています。』

え、でもそれなら責めて両親はコロウさんの異様なまでの殺傷能力を受け入れてあげられるんじゃないの?
自分もかつては同じ思いをしてきたんだろうし……。

『レイン様、悪魔の力を悪魔から授かる様な人が善人だとお思いですか?継承はその子に自動的に悪魔の力が与えられますが、悪魔と契約して授かった人は性格が捻じ曲がっていると考える方が妥当です。』

おおお、流石、神ちゃん!
で、コロウさんには悪魔の力が宿ってる訳だけど、放ったらかしで大丈夫なの?

『私の想像ですが、今までキングウルフと過ごして来たコロウ様は人間的な本能より野生的な本能を身につけて来たと考えられます。その場合、悪魔が漬け込む人間の弱い心という隙が余り無いのでは……。』

でも、ブラッドウルフに対する復讐に燃えてるみたいだよ?

『復讐ではありません。確かに似たような物かもしれませんが、仇討ちです。悪意を持って自分の為にする行動と、失った誰かの為にする行動とでは何か違う気がします。』

うーん、まぁ神ちゃんが言うならそうなのかな。
って事は放置で良いんだね?

『はい、大丈夫です。何かあれば私が何とかしましょう。悪魔に太刀打ちできるのは私達、神ちゃんずくらいですし』

了解、その時は任せるよ、というか何でキングウルフは負けたんだろう。
コロウさんより強いキングウルフがブラッドウルフに負けるかなぁ……。

『もしかしたら変異種がいるのかもしれませんね。』

変異種?
どういう事?

『ストレスに耐えかねた動物がそのストレスに打ち勝つ為に進化したという事です。』

でも、変異種何て聞いた事ないよ?

『因みにレイン様が先程倒したブラッドウルフのボスも変異種の様な物ですよ。ラーラ様を狂犬病にしたブラッドウルフもです。』

あー、確かにこの世界に来てからウルフに噛まれて病気になった人なんて聞いた事なかったもんな。
って事はキングウルフも変異種にやられたって考えるのが妥当か……。




「コロウさん、もしかしたらキングウルフがブラッドウルフに負けた理由が分かったかも」

「な、なに!?お、教えてくれ!!」

物凄い勢いで迫るコロウ、そして、ワンとニャン。
3人の顔を見るだけでキングウルフが彼らにとってどれだけ重要な魔物だったかがわかる。
親の代わりともなればそんなものだろう。

「変異種によるものかと思います。今回のブラッドウルフも噛む事で敵に病気を感染させる変異種でした。」

「変異種か……。言われてみるとそんな気がして来たな……。よし、次からは変異種のウルフの討伐に絞るか……。」

「また、協力が欲しい時は言って下さい。いつでも駆けつけますから!」

俺はそう言って笑ってみせた。
コロウさんも俺の顔を見るとニカッと笑い眼尻にシワを作らせた。

それからコロウさん達はギルドに報告をしに行く為、山を降りていった。

さて、遠足の続き……なのだが。

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