最強になった俺は前世の夢を追い続ける。

音感あっきー

2章。脳筋。

「ええええ、名前分からないけどギルドにいる人だよね?そっちの……奴隷の子達もだよね?」

取り敢えず、拘束魔法で身体の自由を効かない様にした銀髪で顔に大きな傷の入った男とその連れの2人のアイ曰く獣人で帽子を被った小さな女の子達に聞き込みをする。
いきなり、攻撃を仕掛けてきたんだ。
割と怖かったし、上半身丸出しだし。

「そうだ、それよりさっさと魔法を解け、……その、敵と間違えて悪かったな」
「お兄さん、間違えてごめんなさい」
「ごめんなさい」

あれ、案外怖い顔してる割に素直?
これ、モテるヤンキーってやつ?

「あ、うん、というか名前聞いて良いですか?」

と言いつつ拘束魔法を解いてやる。

「俺はコロウだ。ウルフ狩りのコロウ」
「私はワン」
「ニャン」

おっと?
……いや、決して名前適当だなとか言ってはいけない。
一人一人しっかりと色んな意味を込められた名前の筈だ……。

「名付けたのは俺だ。面倒だったから鳴き声を名前にしてやったんだ、ワイルドだろ」

「うん、あざす」

『レイン様、コロウ様は恐らく脳筋です。余り真面目に考えるのはやめましょう』

(うん。それは思った)

俺も割と簡単な自己紹介を済ませた後、コロウがここにいる理由を聞いた。
ウルフ狩りのコロウと言われるだけあってウルフ系の依頼は割とすぐに飛びつくようだ。
今回も村からブラッドウルフが大量発生しているという依頼でやってきたそうだ。

「そういや、アンダンテ学園の生徒が襲われてたからウルフをぶっ倒しといたぞ」

「え、あ!ヤバイ!ラーラ!」

「ん?あぁ。そういや誰か押さえつけられてたな。事情を聞こうと思ったんだが物凄い勢いで凄い力が近づいてたから置いてきちまった。まぁ小僧だったんだけどな」

「ちょっと行ってきます!」

俺は会釈をした後、瞬足を使ってラーラ達の元へと急いで駆ける。
相変わらず霧が晴れないが、魔力感知で場所を当てる。

「見つけた!おーい!……え、悲惨だな」

飛び散る血と肉片。
焼けた木。
水を吸った木の匂い。
不自然に抉れた地面。

まぁコロウさん達くらいしかこんな事しないだろうけども。
まぁウルフ倒せたから結果オーライ!
今はラーラ!

「あ!レイン君!ラーラが!」

そう大きな声をはじめに上げたのはルーラであった。



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