男女比が異常な異世界で最強になった俺は前世の夢を追い続ける

音感あっきー

2章。ペロッ!これは血!

ふぅ。
何というか恋愛のせいでこのグループが崩壊しそうで怖いわ。

どごおおおおん

そんな事を考えながら轟音を響かせて戦い続ける王女三姉妹の元へと俺は向かう。

どごおおおおん

それにしても、朝から結構沢山魔物がいるんだなぁ。全部、瞬殺されてるけども。

「おーい、何でこんなに魔物いるのー?」

「炎よ、全てを吹き飛ばせ、火炎魔法エクスプロージョン!」

どごおおおおん

魔法を打っているのはルーラだ。
ラーラとローラは残骸処理をするべく近接戦をしている。
因みに森に炎が引火しているが、それはルーラが瞬時に弱い水魔法を打って消火している。
そして魔物だ。
一体や二体なら数分で片付いたかもしれないが、何故か沢山いる。
そして、その魔物は…

「ブラッドウルフか…」

ブラッドウルフ。
血の匂いに釣られてやってくる狼型の魔物。
普段はこの森には生息していなかった筈だったが、恐らく昨日、この森に入って沢山狩りをしたからかなりの量の血が飛び散ったのだろう。
正直そこまで嗅覚が良いのかは微妙だが、名前にブラッドと付くくらいなのだから、そんなもんなんだろう。

「きゃっ!」

小さな悲鳴が聞こえた。
その方向にはラーラがいた。
片腕をブラッドウルフ一匹に噛まれていた。
歯が完全に食い込み、血が少しずつ浮き出てくる。

がるるるるっ!!!

別の周りにいたブラッドウルフがラーラの血に反応し一気に襲いかかる。
このままでは噛まれた痛みとウルフに押さえつけられて身動きが取れない。

「うおお、やべぇ、氷結魔法、アイスバレット!」

俺の周りにいくつもの小さくて丈夫そうで先の尖った氷の結晶が完成し、それが目にも留まらぬ速さでブラッドウルフの頭目掛けて飛んでいく。

ひゅんひゅんひゅん!

どさどさどさ。

視界に入るラーラに襲いかかろうとしていたブラッドウルフは倒せた。
勿論、ラーラの腕を噛んでいた奴もだ。
だが、次々と他のウルフはラーラに襲いかかる。

「血が原因か、回復魔法と清掃魔法、ほいさ」

遠隔操作で魔法を放ちラーラの腕は元に戻り、そして血は消え去った。
ラーラに襲いかかろうとしていた慣性でそのままウルフは突っ込んでいくが手助けに来たローラの剣で次々と斬られていく。

あれ……何かヤバくない?

俺は検索魔法を使い森の中一体を調べた所、まだまだ沢山のブラッドウルフがこの場所以外にも、生徒達がいる場所に向かっている事に気付いた。

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