男女比が異常な異世界で最強になった俺は前世の夢を追い続ける

音感あっきー

2章。異世界ファンクラブ。

「じゃあ、遠足会議を始めよう」

……あぁ、始まりました始まりました。
憂鬱だなぁ。
こんな係やるような人間じゃないんだけどなぁ。
そりゃ、医学科志望だったからそれなりにリーダーシップ的な物は必要だったのかもしれないけど、どちらかと言うと自分は脇で支える系男子だったからなぁ。

「では、まずは自己紹介からいこうか」

会議全体を纏めているのはラグナ先生だ。
まぁ、何といいますか、緊張感の無い会議だ。
Sクラスから5人と言っていたが…4人はもう知っている。
そして、残り1人も有名人ではある。

「ラーラです、よろしくお願いします」
「ローラです、よろしくお願いします」
「ルーラです、よろしくお願いします」

王女三姉妹、これは予想出来ていた。
纏めるのには1番最適な人達だしな。

「あ、アーニャです、よろしくお願いします」

少し緊張しているようだ。
アーニャはよく剣術で俺の相手をしてくれるSクラスで最も剣術が巧みな子だ。
魔法はそうでも無いのが、成績優秀なルーラに劣る原因でもあるのだが。
纏めるのに適しているかと言われるとそうでも無い気がするのだが……まぁきっと成績順的な選び方なのだろうなぁ。

「僕はイビル。よろしくお願いします」

イビル。
The 悪役、と言った感じの名前だ。
とは言うものの落ち着きのある子で、頭脳明晰な子だ。
確かSクラスではルーラの次に賢いんじゃなかったかな?
あ、因み失礼かもしれないが名前的に魔族感がしたから検索魔法で魔族を探知したがイビルからは反応が無かった。
まぁ、学園がそんな人間を入学させてしまう程、甘々では無いと思ってはいたが。
纏めるのには適しているのではないだろうか?
ただ、イメージがアレだ。
変に正義感があって空回りするタイプだ。
最も、この世界では地味な優越を持つ男でもある。

「レインです、よろしくお願いします」

簡単な自己紹介…いや、名前紹介の後、本題の会議が始まった。
会議で決まった内容を簡単に纏めておく。

まず、全クラスS〜Fクラスで安全を追求して10人パーティを組む。
普通は5人パーティがベストと言われるのだが、それは野宿や食事などの生活面を含めた時に最も最適な人数という意味だ。
人数が多いに越した事は無い。
そして、各パーティでの行動が基本となる。
約60組のパーティの頭的な役割を俺達がする。
と言っても60組を纏め役の人数の6人で割って1人10パーティずつを担当するのだが。
合計で1人100人を受け持つ事になるけど10パーティと言われると余り大変ではなさそうだ。
というか、受け持つと言っても緊急事態に備えるだけしか特にする事は無さそうだ。
基本行動がパーティ単位である為、俺達の力を借りる事など殆ど無いと思う。
つまり、纏め係を作ったのは恐らく別の意図があるんじゃないかなぁ…。
例えば…精鋭メンバーを集めたパーティを作り名前を売る…みたいな。
とは言っても王女三姉妹は既に売れていて、俺も殆ど売れているに近い。
最近では、レイン支援会というファングループみたいなのができたらしいが聞かなかった事にしている。
俺達に紛れさせて残り2人の逸材を売るのが目的…かな?

そんな事を考えながら、ゆるゆるで特に決まった役割などもない纏める係の会議は終わった。


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