男女比が異常な異世界で最強になった俺は前世の夢を追い続ける

音感あっきー

2章。ギリギリの闘い。普通サイズの味方。

レインSide

取り敢えず、全員、拘束魔法にかけれたため、ハリエルの元へと向かった。

「うががああわあぐがが」

口が麻痺しているためうまく喋れていない。
そのため、口だけ拘束を解除した。

「殺す!お前を殺す!!」

いきなり達者だな。

(これも操られてるんだよな…?)

『はい、恐らく。』

(どうやったら解除できるのかなぁ…気絶させてみる?)

『そうですね、催眠術的な何かかもしれませんし』

こんな強力な催眠術おかしいだろ…とか思いながら、拘束魔法の拘束レベルを最大に上げる

「殺す!殺…す…こ……ろ………」

ぱたり

「よし、目を覚めさせるか……りかば…」

パリィィンっ!!!!

「え…結界さん?」

『結界魔法が学園内側から破られました!』

「マジで!?結構強めに張ったんだけど…まさか、俺が知らない間に生徒皆殺しとかは…いや、検索魔法では皆、訓練場にいるみたいだから大丈夫か…」

『!レイン様!!』

「ん!?」

どすっ、うにゅううっ

「痛っああああうっ!」

地面を貫いて突如として現れたウニュウニュして蛭のような気持ちの悪い生物はその口のような物でレインの足を少しずつ呑み込んでいく。
全国の蛭のファンの方。
蛭の事を気持ち悪いと言ってごめんなさい。

「うにゅううううっ」

「痛い痛い痛い痛い、神ちゃん!何か痛い!!」

『魔力を吸収するタイプの召喚魔です。恐らく、毒を体内に流されています。私の方で相殺しようとしてるのですが、レイン様の魔力が吸い取られているため、うまくできません。強制回復も無理です。取り敢えず、今は力を防御と攻撃に特価させますので、ソイツから離れてください!』

「とは、言われても……何か力が…入らない……!あぁ、もうっ!エクスプロージョン!」

どごおおおおん!!!

蛭のような生物はバラバラになって吹き飛んだ。
流石に高出力の魔法は吸収しきれないようだ。

「神ちゃん…毒、どうにかできる…?力が入らない…」

『毒を取り入れた量が血の量に対して多過ぎて、中々、相殺できません。致死性のある毒では無いので大丈夫です。ただ、力が入らなくなるのは毒のせいですね、強制回復で取り敢えず、傷口は塞いでおきます。次はあの攻撃を受けないように気をつけて下さい。それと、召喚魔の召喚者にも気をつけて下さい』

「召喚者は何とかなるとして…召喚魔と言われてもなぁ……地面から出てくるんじゃ……あ、検索魔法があった。土竜と同じタイプか…」

うーん、エクスプロージョンで吹き飛ばしたからかなぁ……何か沢山俺に向かって来るのがいるよ…。
こういうタイプの奴はどう倒すのが良いのかなぁ…
元気ボール…?
いやいや、跡形もなく粉々にするか、全て凍らせるか、召喚者を倒すか。
でも、拘束魔法を使ったからといって召喚魔が消えるかと言われたら、それは無さそう…。
意識失っても、勝手に召喚魔が術者から魔力を貰うとかだったら、意味ないし……

粉々作戦かな。

まずは、俺の足元におびき寄せて……

飛ぶっ!!

どすっ、どすっ、どすっ、うにゅうにゅうううっ

力が入らないながらも高くジャンプして回避した俺は検索魔法で全部の召喚魔が俺の真下に来た事を確認した。

「全てを燃やし尽くそう!!豪炎魔法!!プロミネンス!!」

決闘で姉さんが使った技である。
巨大な真っ白に光り輝く火の玉が俺の真下に落ちる。
あ、ハリエル危ない。
「結界魔法からの神速っ」

ぴゅん

結界魔法を壁代わりにして蹴って神速で移動し、ハリエルを抱えて被害の届かない場所へ移動する。

「こんだけでも……メチャクチャ……疲れる………」

毒、恐ろしや。
検索魔法を確認する限り、全員、葬りさったようだ……

すたたたたたたたたた!

「ん?誰か来た……あれ、フラフラする……」

どぅすっ!!

「あああ、痛いっ、これは痛い……フラフラも吹き飛ぶ痛さ……」

後ろから走ってきた誰かに剣で背中を突かれた。
防御力のお陰で貫通はしていないが、まぁまぁ、刺さった。

『すみません、また防御力を上回られました。今回は先程よりも高く設定した筈なんですが…』

「マジかよ…人間離れしてる人、俺だけじゃないんだな…」

「何をブツブツと、死になさい!エクスプロージョン!」
女性の大きな声が耳元で叫ばれる。

どごこおおおん!

爆音と共に吹き飛ぶ。
体の半分まで剣が刺さった上でのエクスプロージョンなら普通は全身バラバラになる所だが、ならなかった。

『もう次、刺されると危なそうなので、防御力を絶対に負けないくらい高くしておきました。』

「あはは……助かる……アイツの剣が逆に壊れたみたいだな……爆発のダメージが俺の体に反射されたっぽい…ある意味、やり過ぎかも……」

あぁ、血が少ないのと、毒のせいでフラフラする…

強制回復によって先程の深い傷もどんどん治る。

「貴様!何をした!!我が剣を粉々にするなどあってはならないのです!!!」

「あぁ、何か逆ギレされちゃったよ…。キレたいのはこっちなんだけどなぁ…。騎士たる者として名前も名乗らず、召喚魔に奇襲させるとか、どんな奴だよ…」

「我が名を知らないというのか。良いだろう、教えてあげましょう。私は騎士副団長。ウリエルだ!言っておくが私はハリエルよりも強いです、ハリエルは我が兄であるが故に団長なのです!」

「長い…長い……。神速っ……」

ぴゅん?

真っ直ぐにウリエルに向かって手を伸ばし拘束魔法をかけようとしたが、足が縺れて変な方向へと進路がズレる。

「ええええ…変な所に飛んでいったよ俺……」


『そろそろ、レイン様も限界のようです、神速は使わない方が良いです。瞬足なら多分、大丈夫です』

「瞬足…」

ひゅん!

あぁ、これで終わる。
これでアイツに俺の手が触れれば終わる。

スカッ!

「えっ、躱された…」

『いや、レイン様がズレただけです』

「嘘おおお………もう俺、流石にキツイよ…?」

『頑張って下さい、グレンさんがこちらに向かっているようです』

「おお、グレンさん。そりゃ…助かるなぁ…でも、貧乳の女の子にこの勝負を任せるのは嫌だなぁ……ウリエル、メチャクチャ胸大きいし……」

『本当はレイン様、元気なんじゃないですか?』

「案外そうかも。今日は姉さんの膝の上で寝よ…」

「貴様、さっきから一瞬消えたり現れたりしているが何をしたのだ!!」

「よし、決めた。これにしよ……雲を集めて……雨の中に拘束魔法を仕込む……これを…えいやっ!」

モクモクモクモク

「くそ!無視するな!いでよ!召…」

ぽちゃんっ

ビリビリ

ぱたり。

『取り敢えず、全員の拘束魔法を最大限に上げて気絶させましょう』

「うん、拘束魔法、最大………おっけえ…でき…た……」

ぱたり


「れ、レイン!?大丈夫か!?」

グレンさんの声が……。

グレンさん……巨乳は俺がちゃんと倒したよ…。
俺は……普通サイズの……味方……です……。

ぱしんっ!

あれ…今、顔を叩かれたような…

『声に出てましたよ…』

あぁ…やらかした…グレンさん……貧乳だった…





ぱしんっ!

こうして俺は眠った。

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