男女比が異常な異世界で最強になった俺は前世の夢を追い続ける

音感あっきー

2章。ギルド登録と、completeな3人組

決闘が終わり、クラス毎に教室に集まることになった。
と言っても俺は最底辺一人クラスだから、教室は勿体無い気がするんだよなぁ。

廊下を歩いていると声をかけられる。
主に男子からの罵倒。

「よう、雑魚!」「Gクラスおめでとう」「王女様とこれ以上絡むな、雑魚」

あぁ。悲しい。夜、姉さんに慰めてもらお…。

「レイン君!」
後から声がする。ルーラだ。

「おお、決闘!凄かったな、よく勝てるな」

「うふふ、レイン君、あの変な芝居はなんですの?」

「え。バレてた?」

「バレバレですよ。殆ど棒読みでしたし。」

「うーん、余り力を晒すのは好きじゃなくてね。」

「わかりましたわ。お姉さん、強いんですね」

「うん、特にあの魔力の威圧がね…今までに何回、気絶したかな…」

「魔力であんな事ができるなんて驚きましたわ、レイン君もできますの?」

「え、あ、うん、やろうと思えば…こんな感じ?」

ゴゴゴゴゴ

「あ……凄い…で…す……の……」

ぱたり


「あ。やらかした。元にもどれ、リカバリー」

ルーラの体が白く光る

「ん…私……はっ!気絶してたのですね」

「うん、すぐ起こしたから大丈夫だよ。そろそろお互いの教室行こうか」

「………そうですね。レイン君、困った事があればいつでも言ってくださいね。」

「うん、お互いね」




教室の真ん中に机が一つ。

目の前にはラグナ先生。

家庭教師かな?

「ということで、ラグナです。よろしくね。レイン君。」
うーん、美しい。

「先生、僕なんかのためにすみません。面倒ですよね。僕は一人で勝手に色々できるので、お構いなく」

「何言ってるのよ。明日から授業だからね。ちゃんと出席するのよ。」

「あ、授業って僕一人だけですよね」

「そうよ、基礎の基礎から教えてあげるんだから」

「楽しみです」
勿論、皮肉です。

「早いけどこれで終わりかなぁ。皆は今頃、自己紹介だろうし。あ、そうだ、さっきの決闘。死ななくて良かったわね。あの女の子に感謝しきゃダメよ?」

おお、演技通じてる!!!

「あはは、ホントに冷や汗ダラダラでしたよ。死を覚悟しました。」

「でも、何でルーラ様は貴方を推薦したんだろね」

「うーん、知ってる人が他にいなかったからって言ってました。」
いや、知らない。
今勝手に作った理由だ。

「にしても、不思議よね、王女様に気にいって貰えるなんて。何かあったの?」

「いや、たまたま出会って友達になろうって言われたんです。」

「まぁ、いいわ。最近、盗賊が沢山出てるらしいから気をつけて帰るのよ」

「はーい」
なお、盗賊はもう壊滅した模様。



よし!皆より帰るの早い!
そして、今日は行く場所がある!

それは………ここ!!

がちゃ。


からんからん


ぎろっ


「アエンさん、冒険者ギルドに登録したいです!10歳になりました!」

そう、ここには何度も何度も山で狩った魔獣を売っていたため、知り合いが沢山いる安心安全なギルド。
女の人達は相変わらず、俺を取り囲み色々とあんな事やこんな事を仕掛けてくるが、だんだん皆と会うたびに距離が近づき仲良くなっている。

「あ、レイン君じゃない!」「ついに、登録?」「私とパーティー組まない?」

相変わらずだ。

「おお、レイン。いいぞ、登録しよう。それにしても、もう五年か。懐かしいな、お前が5歳ですけど登録させろって言ってきたの。」

「ですね。まぁ、これからは売る素材が高くなるので助かります。それに、冒険するのも夢でしたし。」

「まぁ、お前の実力がヤバいのは承知してる。でもな、Gランクから頑張らなきゃいけないのは知ってるな?」

「はい…………ここでもGか。」

「ん?どうした?」

「あぁ、いえ。何にも。それより、早く登録しましょう!!」

「そうだな」


ギルドカードはGランクの白色からSランクの金色まである。
また、ギルドカードを持っているだけで、国の出入りが可能となる。
これは使える。

「身分の証明するときには、カードに魔力を通すと名前とランクがでるから。他の人の魔力だと出来ないから、奪われたらすぐに再発行してやる。まぁ、お前に限って無いと思うが油断して死ぬ事が無いようにな。」

「わかりましたー!」

カードに魔力を通すと

レイン Gランク

文字が浮かび上がる。
こういう所、前世より凄いな。

「早速、売りたいものがあるんですけど…」

「お?何だ?」

「あ。デカいのでここでは出せません」

「じゃあ、裏に行こう」

こうして、広々としたギルドが経営する訓練所にやってきた。
点々と人がいて、魔法の練習をしているのが分かる。

「じゃあ、出しますね」

(神ちゃん、お願い)

『了解しました』

ドスン!!!!!!

明らかに地面が揺れた。

「おいおい…いつも角クマとかキングザリガニーとか同じ物ばかりだと思ったら、今度は偉い凄いのが来たな。しかも、生きてないよな?コイツの死体でこんな綺麗な姿を見たのは初めてだ。」

アイアントカゲ。
トラック並みの大きさで表面が金属で覆われている。
コイツは先日、盗賊のアジトを崩壊させた時の報酬だ。
内臓を破裂させて瞬殺した。
普通なら、魔法で金属を溶かして燃やし尽くすため、ボロボロの状態でしか提出されない魔獣。
だが、外見に傷はない。
超レアな死骸だ。

「いくらくらいになりますか?というか、コイツの素材って何なんですか?」

「コイツは表面の金属がかなり硬いから、鍛冶屋に持っていくと喜ばれる。そうだな、金属が全部使えるんだもんなぁ。しかも、今日からギルド登録してるから……Aクラス基本討伐価格で金貨4枚。加えて素材に使える部分がかなり多い。合計で金貨10枚だな。初日から大儲けだな」

「金貨10枚!!!ホントですか!!?ギルド入ると相当変わりますね!!因みに、入る前だったらどんなもんだったんですか?」

「あぁ、大体、金貨3枚程度だろうな」

「僕、幸せです」

ザワザワ…

「おお!お前たち!新入りのレインだ!かなり強いが、冒険者としては初心者だから色々教えてやれよ?」
アエンが周りに群がっている人達に声をかけた。

「ねえ、アエン、このトカゲはそこの子が捕まえて来たの?」
若い女性。
胸が大きい。
ヘソ出し。
短パン。
complete!

「あぁ。そうだ。ここまで綺麗な奴は初めて見た。」
アエンがそう言うと、complete女が近寄ってきた。

「ねぇ。今回だけで良いからパーティに入らないかしら。ちょっと無理な依頼で困っててさ」

「えっと……良いですけど、名前聞いてもいいですか?」

「あ、そうね。パーティ名は『夢の欠片』でリーダーをやっているわ。Cランクハンターのアールよ。よろしく。」

アール。R。R18…。あぁ、納得のcomplete体型。

「新入りのGランクハンターのレインと申します。よろしくお願いします」

「可愛いわね。アエン、借りるわよ?」

「ああ。レイン、アールはこの辺じゃ有名な奴で、チーム『夢の欠片』はヒーローって言われてるんだ。お前も色々学んでこい」

「はい。」
ヒーロー。ほほう、お手並み拝見……いや、先輩だった。




「早速メンバー紹介ね」

「私はアール。前衛で剣を使う。魔法は苦手ね。よろしく」
completeボディ。美しい。

「私はウール。前衛で槍を使ってるわ。魔法は火属性なら使えるわ。よろしくね」
completeボディ。可愛い。

「私はエール。後衛で弓を使ってる。支援魔法で回復したりが得意よ。よろしく」
ロリ。可愛い。撫でたい。でも、年上だ。

以上。3名。

「あ、僕はレインです。前衛も後衛もどちらもできます。魔法は得意な方です。よろしくお願いします」

「やっぱり有能な子ね、あんな綺麗なトカゲどうやって捕まえたの?」
アールが気になってた事を口にした。

「あはは、何か殴ったら死んじゃって…」

「「「………。」」」

まぁ。事実間違っていないが。

「まぁ。アールが認めた子なら安心できるわ」

「そうね」

ウールもエールも少々呆れているようだ。

「あ、そうだ、依頼ってなんだったんですか?」

「あ、そうそう、これなのよ」

【『緊急依頼』アンダンテ平原にてBランクのブラッドウルフの群れが発生。至急、駆除を求む】

「ブラッドウルフ…初めて聞きますね。」

ブラッドウルフとは血の臭いを辿って獲物を見つけるという由来からの名前だそう。
ピラニアの狼verみたいな。
普通は一匹狼なのだが、今回は群れらしい。
きっと何か原因がある。

「普通なら高ランクの人達が受けるような依頼なんだけど、今、いないらしくて、私達が頼まれたんだけど。行けるかな。パーティでブラッドウルフを倒した事は何度もあるんだけど、どれも単体なのよね。群れってなると初めてで心配でさ。」

「あー、そういう事ですか。喜んで。初めて会う魔獣はちょっとワクワクします」

「あ、ダメよ、油断は。結構、危ない依頼だと思うんだけどね。本当に大丈夫?」

「はい、大丈夫です。」


こうして、レインはチーム『夢の欠片』に加入し、討伐に参戦する事になった。

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