男女比が異常な異世界で最強になった俺は前世の夢を追い続ける

音感あっきー

2章。国を挙げてのGクラスいじり。

入学式が始まる。
合格者はクラス毎に椅子に腰掛ける。
俺は今、席を探して移動中だ。

にしても、やっぱり女の子多いなぁ。

男は殆どSクラスか。

今年の合格者数は600人。
S、A、B、Cクラスにそれぞれ50人。
D、E、F、Gクラスにそれぞれ100人。
という分け方が普通だそうだが、今年は違うらしい。

あ、Gクラスってあそこか。

「え…」

椅子が一席。

いや、まさか…。

近くにいる先生に話してみる。
「あはは、この席って来賓か何かの席ですよね」

「いや、Gクラスの席よ。今年は皆優秀だったから、Gクラスは一人だけだったそうよ?」

「……………。」

改めて!
今年は合格者600人。
Sクラスが10人。
A、B、Cクラスがそれぞれ100人。
Dクラスが190人。
E、Fクラスが99人。
Gクラスが1人。

国を挙げて俺を虐めたいのかな?

『レイン様、何か大変そうですね、ぷぷっ』

(神ちゃん。ゴキブリって一匹で生きられるのかな。)

『きっとできますよ、レイン様なら、ぷぷぷっ』

(今、俺の事を間接的にゴキブリって…)

『気のせいですよ、ほら、座りましょう』

(う、うん。)

うわぁ。
周り皆コッチ見てるよ。
一人だもんな。
恥ずかしい。
何で誰も喋らなくなっちゃうかな。


スチャ。

椅子に腰掛ける音が聞こえるくらいには静かだ。
そして、注目の的だ。

ザワザワザワザワ

あー!!!!
怖い怖い怖い!!!
何喋ってるの????
気になる!!!
絶対、俺の陰口だよね???
神ちゃん!!!鼓膜振動を止めてくれえええ!!

『いやです♡』

Oh!!!!!Noooooooooo!!!!!

 ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ

あれ、さっきよりザワザワしてない?

『在校生が来たみたいですね』

(ってことは、姉さんも?)

『はい、ファイトだよ!』

まだ、母さんや姉さんには試験に遅れた事を言っていない。

合格した。

とだけ言った。

つまり、頭お花畑な姉さんは
「レイン君!Sクラス!凄い!」
ってなってるはず。

しかも今年はSクラスが10人だけ。
精鋭クラスだ。


いや、待てよ?

俺のクラスってある意味じゃ超精鋭クラス…?

姉さんの脳みそなら……

「レイン君一人のGクラス!?それって凄いじゃない!!超超超精鋭クラスじゃない!!」

あー、姉さんならこうなるな。

まぁ、姉さんに嫌われなければ俺は何でも良い。

周りの視線は今世最大に気になるが。




「入学式を始めます。まずは、校長先生の挨拶です。」

ハゲ頭がきた。
「フォッフォッフォッ!フォッっごほっこほっごほおおっ!………。どうも校長のアイクだ。」

「「「「…………………。」」」」

(…………………。やべぇ、笑い堪えるのが辛い。)

『何も面白くない気がしますが………………。』

(俺は前世からシケ笑いが好きなんだよ。シケた時の間が最高なんだって。皆で心を合わせて、敢えて静かにする当たりとか。これ、一時間は語れるぜ。)



「………。ところで……今年は優秀な者が多かった。…………一人を除いてな。」



ぎろっ



全校生徒の目が一点に集中する。
目から光が出せたら、一瞬で炭になってると思う。



「………………。」

(助けて神ちゃん。)

『ぎろっ』



「まぁ、Gクラスの君。頑張ってくれ給え。Sクラスは精鋭中の精鋭だ。過去最高レベルにな。では長話もなんだから、生徒会に任せるかな」


(やっぱり…何か、悲しく…なってきた…)


イケメンがやってきた。
「私は生徒会会長のメロスだ。是非Gクラス以外の君達と共にこの学園をより良いものにしていきたい。生徒会にはイケメンであり、成績優秀でなければ入れない。Gクラス以外の男子諸君、私のように頑張り給え」

(走れ?)

『メロス』

(性格?)

『ワロス』

(よくできました。……ってか酷くない…?)

『流石に、使える者としては怒りたくなってきました。…………遅刻したレイン様に』

(俺かよ…)


「続いては、首席。王女。ルーラ様のお話です。」

ザワザワザワザワ

(まぁ。こうなるわな)

「今年は優秀者が多いそうです。私も含めてSクラスが11人います。互いに高め合っていければ、学園をより良い物にできると思います。誰かを見下す事無く、皆が生き生きとした学園生活を送れるように頑張りたいとおもいます。これで終わります。」


ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ


(11人の中の1人に俺含まれちゃってるよな…やめてくれと言ったのに…心無し、ルーラ怒ってる気がするなぁ)




「では、毎年恒例、決闘を行います。全校生徒の皆様、訓練所へ集まってください」

(決闘?あの決闘か?)




訓練所…ねぇ。闘技場に見えるなぁ。
観客席まであるし。

「では、決闘を始めます。決闘とは、全学年のSクラスの首席で戦ってもらいます。そして、各学年に於いて目指さすべき目標を知ってもらうという行事です。ルールは、相手が気絶するか降参したら勝ちです。魔法の使用は可能です。武器は木剣を用いて下さい。体術も可能です。」

(何か、楽しそうだなぁ)

「お前はしっかりと目に焼き付けておきなさい」

後から女性が話しかけてきた。
担任の先生である、ラグナ先生だ。
薄い金髪で日に当たると輝いて見える。
美しい。
ここまで来ると俺専属教師だな。
悪い気はしない。

「はーい」
軽く返事をしておく。


「では決闘を開始します!!」

首席同士の戦いが幕を開けた。









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