創造と学習のスキルを手に入れたので薬でステ上げします
ハロー、ワールド(2/2)
「グギアァァァァ!!」
オーガが痛みに悲鳴を上げる。
怒りの込められた一撃。それを少女は左手に持った盾で凌ぐ。
再びオーガは攻撃の構えをとるも、構えをとった時の一瞬の隙を突いて少女は駆け出す。
―一閃、少女が長剣を薙ぐ。
オーガは腰のあたりから上半身を切り裂かれ、その場に倒れた。
「・・・すっげ。」
思わず漏れた感想を聞き流し、少女は言った。
「・・・大丈夫だった?」
「あ、うん。ありがとう、助かったよ。」
「怪我がないようで良かった・・・」
ほっと安心したように肩の力を抜く少女。
「・・・可愛い。」
「え?なんか言った?」
「え!?あ、いや、なんでもない。」
「ふぅん・・・?ま、いっかぁ。」
再びちらりと少女の方を見る。
可愛い。凄く可愛い。ショートヘアーに小さな顔、澄んだ瞳。
前の世界にいたらもちろんクラスで1番モテそうな位の美少女じゃないか。
「君、どこから来たの?どうしてオーガに?」
不意に質問されて言葉に詰まる。
嘘をついても直ぐにバレてしまいそうなので本当の事を言うことにした。
「あ、あぁ。実は俺、この世界に転移してきたんだ。」
「転移者かぁ・・・えっと名前は・・・ふうん、ヒロって言うんだ。」
「・・・なんで俺の名前がわかるのさ。」
何気ない質問に苦笑しながら彼女は答える。
「ステータスを見たからに決まってるじゃない。えーと・・・・・・へぇ!ヒロってスキル持ちなんだ!」
「え?そうなの?」
素っ頓狂な声が盛れる。彼女はため息をつきながら続けた。
「はぁ・・・この調子じゃ神様に何も聞かされずに転移したみたいね・・・」
「他にも転移者っているのか?」
「えぇ、まぁ。と言っても数十年に一度現れるかどうかって感じね。転移者の多くはこの世界についての知識を神様から聞かされてくるの。」
―あの幼女め。さては面倒くさがって説明端折ったな・・・?
そんなことを考えていると
「あ、私はユリア。ユリィでいいわよ!」
「あ、おう。俺もヒロでいいよ。よろしく、ユリィ。」
こうして俺―ヒロは、異世界で初めての友人―ユリアを得るのであった。
オーガが痛みに悲鳴を上げる。
怒りの込められた一撃。それを少女は左手に持った盾で凌ぐ。
再びオーガは攻撃の構えをとるも、構えをとった時の一瞬の隙を突いて少女は駆け出す。
―一閃、少女が長剣を薙ぐ。
オーガは腰のあたりから上半身を切り裂かれ、その場に倒れた。
「・・・すっげ。」
思わず漏れた感想を聞き流し、少女は言った。
「・・・大丈夫だった?」
「あ、うん。ありがとう、助かったよ。」
「怪我がないようで良かった・・・」
ほっと安心したように肩の力を抜く少女。
「・・・可愛い。」
「え?なんか言った?」
「え!?あ、いや、なんでもない。」
「ふぅん・・・?ま、いっかぁ。」
再びちらりと少女の方を見る。
可愛い。凄く可愛い。ショートヘアーに小さな顔、澄んだ瞳。
前の世界にいたらもちろんクラスで1番モテそうな位の美少女じゃないか。
「君、どこから来たの?どうしてオーガに?」
不意に質問されて言葉に詰まる。
嘘をついても直ぐにバレてしまいそうなので本当の事を言うことにした。
「あ、あぁ。実は俺、この世界に転移してきたんだ。」
「転移者かぁ・・・えっと名前は・・・ふうん、ヒロって言うんだ。」
「・・・なんで俺の名前がわかるのさ。」
何気ない質問に苦笑しながら彼女は答える。
「ステータスを見たからに決まってるじゃない。えーと・・・・・・へぇ!ヒロってスキル持ちなんだ!」
「え?そうなの?」
素っ頓狂な声が盛れる。彼女はため息をつきながら続けた。
「はぁ・・・この調子じゃ神様に何も聞かされずに転移したみたいね・・・」
「他にも転移者っているのか?」
「えぇ、まぁ。と言っても数十年に一度現れるかどうかって感じね。転移者の多くはこの世界についての知識を神様から聞かされてくるの。」
―あの幼女め。さては面倒くさがって説明端折ったな・・・?
そんなことを考えていると
「あ、私はユリア。ユリィでいいわよ!」
「あ、おう。俺もヒロでいいよ。よろしく、ユリィ。」
こうして俺―ヒロは、異世界で初めての友人―ユリアを得るのであった。
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