BLストーリー

卯月//黒月//

天の聖と翔の晴 1

天童 凛雅てんどう りんが目線〉

俺があいつと会ったのはある日の昼休み。




今日は登校中に10人以上の集団に不意打ち食らって遅れて学校にやってきた。アイツら俺が朝弱いの知ってるくせに朝っぱらから元気にぞろぞろと来やがったから、ついムカッときて〇〇〇ピーーしてから〇〇〇ピーーして全員返り討ちにしてやった。
そのせいで制服も血で汚れてしまった。

「はぁ、仕方ねぇか。」

肩より伸びたボサボサの茶髪をガシガシと掻きながら制服を脱ぐ。水道で制服を洗い屋上に干すためだ。

今は上半身裸で屋上のさらに上の屋根(?)で寝転がっている。この場所はハシゴも何も無いのに3mも高いところにあるから誰も来れないし気づかない。

俺は始業式の日にここを見つけて、それから毎日少しずつ物をもってきている。今ではとても過ごしやすくなっている。

暇だったので目を閉じているとだんだん眠くなっていつの間にか寝てしまっていた。次に起きたのは昼休みのチャイムがなったときだった。

「ん、フワァぁ」

よくのび・・をしてから起き上がる。上から降りて制服を取ろうと入口の近くを通りかかった。

"ガチャ"

「「え?」」



墲內 慶翔むない けいと目線〉

俺は文化委員の委員長をしている。見た目は他の奴らがよく言う地味でしょぼくて、キモイだ。
まぁ実際黒髪黒縁メガネ+前髪と確かにその通りだ。

だがそんなことはどうでもいい、今は何故こんなめんどくさいことをしないといけないのかだ。それは俺が昼を作り忘れて購買でパンを買ったはいいが、飲み物は買えなかったし食べる場所も無くなっていたことだ。

「はぁー、仕方ない。屋上にでも行くか。」

その瞬間購買の周りにいた人達がざわついた。何事かと思っていると友人のひとりが話しかけてきた。

「おい、やめとけってあそこにはあいつがいるんだよ!」

「あいつって誰だ?」

「だからあの!祭悪の天童だよ!天童……あれ?あいつの名前ってなんだっけ?」

なんだ、そのうさんくさそうなやつは。どうせ誰かの妄想だろう。

「なぁそれってお前あったことあんのか?」

「いや、遠目なら見た事あるけど学校にいるのは見たことないかな……」

「じゃあそれはウソだ。」

「まさか行く気なのかよ!?」

「?そうだが……」

「おお、俺は行かねぇ!」

「誰も付いてこいなんて言ってないぞ?」

「……うッ」

「じゃあな」

「あ、まって……インチョ……」

「心配してくれてありがとうな!セイジュ」

「う、ん……頑張れよ?」

「おう!」

そうして俺は屋上に向かった。






〈???(セイジュ)目線〉

あいつってなんであんな性格かっこいいんだろ(見た目あんななくせに、髪整えてコンタクトにしたら絶対モテるだろ)。それより本当に大丈夫かな……

タッ。

人がばらけ始めたところでセイジュ、伊藤 晴樹いとう はるきは委員長の後を追っていった。


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