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大切な人

ウミネコ

リュウと私の天秤

分かってる。
りゅうが寂しいって思ってることくらい。


頼れる親戚もいない私のそばに居るリュウ、でもどうしても私は夫だった人を許せない気持ちがある。

戻る気は無い。リュウ、ごめんね
私は……リュウを夫の元で育てたくなかった。
りゅうの笑顔が私の支えだったから
ママって言ってハグしてくれるりゅうが愛おしかった。

それだけだ、それだけで……生きよう思えたんだ。

りゅうが望むのなら父親のとこに行けばいい。
りゅうの苦しむ顔みたくないから……


ごめんよこんな生活で

私はベットで泣き、泣き疲れて声が枯れて……それでも寝れず携帯ゲームを起動させ気を紛らわせようと思った。

ゲームの試合中は笑っていたけど…

ゲームのミッションとか終えてイチと2人だけなった時だった。

「ケット、おまえ…泣くの我慢してねぇか?」

「私はいつもどうりだよ……」
「いや、元気ねぇよ。何があったんだ」
「いやりゅうがね、3人での生活求めてて……かと言って、りゅうにはいいだろうけど私には耐えるような生活はもう出来ない。」私は気がつけば過呼吸なりかけながら泣いていた。

「そうか……離婚前ケット、かなりもがいてたのは知ってるから俺は戻るなと言いたいが子供のためって考えてしまうんだろ?……ケット……君はどう幸せなりたいか考えて、りゅう君がでは無い、ケットがどう思うかだよ。」

「いち……ありがとう」
「ま、俺がりゅうくんのおとうさんなってもいいかもだけどね!」と笑って言った。
「まっさかー」私は笑ってジョークと思ってた。
「でも俺的にはりゅうくんが嫌がらなきゃ、まじでいいなと思うよ。子猫ちゃん?」
「さすがにどうなんだろうね。」
「今度3人で出かけようか、俺がりゅうくんと出かけてみたいんだ。」
「あ、うん…いいよ?」
「おっし!じゃ、プラネタリウム行こうよ!」
「……りゅうが寝ちゃうかも」
「……ふとロマンチックにと思ったけど俺もだわ」と言って2人して笑った。

話して決まったのはりゅう含む私達3人で食事行くことなったのだった。

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