普通な人が異世界行ったら普通じゃなかった。

のてお

金欠

金が、ない。
シアに来てからまだ2週間だ。なのにもう金がない。
まず宿代。
30日毎日2000マレかかるので6万マレ。これで残り9万マレだ。服が約2万マレ。
食費が1回500マレぐらい。1日2回で30日
全部で約3万マレ。その他いろいろ買ったら残り1万マレになってしまった。

マレマレうるさいな。

せめて服でもZ●Z●TOWNとかユ二●●とかがあったらいいのだが、そんなものはない。仕方ないので古着屋で買った。

宿屋は1週目で更新しますか?
と言われたときにちょっと待ってください、
って言ったら看板娘の闇が見えたのでそのままにしておく。

要は金が無いのだ。決して作者がこれ以上展開が思いつかないからでは無い。けっして。

俺は働くことにした。と、いうことでギルドハローワークに行く。この世界のギルドは商業ギルドとか鍛冶ギルドとか冒険者ギルドとかが全部一緒になっている。
その中で冒険者課とか商業課とかに分かれてるそうだ。

味気ない。

ギルドに入ると受付があった。銭湯の番台みたいだ。別に女湯は見えない。

「新規登録はこちらでどうぞ。」
スゴイ。一発で新規って見抜いた。

「新規登録お願いします。」
「登録料5000マレです。」
婚活サイトかよ。
なけなしの5000マレを出した俺は紙に名前を書く。これで終わりだそうだ。5000マレは何に使うんだ。

「ではこちらがカードです。」

そのカード。よくわからない金属で出来ている。俺の名前が印字されている。

「それは技術都市バッカで開発されたカードでとある物理学者が一生をかけて開発したんですよ。」
舌を出している物理学者しか思い浮かばない。
「絶対にサビないし傷が付きません。再発行は出来ないのでおねがいします。」
失くしそうだ。
「失くしそうだ、という人はあちらでギルドカード入れを販売しています。」

上手くできた商売だ。

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