小人のメイドと送る異世界ファンタジー

EZISON

戦略

 世界各地で起きている、領土略奪戦争。しかし、その実態は、血が流れることはなく平和的に行われている。なぜなら勝敗は戦略ストラテジーゲームでつくからだ。ことさら領土略奪戦争というより。縄張り争いと言った方が正しいかもしれない

   その世界で、水産資源が豊富でなおかつ大陸資源も多く取れる、まさに夢の島のような場所がある。そんな場所を領土を拡大しようとしているものたちが見逃すはずがない。

しかし、その島は、300年もの間支配者が揺るぐことはなかった。そんな島にまた一つ攻め込もうとする、愚かな集団がいた。


 「なあララ、このゲームルールは、さっきの説明どうりでいいんだよな」

「はい、問題ないです」
 このゲームのルールは簡単。現実世界の環境が物も天気も全てリアルタイムで反映されている。だからマップやゲーム内の天候も全て現実と同じだということ。
 だからこその領土略奪戦争、縄張り争いである。
 「一つ確認するぞ、さっきの話は本当なんだな」
 
「はい、少なくとも実戦で投入されたという話は聞いたことがありません。」

 「ならこの戦い勝ったな」 

「へっ?なんで?」

「ロロ、失礼ですよ」

「いいんだよ、ララ。この戦いに勝った理由?そんなのかんたんさ、もうすぐこの島には、嵐が来る、見た感じ後1時間後くらいかな、そうなれば軍行は、厳しくなる。だから足の速い船で相手を撹乱して時間を稼ぐ。あとは、簡単なお仕事さ。沖合で嵐に捕まった敵艦を切り札で一気に沈める。ここに負ける要素があるかい?」
 
「確かにそうなれば必勝ですが嵐が来る保証なんてないのでは?」

「ん?みんな天候の読み方知らないの?」

「すみません私たちでは日々移り変わる天候など読むことなどできません」

「まぁいいさ、天気を読むのは難しいからね」
 
「それで、なぜ嵐が来るのか、だったな。それは、今が雲一つない快晴だからだ。それに、さっき風向きが海の方へ変わった。昼間は陸の方へ風は吹くはずなのに海の方へ風が吹くってことは、そんだけでかい低気圧が近くにあるってことだろ」

「何を言っているのかララには、理解できませんでしたが、なんとなく嵐が来る理由はわかりました」

「んじゃ、こんな嵐が来る前にわざわざ攻めに来たお間抜けさんをボコるとしましょうか」

そう言いながら桜雅は、足の速い巡洋艦を50隻ほど、敵軍に向けて発信させた。






 

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