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とある快晴の日の運命の

ノベルバユーザー246831

第1話 始まりの警鐘

   快晴と秋風の涼しい午前10時と約30分。体育祭が終わり、がらんとした校庭は、何とも言葉にし難い哀愁を漂わせ、少し冷たい風を運んでいた。
    だが、そんな快晴の日にも関わらず行われる図形の授業のせいで気分は最悪だった。
    ネジが緩んで壊れかかったコンパスと落書きだらけになった定規片手にだらだらと進んでいく授業は退屈以外の何物でもなかった。
「この問題をー……35分くらいまでに解いてください。」
    いつも通りにカリカリとシャーペンの立てる音。いつも通り過ぎる授業の光景と、嫌いな単元、さらに心地良く頬を撫でる秋風によって一気に眠気が誘われる。
   このままちょっとくらい_____
眠気に誘われるままに瞼を閉じかけ、視界が暗転しようとした、その刹那。
     バンッ…………
普段、耳にするはずのない、その音は、感じたことのない嫌な予感を考えることを放棄した思考に突き刺した。

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