義理の妹に惚れた俺は夢を見る

ゴッドアイ

第4章「はじまる夏」


お泊まり会から1週間がたった


俺はあの告白を振ってしまった

あんな子がもう俺に告白をすることはもうないと分かっている
でも、妹は大好きなんだ
俺のシスコンはやめれない
だが、最近普通の恋もしたいと思ってきてしまった
妹に失礼じゃないか...
まぁ、そんな事を考えながら家に帰ると...
「ただいまぁ...」
俺が家に入ると...
バッ
ぎゅぅ
何かが俺に抱きついてきた
「お兄ちゃん、終わったよ、私たちの人生...」
その何かは俺の自慢の妹だ
妹は泣きながら俺に言う
俺はそれにどうした?と返す
すると、意味のわからない言葉が返ってきた
「お母さん、別居するって...」
「はぁ!?」








俺は驚きでいっぱいだった
だが、テーブルに1つの手紙が置いてある

真理、悠斗へ

急ですがお母さんは別居します

何かあったら連絡してください

理由は仕事が家では集中できません

お金はどうするか、そう思いましたね?

お金はお母さんの部屋に貯金が入っているのでそれを使ってください

2億あります

お母さんの事を分かってください






母より









...なんじゃこれ
「お兄ちゃん、貯金きつくなったらバイトしてね」
真理が俺の手を掴んで言う
俺は頷く
「お前も高校入ったらバイトしろよ、てか俺はもうするわ…」
真理はニコッと笑う
そして
「お兄ちゃん、頑張って!」
俺はその言葉によって心が激しく動いた








───夏休み前日
どうにかバイトは入ることができた
レストランのバイトだ
夏休み前にバイトに入って大丈夫かな?
夏休み休みあるかな
で、今は学校だ
「なぁーなぁー、今度カラオケメンバーで海行かない?確か光の別荘海の近くにあるんだよね?」
正樹が光に聞く
「うん、そうだよ」
今は俺の机の周りに光、正樹、心、琴音がいる
「んじゃ、決定!」
「いや、俺はバイトあるかもしれない...」
喜ぶ正樹を見て言いづらいが言ってしまった
「んー、休みあることを祈ろう」




そして明日から夏休みである





────バイト

「あの...バイトって休みありますか?」
俺は店長に休みを聞きに行くすると...
「君は休みがあるか確認する必要は無い」
「どうしてですか?」
この後、衝撃的な事を店長は言う
「君、クビ」





こうして俺はバイトをクビにされた
そして海に行けるようになった





だが、海まで後15日
俺と真理は楽しみで仕方なかった




そして海まで後13日の夜


琴音がうちにきた
琴音は夏休み中なら来てくれるらしい
さすが琴音だ
琴音は家事ができるからな
ほんとに助かる



「悠斗、海楽しみだね...」

皿を洗っていると後ろから琴音が話しかけてきた
「あぁ、そうだな…」
俺は思っていることを素直に言う
すると...琴音は恥ずかしそうに言う
「お泊まり会の時ごめんね...」
琴音は俺に謝る
琴音は悪くないはずだ
「いや、琴音は悪くないよ…」
俺がそう言うと琴音は...
ギュッ
俺に抱きつく
「琴音!?どうしたんだ!?」
琴音がかわいく見えてきて...
って何ドキドキしてるんだ俺は!?
それにしても、琴音って温かいな
半袖だから体に琴音の肌がくっつく
「悠斗、ごめん...我慢出来なかった...」
「我慢!?」
「いや、ごめん...好きな人を想像してたら我慢できなくて悠斗に抱きついちゃった…ははは...」
琴音はわざとらしく笑う
なんだよ俺
少し期待しちゃったじゃねぇか
「本当は好きだけど」
琴音が何かを小さい声で呟く
「ん?何か言ったか?」
「ううん、何も...」
何か言ったように見えたんだが...
気のせいかな




「ねぇ、悠斗一緒に風呂入ろ」



!?
何言ってんだよ
「無理だ」
「いいじゃん、小さい時は入ってたんだから」
小さい時は小さい時だ
琴音はかわいい顔を膨らませてこう言う



「じゃあ、一緒に寝よう?」





俺は何故か断れなかった








────こうして俺はかわいい幼なじみと寝ることになった









次回
第5章「お散歩」




攻める琴音


そして琴音に対しての想いを変える悠斗

そしてその2人を見てる真理




この後真理のアピールが始まる























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