転生して妖精になったので楽しむ事にした

青い牡丹

「…なさい、起き…い、起きなさいな」

 「…はっ」

 俺は誰かに揺すり起こされた。

 「起きましたね、これで今年産まれた3人に話が出来るわね。ここは妖精の国ニンフィーよ、それと私はここの女王よ。それじゃあ、あなた達に名前を授けます」

 俺は女王様の話を聞きながら、周りを見た。

ここは大きな広場みたいな所に、俺と女王様と産まれたばかりだろう2人の妖精がいた。

 「あなたは、イグニーよ」

 赤い見た目の妖精に言った。

 「次はあなた、名はパーニ」

 青い見た目の妖精に言った。

 「最後はあなた、アイレよ」

 最後は俺に言った、これからは俺はアイレになった。

 「これからよろしくね、住む所は好きにするといいわ」

 女王様は俺達に微笑みながら、どこかへ飛んで行った。

 「僕はイグニーかー、よろしく」

 「あたしはパーニ、よろしく、です…」

 「俺はアイレ、よろしくな、…それで住む所はどうする?」

 俺はイグニー達の方を見て、どうするのか聞いた。

 「僕は火がありそうな所を探すよ」

 「あ、あたしは水がある所を、さ、探そうと思ってる…アイレはどうするの?」

 俺パーニにそう問われ、少し考えたらパッと思い浮かんだ。

 「俺は風が感じられる所がいいかな」

 「それじゃあ早速僕達の家探ししよう?」

 「それいいね!」

 俺はイグニーの提案にのった。

 「あたしも、いいと思う…」

 「じゃ決まり、行こう!」

イグニーは背中から炎の羽根を出す。

 「う、うん」

パーニも背中から水の羽根を出す。

 「いいよ」

 俺は背中から羽根が出るイメージをした、そうしたら何となく背中から風の羽根を出す事が出来た。

 俺たちは羽根を動かし、広場から飛び立った。

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