恋愛委員会!
033
 太がレタスをちぎったものと雅の手料理を食べた翌日。
「さて、私の料理で苦しんだ兄貴を見に行ってみようじゃないか。あれだけ悲痛な叫びをあげるほどのものを出したんだからきっとこれで学園では家でやるような気持ち悪いことはしなくなるはず。では兄貴の部屋へ行ってみよう!」
 太がもがき苦しんでいるか、夜も眠れない状態になっているだろうと予想しながら雅は太の部屋の扉をノックする。
「兄貴〜。いるんだろ?朝飯だからはやく起きないとまた余裕がなくなるよ〜」
 気分がよさそうに雅は太を起こす。部屋からの反応は
「マ、マイシスター。い、今起きたから仕度してからリビングに行くから先に行ってて」
 お、少ししどろもどろだ。やった!こんなことまた私にされるの考えると多分もうあんなことは流石にしないだろう。私の勝ちだ!
 太の声を部屋越しに聞いた時はそう思っていたが、リビングに来た太を見て雅は自分の目を疑う。
 なんと、気分が悪い状態でいるんだろうと思っていたのが逆に、お肌がツルツルになり、とても気分が良い太だった。
「あ、兄貴!何でそんなに気分良さそうな?昔私のご飯食べて死にそうになってたから私が嫌がらせでご飯作ったのに!何で」
「マイシスター。自分で言ってて辛くないかい?それにそんな昔のことは忘れたよ。雅ちゃんのお兄ちゃんでいる限り私は雅ちゃんの欠点でも受け入れる。これも大事なことだからね」
 くっ!やって損した!これじゃ私馬鹿みたいに自分をおいつめたみたいじゃない!くそッ!
「もういい!私もう学園に行くから!ご馳走さま!」
 雅は怒りながら玄関に向かい、家を出て学園に向かう。
「全く。妹想いもいいけど今の反応は間違いだと思うわよ太ちゃん」
「な、何のことだいマ、マ」
 太はが太を見るとだんだん太から大量の汗が出て来ていた。
「しかしよく騙せたわね。お肌がツルツルになってるのは夜も無心で汗を拭きまくっていたからかしら」
「や、やっぱりママは騙せないか。実は昨日のお風呂の後から急に汗が大量に出てきたんだ。まぁ雅ちゃんの料理が原因かもしれないけどそんなこと言わないよ。なぜなら俺は雅ちゃんの兄貴だからね!」
「全く。汗ダラダラで言われてもかっこよくはないわよ。学園には連絡しておくから遅刻してでも行きなさい。いいわね」
「わかったよママ。迷惑かけてごめんよ!」
 太は太母にハグしようとしたが太母は汗が体にベタつくのが嫌だったので太の頭を手で抑えて
「わかったから大人しく落ち着くまで休んでいなさい。それじゃ私も仕事に行くから。なんども言うけど遅れてもいいからちゃんと学園に行くのよ。学園に行かなかったら」
「まぁ行くけど。もし行かなかったら?」
「今日は太ちゃんの大好きなそこらへんの犬の唾液を夜ご飯にあげるわね」
 こ、怖いよ!ママ!やめてよ!そんなことされたら俺流石に泣いちゃうし胃がやばくなるよ!
「必ず学園に行きますのでそれだけはどうかご勘弁を!」
 土下座しながら太は太母に言う。太母はそれを見た後流石に土下座までしたし、学校をサボったことがない太が今更するわけないだろうなと思って、仕事の準備を始め、支度ができると玄関に向かう。
「じゃママは先に出るけどちゃんと戸締りするのよ!」
「はーい。行ってらっしゃい」
 こうして太母は仕事に行き、太は家で落ち着くまで休んでいた。
 そして、太はお昼前に学園に向かったのだが、太が不在の間に学園では1つ喜ばしいことが起きていた。
「さて、私の料理で苦しんだ兄貴を見に行ってみようじゃないか。あれだけ悲痛な叫びをあげるほどのものを出したんだからきっとこれで学園では家でやるような気持ち悪いことはしなくなるはず。では兄貴の部屋へ行ってみよう!」
 太がもがき苦しんでいるか、夜も眠れない状態になっているだろうと予想しながら雅は太の部屋の扉をノックする。
「兄貴〜。いるんだろ?朝飯だからはやく起きないとまた余裕がなくなるよ〜」
 気分がよさそうに雅は太を起こす。部屋からの反応は
「マ、マイシスター。い、今起きたから仕度してからリビングに行くから先に行ってて」
 お、少ししどろもどろだ。やった!こんなことまた私にされるの考えると多分もうあんなことは流石にしないだろう。私の勝ちだ!
 太の声を部屋越しに聞いた時はそう思っていたが、リビングに来た太を見て雅は自分の目を疑う。
 なんと、気分が悪い状態でいるんだろうと思っていたのが逆に、お肌がツルツルになり、とても気分が良い太だった。
「あ、兄貴!何でそんなに気分良さそうな?昔私のご飯食べて死にそうになってたから私が嫌がらせでご飯作ったのに!何で」
「マイシスター。自分で言ってて辛くないかい?それにそんな昔のことは忘れたよ。雅ちゃんのお兄ちゃんでいる限り私は雅ちゃんの欠点でも受け入れる。これも大事なことだからね」
 くっ!やって損した!これじゃ私馬鹿みたいに自分をおいつめたみたいじゃない!くそッ!
「もういい!私もう学園に行くから!ご馳走さま!」
 雅は怒りながら玄関に向かい、家を出て学園に向かう。
「全く。妹想いもいいけど今の反応は間違いだと思うわよ太ちゃん」
「な、何のことだいマ、マ」
 太はが太を見るとだんだん太から大量の汗が出て来ていた。
「しかしよく騙せたわね。お肌がツルツルになってるのは夜も無心で汗を拭きまくっていたからかしら」
「や、やっぱりママは騙せないか。実は昨日のお風呂の後から急に汗が大量に出てきたんだ。まぁ雅ちゃんの料理が原因かもしれないけどそんなこと言わないよ。なぜなら俺は雅ちゃんの兄貴だからね!」
「全く。汗ダラダラで言われてもかっこよくはないわよ。学園には連絡しておくから遅刻してでも行きなさい。いいわね」
「わかったよママ。迷惑かけてごめんよ!」
 太は太母にハグしようとしたが太母は汗が体にベタつくのが嫌だったので太の頭を手で抑えて
「わかったから大人しく落ち着くまで休んでいなさい。それじゃ私も仕事に行くから。なんども言うけど遅れてもいいからちゃんと学園に行くのよ。学園に行かなかったら」
「まぁ行くけど。もし行かなかったら?」
「今日は太ちゃんの大好きなそこらへんの犬の唾液を夜ご飯にあげるわね」
 こ、怖いよ!ママ!やめてよ!そんなことされたら俺流石に泣いちゃうし胃がやばくなるよ!
「必ず学園に行きますのでそれだけはどうかご勘弁を!」
 土下座しながら太は太母に言う。太母はそれを見た後流石に土下座までしたし、学校をサボったことがない太が今更するわけないだろうなと思って、仕事の準備を始め、支度ができると玄関に向かう。
「じゃママは先に出るけどちゃんと戸締りするのよ!」
「はーい。行ってらっしゃい」
 こうして太母は仕事に行き、太は家で落ち着くまで休んでいた。
 そして、太はお昼前に学園に向かったのだが、太が不在の間に学園では1つ喜ばしいことが起きていた。
「恋愛」の人気作品
書籍化作品
-
-
337
-
-
11128
-
-
140
-
-
4
-
-
440
-
-
1
-
-
49989
-
-
93
-
-
1168
コメント