異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

アルダスと弓道寺の特訓

ガイアラーの森の近くまで来たアルダスと弓道寺。


「ではお前の実力見せてもらうぞ弓道寺。カルナクはすごかったがリーダーであるお前がまだ強いのか見たいからな」


「それもそうだな。たしかに城に行く云々よりこちらの方が今は大事だよな。わかったいいだろう。私の義足の調子を確かめる良い機会だしな」


 弓道寺はアルダスから距離を置く。


「その足、まだ本調子ではないのか?弓道寺?」


「いんや大丈夫さ。ただリハビリしかしてなくてな。戦闘にまでに活かせるかは試していないからな。いい機会だし試そうとな」


「そうか。ならば来るといい」


 アルダスが身構えると、早速弓道寺は攻めにかかる。


「行くぞ、ブーストレッグ。ギア1!」


 弓道寺の足からガチャンという音がし、弓道寺はアルダスの元まで攻める。


「ギア1。レッグショット!」


 義足でアルダスを蹴る。
 アルダスは腕を前に交差し、弓道寺の攻撃を受け止める。


「これが義足の力か。たかがしれているな。この程度じゃ」


 アルダスは言うと、弓道寺は笑う。


「はっはー。いきなりトップギアで行くわけないだろう。それに準備運動でもトップギアは見せる気は無いよ」


「余裕だな。ならば少し強めに攻撃するぞ」


 アルダスは受け止めた義足を手で掴み、体の近くまで勢いよく引っ張る。


「3倍・・・インパクト!」


 ビキビキと腕に力が入ったアルダスのパンチを腹に打ち込まれる弓道寺。


「こっふ!」


 少し後方に吹き飛ぶ弓道寺。


「かっは!はぁはぁ。いまの、パンチは、けっこうきいた、ぜぇ」


「そうか。これで少しくらいは本気を出してくれると助かるが」


「ふぅ、仕方あるまい。お前のパンチを受けて少し本気を出すことにしたよ」


 弓道寺は義足に手を当てる。


「行くぞ。これはまだ見せる気はなかったが・・・」


 弓道寺は言うと義足から少し湯気が溢れる。


「なんだなんだ?もう壊すのか?その足?」


「いんや。奥の手の1つだよ。行くぞ。ギア2ファイアレッグ」


 義足が赤色に染まる。
 そして弓道寺はアルダスのもとまでまた詰め寄り、近くまで行くとジャンプする。


「ブレイズインパクト!」


 空から炎の蹴りを放つ弓道寺。


「炎の蹴りならば私は素手で受け止めるわけには行かないな。行くぞ!」


 アルダスは戦斧を抜き、刃のない横向きにしてブレイズインパクトを受け止める。


「オラァ!」


「ぬぅぅぅん!」


 ぱきっん!
 アルダスは斧で弓道寺を押し返す。


「やるな。しかしまだまだ!」


「いやもういい」


 アルダスは戦斧を背中にしまう。


「なんだもういいのか?」


「ああ。これ以上やるとお互い準備運動じゃ済まないからな。しかしお前あれでギア2なのか?」


「そうだな。まぁもう少し鍛えればもうちょい上のギアまで使えるかも」


「奥の手がしょぼいな。なら明日までに少し鍛えよう。今から」


 アルダスが言うと弓道寺は


「それはありがたい。鍛えてくれるなら是非頼む。私は今結構な実力不足だと思うからな闘将さんに鍛えてもらうなら好都合だ」


「闘将というなと言っているだろうに全く。とりあえずやるか。やるからには厳しくするから覚悟しておけ」


 こうしてアルダスと弓道寺はガスタ一味との決闘まで修行を始めた。




 その頃のガスタ一味は・・・

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