異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

ダーラスとアルダス

  一方理人たちがガイアラーの森を進んでいる間ガイアラン皇国では、ガイアラン会議で決まったアルムの屋敷へと向かったダーラスは屋敷に泊まり込み、アルム家を調査していた。


「さて、本当にアルム家は今後もガイアラン皇国のことを考えて尽くしているかを調査させてもらうぞアルダス」


 ダーラスはアルムの屋敷まで案内させ、その場にいるアルダスに言う。


「ああ。私の忠義はガイアラン王に全て捧げている。まぁ2人も裏切り者を出しているアルム家など信用できぬか」


 アルダスはダーラスにそう言うが別にダーラスは本気でアルダスを疑っているわけではなかった。でなければアムライなどが攻めてきた時、奴らに立ち向かいはしないはず。
 しかし、立場的にはもはやアルム家は裏切り者の一族にほぼ近いのでアルダスの意見などもほぼ無駄になるような感じであった。


「私は別にあんたを信用していないわけじゃない。ただあんたの親とアムライ7が嫌いなだけ」


「親父とアムライ7のやつが?なんでだ?まぁ確かに嫌いな奴はいたが基本いい奴ばかりだぞ」


 アルダスはダーラスに言うがダーラスはアムライ7に恨みがあった。


「私は本当ならこの屋敷のに住み込みでアルム家の調査なんて本当は嫌なんだよ?アムライ7のメンツと会うから。今のやつは確かにいい奴らばかりかもしれない。でも前にいたあいつのことを思い出すと私は腹わたが煮え繰り返る程イライラしてくるの」


「それってもしかしてバイセン・アクトーのことか?」


 ダーラスはバイセンという名を聞いた瞬間アルダスにそこらへんにあったものを投げつける。


「2度とそいつの名前を私の前で言わないで。次にもしもあなたであろうとその名を呼べば殺す」


 ダーラスは珍しくアルダスを睨みつける。


「お、オッケー。了解だ。もう2度とあいつの名前は呼ばない。まぁあいつはアムライ7史上一番最低な野郎だったからな。実力はあるが正確にかなりなんがあった。もしかしたらテムルナが裏切ったのはあいつのせいかもな」


「今のアムライ7は知らないんだけど今無事なアムライ7はどれだけいるの」


 ダーラスはアムライ7の心配をしていたのでアルダスは軽く笑う。


「な、何が可笑しいの?」


「いやアムライ7が嫌いだとか言いながらも心配してくれているからね。やっぱりダーラスはいいやつだよな」


「茶化さないで。今は私とあなた。それにアムライ7の奴らしかまともに戦える奴がいないんだから仕方ないよ」


「そうだな。すまない。とりあえずは2人は確実にこちら側にいる。アルナラとバーラン。こいつらは無事だ。ガイリは行方不明でテムルナは裏切った。そしてパールは死んでしまって。残りの2人は・・・」


 アルダスは残りの2人を言う前に黙る。


「残りの2人は?」


「すまん。親父から聞いてない。副隊長のアルナラに聞けばわかるだろう。多分屋敷にアルナラいると思うからアルナラのもとに行こうぜ」


 そう言ってアルダスはダーラスと共に屋敷を歩く。その間、行方不明になっているガイリは・・・。

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