異世界で目立ちたい!

紫 ヤタガラス

黒影の能力者

「一体黒い影のようなものを出す異能力者はどこに・・・」


 理人は森の中を走り回り、能力者を探す。


「早くしないとガイと実里がやられちまう。そんなやわじゃないと思うけど実里の今の身体能力はわからないから少し不安だ。とりあえず森の中をくまなく探さねば!」


 理人はそう言って走り回る。






 その間、ガイと実里は必死に黒い影の猛攻を防いでいた。


「はぁはぁ。全くいい実戦になっていいが切ってときってもきりがないってのは少しきついな」


 黒い影が攻めてくるたびガイは剣で切りつける。影は消えると消滅するがまたその消えた場所らへんからまた復活する。


「ミノさんよ!無事かい?」


 黒い影を対処しながらガイは実里に声をかける。


「な、なんとか。しかしこの程度で弱音などはけないよ。あの鏡君が頑張ってるんだからね。私も頑張らなきゃ」


 実里は自慢の蹴りで黒い影を倒していく。


「全く。全然強くないのに、数だけは多いんだからな。きついぜ」


 ガイがそう言って黒い影を切りつけていると、近くの木から誰かが言う。


「これもれっきとした作戦なんだよ。悪く思うなよ。吸血鬼は俺たちが倒すから邪魔ものには消えてもらう」


 木の枝の上にいる男が言う。
 ガイが黒い影を倒していて数をこなすように倒していると急に黒い影の対応が変わっていく。
 今まで襲いかかってくるようなことしかしてこなかった黒い影が攻撃をガードしたり、避けるようになり始める。


「なんだこいつら。急に動きが変わってきやがった。ミノ、だいじょ」


 実里にまた声をかけるガイ、そして実里の方を見ると結構ギリギリの戦いになっていた。
 実里の蹴りはガードされ始め、攻撃を行った、後実里は隙だらけになっており、そこを黒い影に狙われなんども危ない状況になっていた。


「はぁはぁ、ヤバイかもね。で、でもこれくらいできないとチリンを助けるなんて言ってられないよ!」


 っと言って異能力を使った蹴りを黒い影に放つ。
 しかし、その蹴りはガードされ、実里は足を掴まれてしまう。


「!ミノ、あぶねぇ!」


 黒い影は実里に向かって攻撃を放つ。


パァン!






 実里たちがピンチになっている頃、森を走り回っていた理人は、やっとの思いで黒い影の能力者を見つけた。


「よく私があの能力を使う能力者だとわかったな」


 能力者は理人に言う。


「この黒い影の戦士を出しているところを見つければ能力者はすぐ見つかると考えていたが、そんなそぶりはなかったからな。手段を変えたんだ。異能力には異能力ってね」


 理人は鏡の能力を使い、鏡で後ろの様子を見ながら森の中を走っていた。
 少しの間、走り回っていると、急に人影のようなものが見えたので、そこに向かって攻撃すると、その能力者は理人の前に現れた。



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